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書籍『ビーカーくんのなるほど理科室用語辞典』未収録用語のお話

これまで弊社で4作刊行してきた「ビーカーくん」シリーズ。5作目となる書籍『ビーカーくんのなるほど理科室用語辞典』は、これまでとはまたガラッと趣を変えた「辞典形式」でお届けします。

実験器具や化学物質、単位、現象、それ以外のちょっと変わった用語などなど…その掲載数は400語以上!総ページ数もこれまでのシリーズで最大の200Pの大ボリュームです!

しかし総ページ数は増えたものの、泣く泣くカットした用語もありました…(いろいろ都合があるのです)。ここでは、残念ながら未収録となってしまった用語を、簡単ではありますがその理由とともにご紹介しましょう。

自由研究【じゆうけんきゅう】
夏休みに出される課題の1つ。自分が気になったことを、自分の立てた計画で実験や観察、調査や工作などを行い、疑問について一定の答えを出すという流れ。自分はどんなことに興味があるのか、身のまわりにはどんな不思議があるかについて深く考える良いチャンスでもある。一連のプロセス(フォーマット)に当てはめると、考えが整理されて進めやすい。

モーター【もーたー】
電気エネルギーを回転エネルギーに変える機器。「電流が磁界から受ける力」と「慣性の法則」をうまく利用することで、連続的に回転する仕組みになっている。電流を流す向きが逆だと、モーターの回転方向も逆になる。

「自由研究」&「モーター」、これは載っていてもおかしくない理科室的にも定番の用語に思えますが…。用語の解説文も用意していたものの、最終的に掲載できるスペースが足りなくなってしまったのでした。残念。

そのほかにも、簡易霧箱【かんいきりばこ】春一番【はるいちばん】
この2つは「小中学校の理科室との関係性はすこし薄いかも…?」という理由から。
また、こんな用語もありました。

洗濯機【せんたくき】

取材させていただいた学校の理科実験室には置かれていたものの、実際に置かれている所はそこまで多くないかもしれない、定番、あるあるというわけでもなさそう…? という理由からです。みなさんの学校の理科室ではいかがでしたか?

そして最後にご紹介するのはこちら。

水道水の勢い【すいどうすいのいきおい】

これは、編集担当個人的には「あるある!」という用語。理科室の水道って勢いが強かったような気がしませんか…? ただ、これについては、なぜそうなっているのか、そもそも本当にそうなのか…、明確な答えを得ることができなかったため、断念となりました。

以上、未収録用語のお話でした。

本書は、「理科室用語」だけでなく、たくさんのイラストが掲載されています。おなじみのキャラクターたちも登場しますし、マンガやコラムなども収録するなど、どこから読んでも楽しい辞典です。ぜひお手に取って読んでみてください。

【おまけ】
本書P.39「科学おもちゃ」の欄に掲載予定でしたがスペースの都合上カットした「アリの巣観察キット」のイラストです。