
第843回【圧巻人生日誌 日々是成長】834(2023/9/21)▲▲シャッター街にも光明あり▲▲
■
本日は夕方から土砂降り、
夜はアーケード街の屋根付きエリアで
ランニングをしておりました。
普段は屋外を走るのですが、
雨の際は屋根付きのアーケード街が
ランニングコースとして重宝しております。
■
しかし、このアーケード街、
地方都市ではよくあるように
シャッター街となっています。
■
このシャッター街を招いた原因は
いくつかあるものと考えられます。
■
一点目は、
イオンなどの大規模郊外型ショッピングセンターが
この数十年であちこちに出店したことでしょう。
この発端は大店法の廃止や米国の圧力など
色んな要因が起因していることは
間違いいかと思いますが、
私が説明するまでも無いでしょうから
一旦省略します。
■
二点目が、
そもそも商店街のやる気がなくなったことが
大きいように思います。
(むしろこっちの方が大きな原因のような気が)
■
私が子供の頃は
市内中心部の商店街は客で賑わっていましたし、
通りを歩くのも人が多くて大変、
そんな時期もありました。
しかし郊外に商圏が移ったことで
商店街は閑古鳥状態。
そこから地道に店を開く方法を
考えられれば良かったのですが、
店を閉めても何とかなることを知ってしまった店主が
続々とシャッターを下ろすスパイラル状態へ。
■
これってインフルエンス効果があるのか、
一軒店を閉めると連鎖反応で閉めちゃうようです。
私は郊外在住ですが、
近所の団地の商店街も
雪崩が起きたようにここ数年で閉店が続きました。
■
ここまで来ると時既に遅し感もありますが、
都会からコンサルを呼んじゃったりするんですよね。
大体はピントが外れた案を残して帰るも、
長続きせずに結局元に戻る。
これが日本の色んなところで
起きているのではないかと思います。
■
富山には
総曲輪(そうがわ)通りと
中央通りの2大商店街が
路面電車の線路を挟んで立地しています。
■
総曲輪通りは
ここ数年の大規模なテコ入れで
人手が戻りつつある状況。
■
一方の中央通りは、
かつては名店揃いだったのに
更に衰退が進む可能性が高いのです。
アイススケートリンクを作る、とか、
高層賃貸マンションを建設する、とか
色んな案が飛び交っているのですが
これで若者が集まるだろうか?と思うのです。
■
それでも希望はまだあるようで、
最近はこんな施設も民間の資本も入り
完成しました。
街の回遊率を高めるには
若年世代が街に流入することが必要ですが、
まだまだ捨てたもんではないな、と思えました。
■
富山市は現在、
前市長の肝煎戦略で
中心部人口を増やす戦略を色々打ち出しています。
■
路面電車の環状線化や
郊外地域からの直通運転の実施、
あと地味な取り組みですが
こんなことも継続対応しています。
僅かながら効果も出てきているそうですが、
まだまだ道半ば。
それでも頭でっかちな策を練らなくても、
身近な方法で意外にも前進はするのかもしれません。
いいなと思ったら応援しよう!
