第1073回【nakaちゃんねる 圧巻人生達成プログラム】(2024/5/9)▲▲損したくない恐怖は大きい。でもそれを除去出来たら・・・、の話▲▲
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日経の「ヒットのクスリ」コーナーで、
経験への投資は死ぬまで続くのだから
思い出作りや経験は先送りにせず
さっさとやってしまおう、
ってことが書いてありました。
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確かにそうですよね。
モノ消費への関心は薄れがちで、
どっかの車の宣伝じゃないですが
思い出への消費にシフトしているのは
間違いないでしょう。
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しかし、
モノ消費は実態が見えるからまだ良いものの
コト消費や経験消費などは
事前に目にとって見ることも出来ないので
購入決断に勇気を必要としますよね。
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そんな中面白い記事を見つけました。
Webサイトの情報商材の購入サイトで
ボタンの名称をチューニングして、
どれが一番クリック率が高いのかを
試してみたそうです。
いわゆるA/Bテストですね。
Aが購入する
Bが注文する
Cが申し込む
どのパターンが
一番コンバージョンレートが高かったと思いますか?
考えてみましょう。(チチチチ、チーン)
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この方のテストでは
Cの「申し込む」が一番高く、
CVRも146%以上アップしたそうです。
結果は同じ行動を促しているのに、
ちょっとしたキーワードの選択の違いで
大きく結果が異なるとは興味深い話です。
購入、注文よりも
申し込むというキーワードの方が
心理的なハードルが下がるということなのでしょう。
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例えば、
購入時の心理的障壁を下げる
「マジックワード」って他にもありますよね。
「〇日間返金保証」
「無料お試し」
「まだ請求されていません」
など。
結局最後はボタンをクリックして
購入することになるはずなのに、
リスク回避に仕向ける一言があるだけで
ついついボタンをクリックしてしまうのだから
消費活動って不思議なものだなと思います。
無料でお試ししても、
そのうち解約忘れて課金しているケースなんて
よくある話ですけどね。
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ちなみに人は
損する時の恐怖は
得する時の喜びよりも
2.25倍も大きいと言われています。
言い換えれば、
その恐怖を取り除いてあげれば
購入率が格段と高くなるということ。
ちょっとした配慮ですが、
商人として把握しておきたい
行動心理学ですね。
(悪用厳禁!)
今日も素晴らしい一日をお過ごしください。
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★★今日の圧巻人生方程式★★
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人は損する恐怖に怯えている。
しからば、
その恐怖を事前に除去してあげれば
人の行動に変容が起きるだろう。
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