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【DQM3】ダークドレアムの作成手順

DQM3において配合の終着点はゾーマ、エスターク、ダークドレアムの3種類である。何れも多大な労力を要求し、その過程は煩雑を極める。これを行う為の助けとして公式ガイドブックにおいてもP46~58に配合ルート表が書かれている。
しかし、この配合ルート表がユーザーにとって十分に使い易いものとは言えない。あるページでは系統配合で作るのが容易いモンスターの特殊配合による作り方を記載したり、逆に別のページでは他のページで記述済みの場合に一部のモンスターの作成方法が省略されていたり、必要な情報を得る為には公式ガイドブックの様々なページを行き来しなければならず、不便である。説明の過剰・過少の双方が無く適切な分量の解説が求められる。
そこで本稿では、①系統配合で作れるモンスターに関しては特殊配合での作り方を載せず、それが系統配合で作れるということを明瞭にする②スカウトのし易さを考え、特殊配合を要するモンスターは中級以下の魔界の野生モンスターにまで分解する、という2つの基準に従い、ダークドレアムの配合チャートを書き、求められる配合素材を入手方法毎に分類した表を作成した。本稿によりダークドレアムの作成が容易となり、ストーリークリア前からでも十分可能となることを期待する。


完成した配合チャートと各モンスター入手方法

図1 ダークドレアムの配合ルート
表1 ダークドレアムの配合に必要なモンスターとその入手方法一覧

図表の見方と作成基準

図1は1つのモンスター名から右に2つないし4つの枝が伸び、それぞれがモンスター名に繋がっているという木構造によってダークドレアムの配合過程を表現している。2つのモンスターに繋がるのは右の2種族の配合により左の種族が生まれることを表し、4つのモンスターに繋がるのは右の4種族を祖父母とする2世代の配合によって左の種族が生まれることを表す(これを四体配合と呼ぶ)。例えばダークドレアムは竜神王、デスタムーア、神さま、ラーミアの四体配合で生まれるが、これは以下の3つの配合のうち任意のものによってダークドレアムが生まれることを表している。

  • (竜神王とデスタムーアの配合で生まれたモンスター)と(神さまとラーミアの配合で生まれたモンスター)を配合する

  • (竜神王と神さまの配合で生まれたモンスター)と(デスタムーアとラーミアの配合で生まれたモンスター)を配合する

  • (竜神王とラーミアの配合で生まれたモンスター)と(デスタムーアと神さまの配合で生まれたモンスター)を配合する

配合ルートはあくまでプレイヤーが配合を行う為の助けとする為に作成するものであるから、どこまで配合を分解するかには任意性がある。本稿ではDQM3におけるモンスター入手において系統配合は容易と考え、系統配合で得られるモンスターに関しては野生出現の有無や特殊配合のパターンを記述しないこととした。但し、中級以下の魔界でのモンスターのスカウトも容易であるとし、系統配合で作れる種族に分解し切る前にそれらに当たった場合には、それ以上に木の枝を伸ばすこととしなかった。ひとくいばこは野生、メタルキングは小さなメダルによる(メタルスライムやはぐれメタルからの配合を含めた)工面、ナイトリッチはイベントによる仲間加入の方が配合よりも簡単である為、これもそれ以上分解しない。タマゴからのみ生まれるモンスターも同様である。また、図のより上の箇所で同じモンスター名が既出の場合、そこで配合過程を記述しているが、その際には再度配合パターンを記述することはしない。追憶のモグダンジョンの存在と図の視認性を考慮しての判断である。

尚、うごくせきぞう、ホエールマージ、ホークブリザードは系統配合若しくは中級以下の魔界の野生モンスターに分解する為に枝がまだ伸びているが、上級の魔界に野生個体が存在する為、スカウトが可能なのであればそちらの方が効率的であろう。その他、当然ながら系統配合可能なモンスターであっても野生個体の捕獲が可能なものは必要に応じて直接捕獲すると良い。

こうして得られた木の末端(葉と呼ぶ)のモンスターがダークドレアム作成に必要な配合素材全体となるが、これを入手手段毎に分類しつつ列挙したのが表1である。系統配合で作れるモンスターはランク毎、野生個体のスカウトやタマゴから生まれるモンスターは出現場所によって更に分類される。野生モンスターに関しては初級の魔界で出現するとしたものも中級以上の魔界にも生息していることがあり、またタマゴから生まれるモンスターに関してはあくまで生まれ易い魔界を示しており、他の魔界で生まれないという訳ではない。

こうして見ると殆どのモンスターが系統配合で、かつBランクが多いことから、如何にBランクモンスターを効率的に仲間に出来るかが配合全体の効率を左右するということが読み取れる。

ピサロのてさきについては覇王城の魔界・上級が狙い易いと各種攻略サイトや公式ガイドブックで述べられているが、それは初期バージョンでの話であり、現在では違うのではないかという気がする。上級では金や虹のタマゴが多いので、中級の方が狙い易いのではないか。

ダークドレアム作成時のゲームのプレイ時間は約44時間。セーブデータの文字の後に✨マークが付いていないのでストーリー未クリアなのが分かる。

参考文献

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