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【英語習得法】高校レベルの英語力しかなかった18才の私が英語を習得した話

最近、周りの方に英語を教えさせていただいたりして「どうやって勉強したの?」と聞かれることが多いので、ここらで言語化しておこうと思います。

まずはざっくり経歴をお話ししていきます!

私は高校卒業後、18才の時に単身でアメリカ・カリフォルニアに渡り、英語を習得しました。

日本に生まれ、日本人の両親のもとに育ち、高校までは地元の公立の学校に通っていました。よく聞かれますが、両親も親戚もみんな日本人です。私がアメリカに行くことにしたのは、自分で決めたことで、英語が喋れるようになったのもアメリカに行ってからです。

18才で親元を離れ一人で渡米し、半年間は英語学校に通い、その後コミュニティーカレッジに編入しました。

計3年半くらいアメリカで就学して、3年次に上がるタイミングで日本に帰国し、某アメリカの大学の日本校を卒業しました。


渡米したときの私の英語力といえば、学校の教科書の日本語訳ができて満足していて、英語は嫌いじゃないけど、別に得意ではありませんでした。

リスニングは取り組んではいましたが、全然得意じゃなくて、今思えば半分くらい”根拠のある”勘で答えていた気がします。(おい)

英検は2級の筆記試験は通過したものの、2時試験の面接でつまずいている程度・・・。

そんな感じなのに、なぜか自信は満々で、「行けば喋れるようになるでしょ!!」って根拠のない自信に満ち溢れていたため、渡米するまでは英語に対する不安は全くありませんでした。(我ながら恐ろしい)

渡米して、最初はホストファミリーの元でお世話になっていました。

最初の一週間は本当に絶望でした・・・。ホストブラザーが話しかけてくれる”How was your school?”って聞かれて本気で聞き取れなくて5回くらい聞き返してた・・・。

文字で書いてあったら流石に、当時の私も理解できました。でも、発音が良すぎて聞き取れないんですよね。アメリカに行って、いかに自分がネイティブ英語に触れていなかったのかを理解しました。(事前リサーチの足りなさ・・・)

いつ英語が喋れるようになったかというお話ですが、、、少人数の日常会話で不自由なく返答できるくらいのレベルになったのは意外に早くて、2ヶ月目くらいですかね。

というか、これはぜひ皆さんに理解して欲しいのですが、英会話とかで良く言う「日常会話」の定義ってなんやねん!!って話なのよ!大勢の若者とパーティーとかガヤガヤしたところで話すのを「日常会話」に含むのであれば、ビジネス英語より日常会話の方が難しいと思う。

英会話で私が一番躓いたのはリスニングです。ネイティブの発音が最初本当に理解できなかった・・・。

基本的に、英会話をしようと思ったら、当たり前ですがリスニングとスピーキングの両方ができないと話になりません。ですが、リスニングとスピーキングは違う技術なので、訓練をしていく過程で、リスニングとスピーキング両方のスキルが一定まで上がった時に、スッと会話ができるようになってくるわけなんですね。

そういうわけで、SEICAオリジナルで、英語が聞き取れるようになるフェーズをまとめます。とりあえず今日は、


リスニング編

① 一対一で自分に話しかけられている時

② 予習をしてきたときの授業(単語は既知の状態)

③ 複数人での会話(自分に関係ある話)

④ スピーチ(自分に直接関係ない話)

④ よく聞く曲の歌詞

⑤ カフェの隣で話している人の会話(盗み聞きw)

⑥ 複数人での会話(自分にあんまり関係ない話)

⑦ 映画(ディズニー系)

⑧ 予習してない授業(知らない単語大量)

⑨ ジョークまみれの若者の会話1時間とか(持久戦)

⑩ アクション映画とかゴシップガール



こんな感じでしょうか。③〜④、⑥〜⑦、⑧〜⑨がそれぞれ自分でも変化を噛み締めたタイミングですね。


③〜④になった時は、今まで日本語を英語に、英語を日本語に、翻訳しながらゆっくりの対話(問いかけ)についていくのが精一杯だったところから、質問以外の端的な英語のステートメントや歌詞が、英語で脳にインプットされて英語でそのまま理解できるようになったタイミングですね。

