クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
大人になってこの映画を見返してみると、自分は本当に子どもでしっかりした大人になれていないことを反省する。
物語はしんのすけ一家が、懐かしの大阪万博の舞台を訪れることから始まる。
そこは昭和の懐かしい雰囲気のある街やモノが並んでいる。
次第に大人たちに変化が。
昭和時代を生きた大人たちは、どこか懐かしい雰囲気の虜になり、抜け出せなくなっていったのだ。
大人たちは童心に戻るにつれ、育児や仕事を放棄したりして過去の夢から抜け出せなくなっていく。
ここでしんのすけたち、「カスカベ防衛隊」を中心に大人たちを元の世界に戻すべく立ち上がる。
というお話。
この物語は現代の私たちにも意識していかなければいけない点も多く含まれているなと、私は感じました。
好きな事を突き止める時代、多様性の時代。
そう騒がれる昨今。
子どもの遊びでも大人が本気でやる時代。それはそれで私は趣味や娯楽になるのであれば、問題はないと思う。
しかし、大人が幼稚なあまり、さまざまな事を放置し、子どもたちがみえてないという自分勝手な大人が最近増えているのは確かでしょう。
そして子どもが子どもらしくない、やけに大人びた子どもが増えている可能性も少なからずあるのかもしれない。
これらの話はあくまで大袈裟に話した例ではあるが、ニュースではこうした例も少なくない。
親として、大人としてしっかりしなければと、再確認させられる映画でありました。
また、過去を追うのではなく、来る未来を楽しもうと思えるストーリーではないでしょうか。
では。