機動隊の内部的責務と暇は悪
レンジャー新人研修から約1か月以上、訳も分からず訓練をしていきました。
なんだかんだと体を毎日酷使してきたことから、筋肉は確実に着いてきてくれました。
機動隊に来たときは体は太ってはいませんでしたが、なんだか締まりのないだらしない体だったのですが、久々にまじまじ体を観察するとところどころ陰影が付いて引き締まった印象になっていました。
筋肉は裏切らない。その通りです。
人は裏切るし、組織も裏切りますが、筋肉は裏切らない。
今もそうですが、朝活でジムに行っています。
体を動かした日は朝からやる気に満ち溢れていて気分がとても良いのです。
夜は電池切れが大変早く、22時には布団にいることも屡々ですが。
やればやるほどたるんだ体が変化してくるのです、そうして変化したら、もっともっととジムにせっせこ通います。
まるでシャブですね。
依存性が強く、ジムに行かないとそわそわしちゃう。
当時も体が変化したので、やる気になり
主に女性にもてたい一心で朝と訓練と夜にランニング、筋トレを組み込みました。
朝は朝飯前に10キロのランニング、訓練は通常通りこなし、夜は晩飯を食べた後、10㌔のランニングからの筋トレ
当時はベンチプレス130㌔を挙げていましたが、今は80㌔がせいぜいですね。重すぎたらケガも怖いですし。(いいわけ)
そうして、翌年には昇任試験(巡査部長)の試験が待っていたので、なんとなく法律の勉強を寝るまでの1時間やっていました。
当時はとてつもなく文武両道な生活でしたね、だってそれが私の仕事だったから
実際はそうではないですが、体を鍛えて、法律の勉強して給料をもらっていた感覚でしたから。
休みの日は、毎週飲みに行って、たまに隔週で合コンを開催してもらい、(開催したり)
今思うと楽しかった。。。。
機動隊って、つまるところ有事の際に出動して大人数で解決するための部隊です。
土砂崩れ、東日本大震災などなど、自衛隊などが活躍する場面に機動隊がひっそりといる、そんな場面では自衛隊には勝てないので、警察としてやることはやってます、という感じの部隊なのです。
警察内部では、将来性のある若い人間に体力を付けさせ、余っている時間で昇任試験の勉強をさせて、若くして昇任してもらい転勤先の警察署で即戦力
を期待している。
おそらくこれば王道なのでしょう、が、そんな上層部の意志など分かるはずもなく、ただ毎日を過ごし、長い人で10年は機動隊にいて、結果昇任ぜずに警察署に出る。これは最悪なパターンですね。
まあ、ある部隊の人間は、試験に落ちまくって結果機動隊に13年ほどいました。
田舎の警察署に出て交番勤務からの、交通違反で捕まえた若い自分のタイプのかわいい女性に一目ぼれして、こともあろうに切符に記載された住所地に赴き、ストーキング三昧
これはストーカー規制法が確立する前の出来事で、結論は彼は辞職しました。
何をしているんだよ、当時の新聞をにぎわせた事件でした。
何度も記事には書きましたが、人間暇だとダメなんです。本当に
暇だと、悪いことを考えて実行してしまう。
当時私は、訓練で後輩に負けないように、先輩を追い越すために
また、昇任試験は23歳、1発で昇任したい願望がありました。
なので、毎日走って勉強して寝る(平日)、または合コン前に走る、勉強は少しでもして
合コンにいく。
絶対にこれだけはやっていました。
自分の目標のために、訓練(仕事)試験で頭がいっぱいでした。
合コンは別ですが笑
結果、昇任試験は見事1発合格
機動隊では巡査長を経験せずに巡査部長に昇任し、転勤を果たしました。
巡査長とは、巡査から昇任試験の権利が付いたものの階級です。
年数がたてば自動的に巡査長に上がるシステムです。
裏を返せば、試験に受かっていない人の階級だとも取れます。
良いか悪いか別にして、この巡査長の階級に10年もいると、悪いことを考えだしてしまう傾向があるのかなと私自身考えています。
昇任しないと、仕事はつまらないでしょう?
責任あるポジションで仕事してバリバリやりたいですよね?
少なくても私はそうでした。
今特に思いますが、
体を鍛えて、心身ともに健康で、バリバリと仕事をして、休みは家族ともしくは自身の趣味に時間を使う。
これで幸せなのです。