第319回 【筋トレ日誌 その他日々是】310(2022/3/10)▲▲中級者→上達者への方法▲▲
本日も『上達の法則』から。
昨日までは、
・初心者が中級者になる方法
・上達上級者の、初心者と中級者との違い
をご紹介しましたが、
本日は中級者から上達者へのプロセスについて。
★1)鳥瞰的認知を高める
→全体的に俯瞰する訓練をせよ
という意だと解釈していますが、
しばしば私たちの生活においても
「自身を俯瞰的に見つめる」
「第3のカメラを発動して見てみよ」
ということが言われることがあります。
一点集中するとどうしても
近視眼的な目線に陥ることがありますが、
自分にとって得意なものを中心に据えた
全体観を把握することの重要性を説いています。
★2)ノートを取る
→これは昨日もご紹介した
「技能を言葉で語れる」という点に通じると思いますが、
言葉のないところに言葉を作っていくこと。
自分の技能のコード化に役立っていくと言われます。
確かに私もし初めて経験すること(音楽とかスポーツとか)は
感覚値で教えを授けられることも多く、
その内容を苦労しつつもメモにしていた記憶があります。
弦楽器の演奏であれば、
弦の押さえ方は〇〇のように、といった具合に、です。
忘れてしまっていることも多いですが、
意外と感覚として記憶に残ることが多いことにも
気が付かされます。
★3)深い模倣、暗唱をする
→小学生の頃、
国語科の授業で暗唱を経験した方も
多かろうと思います。
当時は、なんでこんなことをしているのか、
と疑問に思ったりしたものですが、
20年以上経った今でも
平家物語、徒然草、枕草子のイントロ部は
口に出して言えるのも、
当時の暗唱の賜物であろうと思います。
先日も企業内で読書会を
数百回に渡り運営されている
経営層の知人の方が
『輪読の重要性』を説いていらっしゃいました。
暗唱とまではいかなくとも
声に出して頭と腹の中に落とし込む重要性は、
寺子屋時代からの普遍の事実であろうと実感です。
中級者に限らず初心者においても、
『真似びは学び』
『TTP(徹底的にパクる)』
なんて言われますからね。
盗作するわけではありませんから
他人の動作をパクるなんて、と尻込みせず、
いいところはどんどん真似る・パクることこそが
上達への近道になるのでありましょう。
このように見てみると、
普段のちょっとした行動や工夫が
上達への近道になるのではないか、
とも思われます。