百日紅 さるすべり
百日紅の花びらが舞い散るとき。
夏だからなのか花の持つ意志の違いなのか。儚さはなく、確かに、華やかな舞台を終えて堂々と散ってゆく気がする。
花びらが散った後も地面を彩る。風に凪がされころころと転がる愛らしい様は、金平糖のようだ。
夏の陽射しと合わさると幾重にも重なる花がさらに美しい。雨の後も色香を放つ。
花からは、女性を感じ。幹の滑る滑らかさは、男性を感じる。恋人、番い、一本の木で様々な表情を魅せる。
信頼しあう命の姿。
荒ぶることなく、枝垂れ嫋やかに魅せる。
「私も見習わなくてはなぁ」と笑った。
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