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第473回【筋トレ日誌 その他日々是】464(2022/8/22)▲▲微差を積み重ねるとはこのこと▲▲

かつての私はどうしようもなく怠惰で
楽して利を得ることができたら、
なんてことを常に考えていたように思う。


一発大穴当てて
一攫千金!なんてことを妄想して、
東京競馬場や
多摩川競艇場、
京王閣競輪場に通ってしまったことがある。
(当時は東京の府中に住んでいた。
 射幸心を煽る危険な町である)


マカオに行った時は
夜な夜なカジノに通い、
すってんてんになって帰国したこともある。


この手の話は妄想が妄想の域を出ることはなく、
大体は最後に切ない現実が待ち受けているもの。


そんな中、
『微差を積み重ねる』という発想は
私にとっては目からウロコの考え方であった。


夏の大花火の如く
一気に打ち上げる世界を追うのではなく、
地味に地味に積み重ねていく。


この日記を書き始めた初期にも
こんなことを書いている。


微差を積み重ねるという思想は、
イエローハットの創業者・鍵山秀三郎さんが
各所で仰っていたことらしい。


苦労屋の鍵山さんに通ずるエピソードを知り、
私も長期逓増路線で人生を地味に地味に
積み上げていけたら幸せだと確信している。


微差の積み上げのわかりやすい事例として、
『1.01と0.99の法則』というものがある。


1は何度掛けても1にしかならない。
1の365乗も1である。


しかし1.01を365乗すると
37.8になる。


一方、0.99を365乗すると
なんと0.03になってしまう。


1年間地味に地味に微差を積み重ねると、
元本の37倍以上になる。


1年間サボり続けていると、
元本の約0.03倍にまで目減りする。


微差を積み重ねた自分と
積み重ねなかった自分の差は、
なんと約1,260倍にもなる。


ちょっとした頑張りの積み重ねが
大きな差となって現れるもの、
という実にわかりやすく生々しい事例だろう。


一時に大きく張らなくとも、
毎日毎日緩まず積んで詰まないようにしたい。

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