【新月の夜によむ】見えない恩恵
【作品形式】朗読・1人読み
【男性:女性:不問】0:0:1
【登場人物】読み手
【文字数】294字
【目安時間】約2分
世界には
見えないことで
守られていることがある
空気中を高速で飛び交うモノ
聞こえることもない本当のココロ
お金が生まれたケイイ
それらが見えてしまった時
人はどうなってしまうのだろうか
私は
壊れてしまうと思う
人間のつくり
人の心
これらは見えないことで壊れないでいられる
そして
見えないことで
知ろうとするようになるし
自分にあった量で
取り入れることができる
無理に見ようとする必要もなければ
見えないことに不満を抱かなくてもいい
今の自分に合ったモノや
今の自分に合った量を
少しずつしみこませていけばいい
そうすれば
あなたという器を
大切にしてあげられるんじゃないかな
知らずとも
必要ならば
知るだろう
ふさわしい時
必ず来るよ