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海から考えるSDGs

【OCEANS TOMORROW】

4月22日。年に一度の地球の日。POOLOに入った今年は、これまで以上に意識をしてこの日を迎えることができた。私の好きなブランド、ナショナル・ジオグラフィックと、大好きな海の世界がコラボレーションしたアースデイのイベント。振り返りをしていきたい。

【洗剤ワークショップ】
このワークショップでは、まず、日常遭遇する油汚れ、洗剤が下水道に流れ込むことで、海洋生物への被害に繋がることを認識。
洗剤の代わりに、パスタの茹で汁、米のとぎ汁など日常で再利用できるものを使用し、使わなくなった服などの切れ端でお皿に塗られた油性インク、口紅をこすって落とす実験を行った。
結果、洗剤と同様のスピードで、汚れが落ちることが分かった。
この実験から、日ごろの洗い物への意識を変えることができるだろう。

【ナショジオ エクスプローラー アーシャ・デ・ボスさんによるトーク】
スリランカでシロナガスクジラの研究をされているアーシャさん。シロナガスクジラは音でコミュニケーションを取ることから、観光船が近づくと、そのコミュニケーションを妨害し、上手く行動ができなくなってしまう結果、網にかかり、命を落としてしまうこともある。この現実を見て、気軽に人間が近づいても良いと思うだろうか。アーシャさんは、シロナガスクジラをはじめ、世界の海を守るために活動を行っている。そして、このような現状に、今後の観光の形が注視されている。

【ワークショップ 海洋プラスチックキーホールダー作り】
海に流れ出たプラスチックゴミを集め、圧縮し、キーホルダーとして再利用している、「Novamentand」で活動されている方の元、自分たちも、キーホルダー作りを行った。地球に貢献できる、とても素敵な取り組みであると感じた。

【ココリコ田中さん、かねよ食堂運営ジョンさん、NPO法人木村さん withアーシャさんトークセッション】
アーシャさんを交え、著名人の方々と行われたトークセッション。私たちの知らない海の姿を語り合うことで、新たな想像を生み出す彼らのトークには、聞き入るしかなかった。ここでは、特に印象に残った回答を、記述したい。
ーーー海から何を学んでいるか
(ジョンさん回答)
人間は、人間と自然を区別して考える。でも自然は人間も同じだと捉えている。だから人間も、自然と共存していると言う認識を持つことが、海を綺麗にする第一歩。

ーーーこれからしたいこと
(木村さん回答)
東京湾の周りに住む3200万人。誰か一人がゴミを捨てるだけで海からしたら大ダメージ。そんな人達が、1人でもゴミを拾ってくれる。そういう国になっていったら、東京湾を世界遺産にできると思っている。
(田中さん回答)
自分は、ただ、海の魅力を発信していくのみ。それが、私の仕事だから。誇りだから。

ーーー視聴者質問、もし海に行ったら、自分に何ができるか
アーシャさん回答
自分の得意なことをしなさい。それが、海への一番の愛情。
泳ぐのが得意。料理が得意。写真を撮るのが得意。勉強するのが得意。どんな些細なことでも、必ず自分の中に持っているものがある。それを信じなさい。それをしてあげることが、海の生き物たちへの一番のプレゼント。

【CANDLE JUNEさんによるキャンドルナイト】
浜に流れ着く流木を使用して獣を作り上げるアーティストさん。
今回は東日本大震災で被災後、毎月福島県浜通りで行われ続けているキャンドルナイトを特別に開催。
ロールボックスに大量に積まれたキャンドルが、像の周りに置かれていき、観衆みんなで火を灯していく。そして、暗くなってくるにつれ、雰囲気が良くなってきた。そんな中、JUNEさんが、毎月福島へ通い復興の光を灯していること、キャンドルを通じて被災地のみんなに元気を与えていこうとする姿勢、熱意の表れ、その語り様には、涙を流すしかなかった。

復興のため、みんなにしてほしいこと。
物資の支援、観光ではなく、
「福島に来て、1人でも友達を作って帰って欲しい。」

本人からは、震災の話になってしまい、アースデイとは内容がずれてしまった、と口にされていたが、
それでも、聞いてくれている人たちに伝えたい、という熱意がものすごく、その熱意に本当に涙が出た。これも、アースデイならではなのかもしれない。


【これから】

前回の記事で、SDGsの本質に触れていくためにはまず自分の目で見てみよう、と綴ったが、この日を機に、見てみたい世界も増えた。
・スリランカの沖合に泳ぐシロナガスクジラ。是非、スリランカに行って、海洋生物のことを学びたいと思うようになった。
・かねよ食堂に行く。ジョンさんの話には、身に沁みるものがあった。是非、行って現地の味を堪能したい。
・福島に行って友達を作る。これはもう、JUNEさんが言った通り。浜通りだけでなく、記憶に残さなければいけない被災地を訪問し、私にできることをしたい。

そして、最後にナショナルジオグラフィックのことについてもう少し述べたい。

好奇⼼は、限界を知らない。
国境を超え、惑星を超え、時空すらも超えていく。
人間の本能ともいえるこの果てなき冒険、
そしてその先にある無限の“未知”へ、私たちは挑み続けたい。
それが、ナショナル ジオグラフィックの想いです。
知り、驚き、感動する。その計り知れない喜びのために。
奥地へ。彼方へ。真実へ。つねにその先を目指して。
これからも私たちは、好奇心を刺激し、感動を呼び起こす

このために、生きているとでも言えようか。という理念に、私はこの世で一番共感をしている。地球のために旅をし、発信し、たくさんの人々へ刺激を与えているナショジオのエクスプローラーたちの姿を見て、自分も地球を救うナショジオのエクスプローラーになりたい、というのが一つの夢なのかもしれない。


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