第1249回【nakaちゃんねる 圧巻人生達成プログラム】(2024/11/2)▲▲脈々と受け継がれる歴史を感じた、の話▲▲
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季節外れとも言えそうな
大荒れの天気の中、
富山大学の黒田講堂にて
『小泉八雲蔵書 ヘルン文庫100周年感謝祭』が
開催されるとのことで足を運びました。
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小泉八雲といえば
出雲や熊本にゆかりがある中、
なぜ富山なのか?
しかも富山大学が関係しているのはなぜか?
とお思いの方もあるでしょう。
関東大震災が発生した際に
多くの八雲の蔵書が消失してしまったそうですが、
これを安全な場所に避難させたく考えた
小泉家の意向をくみ取ったのが初代富山大学(当時は、旧制富山高校)の
校長だった南日恒太朗でした。
加えて富山の廻船問屋・馬場家の馬場はる刀自の寄付により
蔵書を買い取り大学内で所蔵することが決まった。
そんな経緯もあり、富山との所縁があるのです。
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その後も戦争や建物の移設に伴い
7回も引っ越しを経験しているヘルン文庫。
単なる蔵書の移設にとどまらず、
長年の歴史が刻まれているのです。
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加えて、
ゲストパネラーにも脈々と受け継がれる
歴史を感じることが出来ました。
富山八雲会の中尾哲雄会長は、
学生時代に結核で病床に臥せっていたところ
八雲の作品に救われたと仰られます。
小泉八雲の曾孫の小泉凡先生は
世界に向けて八雲の世界を発信されています。
南日恒太朗さんのご親族もご登場され、
歴史が受け継がれていること
続けていくことの大切さを感じさせられました。
最後に八雲の怪談話『むじな』を
紙芝居で日英語で演じて頂いたのですが、
場の雰囲気を盛り上げてくださったのが
濱谷拓也さんによる三味線演奏。
ベベン♪という音が、効果を引き立てますね。
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折しも
来年秋のNHKの朝ドラは、
小泉八雲の奥さんだった小泉セツが主人公。
八雲ムーブメントが起きるかもしれません。
併せて富山に光が当たる可能性もありそうです。
これを機に
皆様も八雲の世界を知ってみるのも如何でしょうか。
今日も素晴らしい一日をお過ごしください。
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★★今日の圧巻人生方程式★★
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受け継がれていく歴史を
大切にしていくことが
私たちの使命である。
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