地球外生命体をめぐる探査と、私なりの妄想について
以前、何気なくTwitterで「国立天文台に地球外生命体の取材に行った」とつぶやいたら、ぜひ読みたい!と熱くおっしゃってくれた方がいた。
もう、かれこれ1年以上前のことだと思う。(記憶もおぼろげ…)
大変、長らくお待たせいたしました!!(いや、誰も待ってないよ、というツッコミが聞こえてきそうですが…)
ついに、それについて書こうと思う。
「この宇宙で、地球以外にも生命がいるのか」
平たくいえば、宇宙人っているの??という、この疑問。
誰もが1度は考えたことがあるかも。
先日とある記者会見にて、野口聡一さんがこのようにおっしゃっていたのを聞いた。
要するに、宇宙人は必ずいると思うけど、宇宙は広すぎて、お互い見つけることは難しいんじゃないのという説だ。
ふむふむ、確かに、すごく説得される。
一方で、宇宙人と言えば、怪しげな情報にもたどり着ける。
例えば、レプティリアン(爬虫類型宇宙人)が、オバマ元大統領のボディーガードに交じっていた、とか。
世界の要人は、すでに宇宙人とコンタクトしている、というやつだったり色々ある。
もう少し確からしい情報としては、アメリカで度々、謎の飛行物体が目撃されているというもの。
どうやら、これはNHKが取り上げてるくらいだから信ぴょう性が高そう?
だけど、本当の所はどうなのだろうか?
現状としては、いまだ、この宇宙に地球外生命体がいるという確固たる科学的な証拠?は見つかっていないと理解している。
つまり、いるとも、いないとも言えない状態だ。
そこで前半は今、地球外生命体を探して、科学的にはどんな探査がされているかというざっくりとした話。
後半は、いるとも、いないとも言えないなら、色々妄想しちゃおう!という話を、ゆるっと語ってみようと思う。
地球外生命体を探すために、どんな探査や研究がされてるの?
まず一つのアプローチとして、地球以外に、地球上と同じような生命体がいる星があるとしたら……。
そこには「液体の水」が存在することが不可欠なはずだ、という研究アプローチがある。
そのため、まずは「水」が存在する可能性がある星を探そう!という探査がされている。
というわけで、今回は「液体の水があるかもしれない星を探す!」というアプローチで、だいたいどんなことが分かってきてるのか、ざっくりと書いてみたいと思う。
そもそも、地球に液体の水が存在することが奇跡
まず、地球という星には液体の水が存在すること。
そのこと自体が、天文学的にも奇跡的で稀有なことだということをお伝えしたいと思う。
大学で天文学を学んだとき、一番、心に残ったことの一つがこれだった。
地球は太陽からの距離が絶妙で、熱すぎず、寒すぎない位置を回っているから水が液体として存在できる。(そのような位置を”ハビタブルゾーン”と言う)
例えば、太陽からの距離が地球よりも近い「金星」であれば、熱すぎてカラカラに干からびてしまう。
反対に太陽からの距離が地球よりも少し遠いだけで、「火星」のように、寒すぎて、水がたちまち凍ってしまう世界になる。
この点、地球と太陽の位置関係は絶妙だ。
このような位置関係にあり、地球のように大気につつまれて守られており、岩石でできた惑星ということ自体が、実は大変に珍しいことなのだ。
このような地球と同じような環境にある星を、研究者たちはずっと何10年も探し続けているけれど、いまだに「ここなら液体の水が、確実に潤沢に存在する!」と言い切れる星は見つかっていないようだ。
でも、可能性のある星はいくつも見つかっている。
もしかすると、生命が存在するかもしれない星(太陽系内)
実は比較的、地球から近く、太陽系(太陽の周りをまわる惑星たち)内の場所でも、生命が存在するかもしれない星がある。
それを、まず紹介したいと思う。
お隣の星「火星」には昔、生き物がいたかも?
