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雑記 5
長いメモ
最近購入したレコードを二つ紹介。その後、最近購入したFUJIFILM Xシリーズのレンズを二つ紹介。
Josiah Steinbrick / For Anyone That Knows You
アメリカはLAのマルチインストゥルメンタリスト、ジョサイア・ステインブリックの先月後半にリリースされたばかりの最新作はコンテンポラリーな音楽を好む方ならきっと気に入る作品ではと個人的には思う。アルバムの曲を全て通して聴いた場合、一聴しただけでは恐らく良さは分からないだろうし、ただ単純に美しい旋律を聴きたかったり純粋にイージーリスニングとしての音楽を楽しみたい方には向かないというか、逆に違和感を覚えるかも知れない。(個人的にはイージーリスニングにも向いていると感じるが)
彼の音楽の根底にあるのは、実験性とミニマリズムなどの現代的な音楽へのアプローチを基軸にしている様に感じる。彼が関わっている他の作品を聴くとそれがよくわかる。(全てじっくり聴いた訳ではないが…)
今回の彼の作品は、一聴すると一部の曲を除いてはよくあるジャズ、ポストクラシカル的なピアノ作品だと思うが、独特の間の取り方だったり、旋律やリズムの曖昧さ、同じフレーズの繰り返し、音数手数の少なさ、どこか辿々しいピアノの演奏、純朴さやプリミティブな要素すらも感じる演奏、それらは意図的、意識的に演奏されているもので、それらを小難しい感じに落とし込むのではなく、簡潔に、短く割と分かりやすく伝えようとしているところなど、従来のありがちな表現では無い先進性も少し垣間見た気がする。少なくとも僕はピアノ作品では今まで聴いた事がない気がしたし、どこか和を意識した様な侘び寂びにも通じる世界すらも感じる。作品から彼の耽美とまでは行かないまでも高い美意識も感じたのでこれは是非レコードで欲しいと思いポチッてしまった。
Black Marble / It's Immaterial
僕がここでお伝えするまでもなく、高い評価を得ているアメリカはニューヨークのブルックリンで2011年に結成されたバンド、ブラック・マーブルの個人的には代表作だと思っている2016年の作品で、新品のカラーヴァイナルでたまたま入荷されていたので購入した。恐らく2021年の再発盤だと思う。
レトロな電子音や太いベースラインの上にリヴァーブの効いた歌声が乗る、一聴すると80年代のポストパンクの様な音楽性だが、その歌声はかなりエモいし聴いていると段々と癖になる。僕がブラック・マーブルのこの作品を知った当時はCDも既に廃盤でなかなか手に入らなかったのでレコードで手に入るのは嬉しい。
欲しかったレンズを二つ買った。そのお陰でかなりの金欠に陥ってしまったが、基本的に自分の写真に必要な物だと感じたので入手するに至った。必要なレンズはこれで揃った気がしている。
XF33mmF1.4 R LM WR
単焦点の方は、発売された当初から欲しかった。買い時を逃して以来、入手が難しくなってしまっていて、本当に最近になってようやく入手出来たレンズなので傷一つ付けない様に慎重に、大切にしなければと思っている。神レンズと呼ばれていたXF35mmF1.4の後継機にあたるレンズらしいので、描写性能は勿論の事AFのスピードも改善されている筈なのでこれからX-T5で使う事も想定すると持っておいて損はないだろうし、使う機会も多いと思った。実際のところ、フィルムカメラ時代から一眼レフカメラではズームレンズか標準レンズ意外あまり使ってこなかったので、最新の標準レンズは揃えておきたいところではあった。
実際に使ってみたところ、とても良さそうな気はしている。まだそんなに頻繁には使っていないので評価は出来ないけれど、ボケの描写がオールドレンズで撮った様な写りというか、フィルムカメラに寄せている様な印象でFUJIFILMユーザーの意向に沿う様な描写な気がした。絞って撮る時の描写も高画素機に推奨されているだけあって細かい部分まで精細に描写されている様な気もしている。もっと時間を掛けて使ってみない事には分からない部分も多いけれど、XF35mmF1.4は大変に気に入っていたレンズなのでそれ以上の写りを期待したいところ。
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
今回購入したズームレンズは、レンズ上にあるXFの部分が赤く表示されるレッドバッチズームと言ってFUJIFILMのXシリーズのレンズのラインナップの中では最上位に位置するズームレンズであり、高精細な描写も期待出来る為以前からズームレンズを使っていくなら欲しいレンズだと思っていたが、値段が高かった為購入する迄には至らなかった。今回、懐的な事情とタイミング的なものが合い購入した次第。流石によい写りがする。それなりに重いので、筋トレにも良いかも知れない。
気のせいかも知れないけれど、最新のファームウェアのバージョンより、一つ以前のバージョンの方が若干AFの使い勝手が良かった様な気がする。AFの速度的なものと被写体追尾性能の部分が自分的にはではある。購入してからずっと付けっぱなしのレンズなので、相当に気に入ってしまった。