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和田誠司
2022年3月18日 09:26
渋沢栄一の生涯をたどる旅もいよいよ最後となった。これまで連載を読んでいただいた皆さんに心から謝意を伝える。私の中でどこか彼の物語を終わらせたくないという思いがあり、なかなか筆を起こす気になれなかった。人生には始まりがあれば、終わりがある。本稿では、彼の最期の時をご一緒頂ければ幸いである。彼は1909年に第一銀行頭取と東京貯蓄銀行取締役会長を除き、企業の相談役や監査役の職を辞した。その後、19