
2nd Full Album「百年河清を俟つ」の裏テーマについて
まずそもそもなんで「裏テーマ」なのかというと、特に意図してコンセプトを立てて、収録する曲を選んだわけではないからです。
だからはっきりと明確なコンセプトとして掲げるのは違うかな、と。
細かいね。
で、本題に入りますがその裏テーマというのは「世間の純愛に対するアンチテーゼ」です。
では「世間の純愛」とは何か。
わかりやすい例だと「想い続ければ叶う」とか、まあそういう耳障りのいい言葉・イメージです。
で、僕はその「世間の純愛」というものをこれまでの人生で一度も手に入れることができなかった。
努力しても、どれだけ真剣でもダメだった。
もう26年生きているんだけどなあ。
そんな「うまくいかない」経験が積み重なり、抱くようになった劣等感や怒り、憎しみ、妬み。
そういった醜い感情を、今まで通り曲、及び歌詞の中で描く物語として昇華しました。
ちなみにこの裏テーマの通りの詩世界になっているのは以下の楽曲(バージョン名称略)。
・開花
・MASQUERADE
・鳥籠
・月喰
・愛憎のナイフと砂袋
・標本
・弔
インストの「運命」を除いて歌のあるナンバーは10曲。
そのうちのこの7曲が、裏テーマを軸に描かれた歌詞を持ちます。
色々いったけど、この比率ならなんだかんだほぼコンセプトみたいなものですね笑
さてさて、この裏テーマですが、僕がただ曲という形にしただけではまだまだ未完成なんですよ。
僕はこのアルバムを聴いた人に笑ってほしいと思っています。
笑ってもらうことで、このアルバムで描かれる「世間の純愛に対するアンチテーゼ」が成立するんです。
「世間の純愛に対するアンチテーゼ」とかっこつけた裏テーマを付け、まるで屁理屈で固められて出来上がったような物語を通し、偏った「純愛」を描く。
それでいて「自分が本当に望んだものは手に入らない」と最終的には嘆く姿を描いている。
「そりゃあ当然だろう」と、物語の顛末を知ったリスナーの皆さんにはまるで1つの映画を観ているかのように、第三者として笑ってもらう、笑われる。
この一連の流れがあることで、僕は救われる。
僕が描いた「純愛」は間違いなんだと。
改めて、そう理解させてほしい。
と、考えているので、このアルバムに収録された数曲はなかなか気持ちの悪い物語が描かれていますが、僕はそれらを「喜劇」だと思っています。
曲のみならず、歌詞で描かれる物語を知った方が笑うまでの流れが完成させる「喜劇」。
このnoteをご購入いただいた皆様には是非、一足早くご堪能いただければと存じます。
そして俺を救ってくれ笑
アルバムを聴く↓
サムネイル画像 by Isabella Quintana from Pixabay
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