第51回 【筋トレ日誌 その他日々是】42(2021/3/20)▲▲曲の力、人の力で心震わすアーティスト②▲▲
前回は、半崎美子さんのコンサートに伺い
その歌唱力に惚れてしまったお話でしたが、その続きです。
https://note.com/seichi0319/n/n9abe478adf08
半崎美子さんの魅力を突き詰めていくと、
アーティスト半崎美子がもつ『物語』にみんなが
魅了されるのではないかと思うのです。
例えば、
半崎さんを紹介される上で必ず触れられることが、
メジャーデビューまで17年も『下積み』を経験したということ。
19歳の時に親の反対を振り切り単身上京、
パン屋さんの住み込みで音楽活動を開始。
それからは、
ライブハウスや彼女の代名詞でもあるショッピングモールでの
活動を続けるも、
鳴かず飛ばずの日々が続く。
最初の頃は、
ショッピンモールで観客3人の前に歌を披露することも。
でもそんな中から、
じわりじわりとコアなファンを惹きつけて止まない存在へと
大きく昇華していく。
そのような彼女に相応しい言葉は、
正に『微差の積み重ね』。
派手さは全く無いが、
ファンを一人一人増やしていく。
音楽活動がすでに20年を超える彼女は、
立派に『20年恐るべし』の境地ともいえます。
普通であれば、
『苦節17年』とか『石の上にも17年』という言葉が相応しいところ、
自身の17年は苦しくもなく下積みでも無い、
大きく開花するための『序奏』だったと言い切るところが清々しい。
そして何よりも彼女の最大の魅力は、
お客様との『共感力』でしょう。
ショッピングモールのライブ1時間に、
サイン会が3時間なんてこともザラらしい。
その理由は、
ファンの方一人一人の手を取り対話を欠かさない。
時には笑い、涙し、お客様も涙する。
そんなサイン会経験したことがあるだろうか。
また、そんなサイン会が曲作りの発案に役立つというから、
恐れ入るというか。
インディーズ時代からメジャー後も、
常に腰の低い姿勢で観客と向き合う。
そんな謙虚な姿勢のアーティストを
これからも熱烈応援していきたいと思うのでした。