鎮痛剤比較レビュー、って話
こんばんわ、全身の関節が痛い系バンドマン/ゲーム配信者の小波津セイイチです。
自分は持病の関係で半年以上前から常に鎮痛剤を服用しているのですが、効き方や生活リズムに合わせて何種類かの錠剤を試す機会がありました。
そんな経験を活かし、今回は今まで服用した鎮痛剤を比較レビューしてみたいと思います。
常に鎮痛剤飲んでる系おじさんです
基本的にnote限定コンテンツとしてお送りさせて頂いている自分の持病の話。
一応、病名としては指定難病である『強直性脊椎炎』として診断されております。
強直性脊椎炎はその名の通り脊椎(=要するに背骨)を中心に強直(=癒着して動かなくなること)が発生する病気なのですが、一応脊椎が中心ではあるものの全身の関節に症状が発生し、自分はむしろ脊椎よりも顎や腕、膝なんかに炎症が起きていて常に痛かったりします。
むしろ脊椎、というより首はもう骨が癒着して動かなくなった後って感じです。時、既に遅し。
この病気は基本的に完治しないとされているのですが、『生物学的製剤』と呼ばれる薬によってかなりの改善が可能とも言われています。
ただし、この手の薬剤は保険を適用してもなかなか良いお値段がしてしまうので、難病申請が通るまではNSAIDs(=非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれる鎮痛剤にて痛みと炎症を抑える治療を行っています。
そんなNSAIDsですが、一言でNSAIDsと言っても種類が幾つもあり、症状や生活状況によって最適な薬剤を選択する事が可能です。
自分も何種類かの薬を試してきた経緯があるので、今回の記事では自分が今まで服用してきた数種類のNSAIDsをレビューしていきたいと思います!
1.ロキソニン(ロキソプロフェン錠)
自分が最初に処方されたNSAIDsがこちらの『ロキソプロフェン錠』。所謂”ロキソニン”ですね。市販薬としてもかなりメジャーな存在だと思います。
一日三回、朝昼晩の食後に一錠ずつ服用しておりました。
今まで鎮痛剤なんて殆ど飲んだことが無かった状態で処方されたこともあり、初めて飲んだ時は明らかに痛みが引いてびっくりしました。冗談抜きで全ての痛みが引くレベル。
前述の通り初めてのNSAIDsだったので効き目が抜群だったのもありますが、基本的には「スッと効いてスッと切れる」イメージ。飲んだそばからすぐに痛みが引きますが、効果が切れるのも比較的早いイメージでした。
朝昼晩の食後に飲む必要があり、昼食を抜きがちな自分の生活パターンだと少し面倒でした。
また、胃腸への負担も強そうな印象でした。しっかり満腹の状態で服用しないと胃がキリキリします。
効き始めるのが早い反面胃腸も痛いので、常飲するよりは一時的に使う方が合ってるような印象を受けるお薬でした。
2.セレコキシブ
NSAIDsの二大巨頭としてロキソニンと双璧を成すのがこちらの『セレコキシブ』。
ロキソニンよりも胃腸への負担が弱いとの事で二番目に処方された薬でした。また、最も服用期間が長かった薬でもあります。
一日二回、朝晩の食後に二錠ずつ服用という事で、ロキソニンよりも幅広い生活パターンに対応出来るお薬でした。
一日に二回の服用で済むこともあり、「ゆっくり効いて、徐々に効き目が切れていき、気付かないうちに痛みが戻っている」ような印象です。
ロキソニンのような即効性は無いかな?また、ロキソニンほど「パリッ」と効く感覚もありません。体が鎮痛剤慣れしてた部分もあるかもですが…。
ロキソニン服用時に気になっていた胃腸への負担に関しては、セレコキシブではあまり気になりませんでした。それこそ朝食を食べ損ねて空腹の状態で飲んでも、特に胃の痛みなどは感じませんでした。
一日二回でいいし胃も痛くならないので飲みやすい薬ではありましたが、服用期間が長かったことや、そこまで分かりやすく効くわけではなかった事もあり、別の薬に変える直前では正直「これ効いてる?」と思ってしまう状態でした。
服用期間が長かったのでその間に症状が進行してしまった面もあるかもしれません。
3.ナイキサン
三番目の刺客、ナイキサン。「あんまりセレコキシブ効いてる感じしないんですよね~」って言ったら処方されました。
服用頻度は一日三回の毎食後に二錠ずつで、朝は胃酸を出にくくする『タケキャブ』という薬を同時に服用します。
既に体が鎮痛剤に慣れ切ってしまっているのでロキソニンほどの効果は感じませんが、どちらかと言えばロキソニン寄りの「すぐ効いてすぐ切れる」系の印象。
どうやら関節炎に対して強い薬らしく、そういった面でも自分の症状に合った処方でしょう。
ただ、関節炎に強いにも関わらずなぜ最初に処方されなかったかは、これまで処方されたどの薬よりも一日に服用する錠数が多く、ロキソニンと同じく一日三回の服用が必要で、さらには朝にタケキャブを一緒に飲む必要があるという”めんどくさい”薬だからかもしれません。
めんどくさいし、錠数が多ければそれだけお金も掛かっちゃいますからね。
4.イブプロフェン
効果時間:280秒
使用時間:5秒
使用可能回数:15回
水分:-8
サイズ:1×1
15回まで服用可能な鎮痛剤。鎮痛効果が継続している間は被弾の外傷によるデバフを抑えられる為、例えば足が壊死しても走ることが出来る。弾切れ時や致命傷を受けた際にも走って体制を整え直すことが出来る為、水分に注意しつつだが効果を切らさないよう常に服用しておこう。
初期より購入可能な『Analgin painkillers』と比較して効果持続時間が長く、水分の消費量が少ないという、まさに上位互換。フリーマーケットが解放されるまではお金で買うことが出来ず、序盤は入手性に難があるのが弱点か。
…。
というのはEscape From Tarkovの中だけの話で、リアルでは頭痛や生理痛の薬として市販されている『イブ』に含まれている成分。
有名な薬に含まれていることもあり、一般の知名度としてはロキソニンに次ぐのではないでしょうか。
そんな有名なイブプロフェンですが、実は自分は処方されておりません。
と言うのも、自分の症状でイブプロフェンを使おうとすると一回の服用で5錠ほど飲む必要があり、大量処方が必要で現実的じゃないそうなんです。
確かにナイキサンでさえ一日三回で計6錠なので、それが一回で5錠、一日で15錠ともなればとんでもない数ですよね。当然お金も掛かりますし、関節炎での使用例が少ないのも頷けます。
まとめ
そんなわけで、実際に使ったNSAIDs3種+タルコフで使っている鎮痛剤1種の計4種類を紹介させて頂きました。
なかなか自分のように鎮痛剤を常飲する機会はないかと思いますが、何かの参考にして頂けると幸いです。
そもそも自分の病気は患者数が少ないからこその”難病”ですし、ガチの鎮痛剤レビューよりもイブプロフェンの項の序盤に書いていたタルコフでの話の方が参考になる人多いまである。
正直、鎮痛剤飲み続ける生活になったところで得は一つもないですし、皆さんも病気には気を付けましょう。
とは言え自分の病気は原因不明なので気を付けようがないかもしれませんが…www