ガラスペンで書写のコツ
みなさん、ガラスペンをご存じですか?
ガラスペンは洗いやすく、特別なお手入れの必要は無し。筆圧も関係ないので、入り・抜きに気をつかう必要もありません。
ガラス製なので落として割ってしまうのだけ要注意ですが、基本的には誰にでも簡単に扱える筆記具です。
そんなガラスペンで書写する際のポイントを紹介します。
<書き順について>
この動画は書籍『ガラスペンでゆる文字』撮影の時に、著者の宇田川さんに書いてもらっているシーンなのですが、普通とは違う書き方をしています。
どこだかわかりますか?
左から右に進んで書いているんですね。
普通、日本語の縦書きの文章は右から左へ進むので、書写の時もそうしたいところですが、それだと書いたところに手があたって、インクがかすれてしまいます。宇田川さんいわく、きれいに書きたい時はこの書き順がおすすめとのこと。
<次に紙選び>
インクが裏写りしづらく、乾きやすく、にじみづらい紙がよいです。
文具屋さんで便箋などを買うとき、慣れてくると実際に紙に触ればガラスペンがいけるかどうかなんとなく判断できます。
適度な厚みがあり、ツルツルでもザラザラでもよいのですが、薄くニスが引いてあるような微塗工性の紙。と、言葉で書いてもわかりませんよね…。
そんな方はぜひ書籍『ガラスペンでゆる文字』を買ってみてください。
この本ではガラスペンのなぞり書きに適した紙6種類を、実際に試し書きしながら選んでいます。この本の紙を実際に触っていただければ、ガラスペンに適した紙というのがわかっていただけるかと思います。