英語脳ってやつ。

「あ、私英語でそのまま理解できてる!」って気づいた瞬間のことは今も覚えているんだけど、アメリカ行って5ヶ月目くらいの時だったと思う。当時大流行りだった1Dの「I wish」って割とスローペースな曲が英語でそのまま頭の中で処理されて理解できてることに気づいたんですよね。


⑥〜⑦になった時は、自分に全く関係ない且つ、長時間の文脈のわからない話が理解できるようになった時です。それまで自分に関係のない話(カフェで隣の人に会話とか)は、短い会話だったり、映画だったらところどころは理解できるってレベルでした。

「英語の勉強に映画みるといいよ!!」なんていう人いますけど、個人的にはいきなり映画見ても理解できるわけないので、「英語学習者が変に落ち込むような、難題を課せてくんじゃないよ!!」って思ってます。映画は長くて集中力を持続させるのが難しいっていうのと、先の展開がわからないから話についていくのが難しいです。

この時のことも覚えてて、アナ雪見てました(笑)いつもは字幕付きで見てたんですけど、その時たまたま韓国人の友達に借りたので見ていて、韓国語字幕だったんですよね。それでもクライマックスで涙流れてる自分がいて、「え、わたし映画理解してんじゃん!!」ってなりました。(笑)


⑧〜⑨、これはアメリカから帰ってくるくらいのタイミングでようやく身についたなって感じたので、最近ですね。(そうでもないか)

でも、本当にここが一番の難関だった。だから、これを日常会話に含むなら、日常会話レベルをなめるなと言ってやりたい。(誰に)

ここでのポイントは、”若者”の”ジョークまみれ”の会話(”持久戦”)ってところ。年配の方との会話は、③くらいでできるようになってました。

若者の何が難しいって、スラング乱用とテンポの速さ・・・それにジョークが加わると何が本当で何がジョークかまじでわからん(笑)

30分以上話してるとまで楽しさより疲れが優ってきて話に全くついて行かれなくなる・・・という状態でした(笑)後半適当に合図ちうってごまかしたりしてたな〜w

コミュ力ある人はここはすぐ攻略するのかもしれないけど、根暗ライブラリーの住人系学生だったわたしには若者の会話より授業の方がはるかに簡単でしたね。(笑)

でも、ここが理解できるようになったら自分がファシリテーターになってその会話進められるようになるから、英語話すのめちゃくちゃ楽しくなった、それまでも楽しかったけど、心の底から本当に楽しい。

これくらいのレベルまでいくと、ビジネスで英語使うことになっても自信持って話せるかなという感じです。インターンとかで英語使ってたのもこの時期。


まとめ

英語を勉強する時は、「自分が英語を何に使いたくて、どのレベルになりたいのか」を明確にするのがオススメです。

わたしの場合は「ネイティブみたいに話せるようになりたい!」という目標のもと旅立ったんだけど(めっちゃふわっとしてるが・・・)ネイティブみたいかは謎ですが、どんな状況でもネイティブの会話についていけるようになるまでには、3年くらいはかかりました。

言語は個人差があると思うので、わたしのケースは1例として受け止めてください。

ネイティブレベルとは言わずとも、「旅行に行った時に不自由ないくらい話せるようになりたい」とか「旅行先でお店の人とちょっとした会話がしたい」くらいだったら、本気でやればあっという間にできるようになると思います。わたしは、2ヶ月目には店員さんとかとの会話は成り立っていた気がする・・・。

レベルによっては本当に時間がかかると思うので、諦めず続けて見てください。そして世の中に惑わされて、いきなり洋楽・洋画に挑戦して完敗したからって落ち込まないで!!!あんなのいきなり分かるようになったら、誰も英語で苦労しない!(笑)

そんな感じです!

なんかあれば、コメントでもTwitterでも、どっかに連絡ください!

言語はやれば身につきます。言語に関しては努力は裏切らないと思う。いつからでも遅くないので、思い立った時に初めてみてください。英語が話せる世界は、今まで見えなかったものが見えるようになって、出会えなかった人とも出会えるようになります。 I hope to see the bigger world with you!!



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