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膳棚へ

1月9日日曜日、久しぶりに霧島のとある山中にある「膳棚」と呼ばれる場所まで登って参りました。

この時期にはその場所に大きな氷瀑が形成されて、それを一目見ようと、多くの…とまでは言えないくらいの登山者が訪れます。「とまでは言えない」というのは、なかなかそこまで行くのか大変だからだと思います。とは言え近年はSNSなどで随分とその名が知られるようになった感もあるし、結構な登山者が訪れているのかもしれないです。よく分からないや(笑)

学生時代の登山サークルの後輩さんに、この膳棚についてめちゃくちゃ詳しく調べている方がいて、よくこの時期になると「膳棚行きましょう!」というお誘いを受けるのですが、今回は「今まで行ったルートの中で最短で膳棚まで行けると思います!」との事。うちはまだまだ子供に手がかかるので、短い時間で山行ができるというのは大変に有り難く、同行させて頂く事にしました。

登山口から見えたモルゲンロート的な風景

登山口までの車道は別れ道を何度か右へ左へを繰り返す道のりで、本当にその後輩さんの事前調査には頭が下がる思いがしました。ちなみに以後その後輩さんの事を「膳棚博士」と呼ぶことにします。登山口に全員集合していざ参らん!

木々の間から見える高千穂峰

ここからの登山道は膳棚まで一気に高度をあげて行くように延びていて…が故にかなりの斜度でした。ほぼ全行程登りっぱなし。でしたが、膳棚博士が終始良いペースで歩いてくれたおかげであまりキツかった感じもなく膳棚の手前まで辿り着く事ができました。

膳棚へのルートを慎重に見極める膳棚博士

ここから膳棚に向けて足場の悪い山道を一気に下ります。

トホホ…

というわけで漸く辿り着いた膳棚ですが、残念ながら寒気の緩みによりほとんど氷の滝は崩落しておりました。膳棚に向かう途中で巨大な氷柱がガラガラと崩れ落ちる音が聞こえていましたが、実際に目の当たりにするとなかなか迫力のあるものです。

この写真の直後、上から氷柱が崩れて落ちてきました。あな恐ろしや。

今年はこんな感じですが…

2011年の膳棚
凄まじい迫力でした

↑11年前に見た膳棚はこんな感じでした。膳棚は行くタイミングによって全く様子が違いますね。

下山中に見えた高千穂峰。雄々しき。

というわけで、その後は僕だけ下山。一足先に帰路に着きました。

膳棚は残念でしたが、でも膳棚博士のおかげで今までよりも随分と早く膳棚まで行けるようになりました。膳棚博士、本当にありがとうございました~!今年まだチャンスがあるか、それとも来年か…。まぁまたかつてのガチガチの膳棚が見られる事に期待したいと思います(^^)

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