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呼吸と断捨離の境界

 喘息もCOPDも閉塞性換気障害を呈する疾患です。これを平たく言い換えますと、うまく息を吐けないということです。

 息が苦しいと空気を吸いたくなりますが、吸うためには吐かねばなりません。吐ききらないうちに吸おうというのは、膨らんだ風船に空気を入れ続けようとするようなものです。いずれ吸えなくなりますし、無理矢理空気を押し込めばパーンと破れます。

 呼吸。

 呼気とは吐く息、吸気とは吸う息です。

 呼吸は吸呼ではありませんから、必ず先に吐く息があって、それから吸う息が訪れます。これは病気の有無に関わらず、とても大切なことです。

 陰陽論でみますと、呼気は陽、吸気は陰でしょう。成程、弓道では全ての動作は呼気と同時に起こりますが、あれは理に適った教えだったのだと懐古します。

 
 当然、住居に於ける物質の寡多も同様です。

 場所がなければ物を増やすことはできません。外付けの置き場所を用意したり、広い住居に引越したりするのも選択肢にはなりますが、それは対症療法に過ぎず、根本的解決にはなりません。

 それ故に断捨離という思考が必要です。

 もちろん良いものを長く使うに越したことはありませんが、要不要を見極めて洗練していくことは、新たな運気を呼び込むのにも役立ちます。


 さぁ、深呼吸をしましょう。

 呼気が先です。深く吐いて、それから吸う。

 

 そうして視界が開けたら、鬱蒼とした森の出口は直ぐそこに現れることでしょう。




 拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方の気鬱がパッと晴れていきますように。




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#呼吸 #とは

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渡邊惺仁
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