火星の表面には、水が流れたような川のすじのようなものがいくつも見つかっている。そのため30憶年~40憶年まえには、液体の水が表面を流れていたかもしれないと考えられている。
しかも火星からとんできた隕石から、目に見えないくらい小さい生き物のような化石が見つかったこともあった。今もそれが生命かどうか論争が続いているらしい。
海があるかも?土星の衛星「エンケラドス」
土星の周りを、月のようにまわる衛星「エンケラドス」も、氷で覆われた表面の下に、海があるかもしれないと言われている。なぜなら、土星探査機カッシーニが、エンケラドスから、水蒸気が噴き出す様子を撮影したからだ。
表面の下には海があって、そこに生命体がいるかもしれない。
でも、そこへ探査機を送り、表面の下を探るまでには、まだ人類の技術は至っていない。
同じように、木星の衛星「エウロパ」や冥王星にも氷で覆われた表面の下に液体の水が、もしかしたらあるのでは?と言われている。
ついこないだの4月14日、木星氷衛星探査ミッションJUICEで、木星探査機の打ち上げが成功した。2031年頃に、木星に辿り着き探査するという壮大な計画で、これからエウロパについてもっと詳しく分かるかもしれない。
液体の水がもしあるとすれば、人間のような知的生命体がいる可能性は低いかもしれないけれど、海にいるような微生物などは充分に存在する可能性がある。
これも、ワクワクすることだ。
地球によく似た星を、太陽系の外に探す
もちろん太陽系を飛び出して、もっと宇宙の広い範囲で地球に似た星を探すプロジェクトもある。地球と太陽のような関係で、エネルギー源となる中心星と、その周りを回る星という関係の星を探すのだ。
その結果、今までに地球とよく似た環境にあり、液体の水が存在する可能性がある星が、少なくとも20個以上は見つかっている。
これからジェイムズ・ウェッブ望遠鏡など最新の望遠鏡の活躍などによって、さらにたくさんの星が見つかっていくはずだ。
惑星ケプラー 452b
ケプラー452bは、そのように太陽系外で発見された星の中でも、特に地球とよく似ているとされる星の一つだ。中心星のケプラー452も、太陽とよく似た恒星で、太陽の2倍ほど明るい。
ケプラー425bは、その中心星の425の周りを385日で一周するというのは、地球とよく似ている。ケプラー452bには、海が存在する可能性が非常に高いと考えられている。
と、本当に簡単にまとめてみた。
ここから、勝手な私の妄想です、笑
どうか、ここからは、適当〜〜な気持ちで、ゆるく読んでください。笑
個人的には、野口さんと同じく、こんなに広い宇宙だから、どこかに「地球外生命体」はいるんじゃないかなとは思う。
けれども地球の実態としては、いまだ太陽系内の惑星さえ、詳しく探査するのは難しい。
なんなら地球の衛星の月を、これからアルテミス計画で詳しく探査していくよ!という段階だ。
なので、地球外知的生命体(宇宙人)が、もし仮にいらっしゃるとしても、こちらから探しに行くより、相手の方に見つけてもらうのが早い気がするのだ。
もし万が一だけど、地球までやってきて、地球の要人にコンタクトしてくる宇宙人がいるとすれば…。
地球人、文明が発祥して数千年で、まだ宇宙を殆ど探査できていないのに、地球にやってこれるとは……。それは、きっと驚くほどに文明が発達していて、聡明に違いないと思うのだ。
また別の観点で、タイムスケールから考えてみる。
人類は誕生して、20万年ほど経っている。
けれど、宇宙は誕生しておよそ136憶年のスケールがあり、そのタイムスケールの中で、文明が発達して宇宙人を認識できる人類が存在している時間的スパンは、ほんの一瞬と言える。
もし、広大なこの宇宙のこの一瞬に、巡り合える宇宙人がいたなら、その宇宙人は、非常に長い年月を経て、この宇宙で、生きながらえている可能性がある。
つまり、今、人類が四苦八苦している、温暖化とか、プラスチック問題だとか、原子力の問題だとか、そういう課題は乗り越えることができ、長く文明を継続し発展させることができる。ということは素晴らしい知恵を持っているに違いない。
コミュニケーションや協調性、問題解決能力にも長けていて、気質もきっと穏やか?
だといいな~~、なんて妄想する。
そのような宇宙人がいるとするならば、いまだ争いをやめられず課題が山積みな地球人に、何かヒントをくれたりしないだろうか。
一方で私がいつも疑問だなーと思うのは、宇宙人というのは、人が見える範囲に存在するとは限らない気がするということだ。
例えば昔、ドラえもんで、昔、人が見えないぐらい小さいウイルスサイズの宇宙人が、地球を攻めてくるという話を見たことがある。
その宇宙人達は、人の身体に潜り込み、気づかぬうちに人を病気にしてしまうのだ。そういうパターンも多いにありうる。
もしくは、人が見える可視光以外の範囲でしか、確認できないような宇宙人も存在しても、おかしくないんじゃないだろうか。(つまり、人には見えない透明人間みたいな存在ということ)それって、絶対ありえないのだろうか……??
気が付かないうちに、地球に、そのような宇宙人は住み着いていて、地球人だけが気がつかずに生活してるなんてこともありえなくもない?
もしかしたら、私の隣で、ものすごい文明を持った聡明な宇宙人が、こっそり私のことを助けてくれているかもしれない……。
(そう全部、これは私の妄想です。笑)
そろそろ、妄想ひどくなってきたので、この辺で。
私が、本当にいいたいこと
適当なことばかり書いてきましたが、私が本当に言いたいことは別にあるんじゃないかと、ずっと感じていた。
そして、ずっと書きながら、うっすら思っていたことが何か掴めたので書いてみたいと思う。
それは単純だけど、やっぱり地球はすごいということなんだと思う。
現状、宇宙で私たち以外に知的生命体は見つかっていないわけで。
他には見つからない、たぐい稀な生命体として、私たちはもっと誇りを持って、自覚を持って生きていっていっていい、生きていくべきなのではないか、ということだ。
1人1人が、奇跡のような存在として、生まれたということ。
そして、周りで一緒にいる人たちは、宇宙的にはほんの一瞬の同じ時代に、奇跡的に出会えた人。
この宇宙の中で、ものすごい確率とご縁で。
つい忘れがちですが、たまに思い出せるといいなと思った。
急に壮大な終わり方ですが、一旦今日の所はここで。笑
*参考書籍*
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