新しいギターの話
タケ(左)・しも(中)・健吾(右)とギターを買いにいってきた。
40歳の記念に気合いの入れ直し。一生一緒に戦ってくれる野郎を見つけに行こうという事で。
元はというと、タケが二十歳になる時に、気合いの一本を買うぞと言って(今でもサブとして活躍している)ヴィンテージのテレキャスターを買ったというエピソードがあってね。
それが僕の中ではすごい素敵なエピソードとして印象に残ってるんです。
一念発起して買ってしまおうという勢い付けでもあるんだけど、そのギターを一生大事にするぞと言う思いの深さでもあるよね。タケ、なんだかんだで絶対手放さんもんな。あのギター。
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的はテレキャスターにしぼって、メーカーは問わず。渋谷・御茶ノ水・代官山と場所を、お店を転々と移して弾きに弾いたり。
なかなか姿を表さない運命の一本・・同じクラスのギターでも個体差は大きい。お金を出したからと言って良いギターに巡り会えるとは限らんのです。
「最後は出会いや。ここで見つけられるかどうかはお前の引き次第やで。」
・・竹内さん、プレッシャーえぐいですよ。でもホンマそう思うわ。出会いに気付けるかどうかもまた、自分がそこに相応しいところまで来れてるかどうかな様に思う。
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・・・・ありました。
最終到着地点は御茶ノ水のクロサワ楽器さま。Fenderフロアの品揃えやばいですよ。それも一本一本が恐ろしく的を得た買い付け。どれを弾いても唸るものがありました。
そもそも御茶ノ水は最初行く予定やなかったんですが、タケとシモ(シモはシモでベース探している)のやりとりで御茶ノ水も見てみよう・・となったみたい。そこで引けました。ありがとう、シモ。幸運呼び込んでくれました。
なんかねー、まだ値札もついてない、ほんの2・3日前に店頭にやってきたという一本だったんです。そういうとこもまた運命感じます。
もう一本、少しだけお安い価格帯でこれは!というのがあったのですが、最後は心が震えた方をお迎えしました。第一音で産毛が逆立って体が仰け反りました。「買っても良いかな」ではなく、「欲しくて仕方がない」で喉から手が出た感じです。
「高い方に決めたん?」というシモの問いかけに対して副店長・藤井さん、「いえ、安い方です」。痺れるね。それが高いか安いかはその物の持つ価値に対しての価格で相対的に決まる物ですが。バイヤーとしての自信とプライドを見ました。仕事を楽しんでる少年の目で語ってくれる信頼できる方でした。こういう方から物を買えたのもまた嬉しかったです。
Fender Custom Shop、テレキャスター63年型ベース(ヘビーレリック)
NAMM Show 2017 出展用リミテッド
カリフォルニア州コロナからようこそ我が家へ。男はいくつになってもこういうニューギアには心が踊ります。
今の僕には過ぎたる一本です。でもお迎えしたからには今まで以上に。たくさんの心震える音を生み出して行ける様に頑張って行こうと思います。よろしくお願いしますね。
新しい機材の自慢みたいなお話でした。
聞いてくれてさんきゅー。ほな。