第1080回【nakaちゃんねる 圧巻人生達成プログラム】(2024/5/16)▲▲人たらし経営者、の話▲▲
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『ユニクロ』読了しました。
面白かったので2日半ほどで
一気に読み切ってしまいました。
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柳井さんは直情型の経営者
なんだろうということは分かりましたが、
一方で人たらしなところも
あるのではないでしょうか。
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本書の中で、
買収した婦人服事業を任された責任者が
重圧に耐えれず病んでしまうシーンが
描かれています。
柳井さんは厳しく突き放しつつも、
最後は責任者が戻ってくるように
仕向けている節があったのですよね。
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嫌われ者になりつつも、
どこかでこの人には付いていきたい
付いていかざるを得ない、
そんな匂いを発しているのが
柳井さんではないかと思うのです。
他にも、
一時ユニクロの社長に就任した玉塚さんは
数年で更迭される憂き目を味わっていますが、
玉塚さんがローソン社長時代に
柳井さんに講話を求めたそうです。
そして柳井さんのその話に涙したと言います。
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普通だったら
自分の首を切った人間に対し、
こみ上げる好意的な思いを持てるか。
柳井さんはそういう思いを持たせるプロ、
ご自身では意識していないような気がしますが
人心掌握術を巧みに利用しているように思えました。
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会社員であれ経営パーソンであれ
人に使えた経験のある方であれば、
こういう柳井さんのような人と出会った経験を
お持ちの方もいるのではないでしょうか。
私もあります。
うっせー上司だなと思うこともありました。
しかし、
そういう方に限って
会社を離れてからもご縁が続いていますし
応援をしてくださったりということが
実際にあるものです。
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人たらしって言うと
なんだか嫌らしい意味合いに聞こえますが、
人たらしな人こそ味方に付けるべき。
なかなかなれるものではないですが、
そういう人になるべき。
そういう話が本筋の本ではないと思いますが、
人に好かれる術・嫌われる術を
考えさせられた作品でした。
今日も素晴らしい一日をお過ごしください。