いつか私と付き合う人へ
Twitter上に『手紙部』という活動があるのをご存知だろうか。ちなみに私は知らなかった。
3週間ほど前、手紙部の活動をされている方から"手紙で誰かへの想いを書かないか"というお誘いのメッセージをいただいた。
定期読者のほとんどが友人なので、Twitterも当然に友人しか居なかった。しかしそんな私に初めてDMが送られてきて、内心オロオロしていた(TwitterをLINEの簡易版みたいに使うのやめよ)。
手紙部では、色んな人が思い思いの相手に手紙を書く。ツイートの形をとる人もいれば、手紙を書いた便箋の写真をツイートする人もいるようだ。
そして、noteの形式でも良いとのことだった。
色々な伝え方を尊重してくれる。もちろん参加しなければ!と思いつつ、新学期から忙しすぎてなかなか準備に時間を要してしまった。
手紙を書くのは好きだ。
この間、友人とZoomで話していたら、「いつも手紙書いてるイメージ」と言われた。
そんなこと言って、あなたも私に教科書送るついでに一緒にやりたいことリスト送ってくれたでしょ。
すごく嬉しかった。毎日頑張れそうだから、勉強机のすぐ手の届くところに置いている。
手紙に関する記事を実は今までもいくつか書いてきた。
失恋した私に8枚という超大作を送った親友のこととか、バイト先の師匠に手紙を書いて返信をもらったこともメソメソ泣いて記事にした。
そしてつい先日も、ファンレターを書きたいという内容で、記事を書いたところだ。
でも、今日は全く違う手紙を書く。
丁寧なのか雑なのか微妙な手紙なので、そういうものとして読んでもらえるとありがたい。
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いつか私と付き合う人へ
拝啓
どこで何をしているか知りませんが、きっとご清栄のことと思います。
小学生だった私は、小説に出てくる怪盗が好きでした。その人には性別という概念がなかったので彼とも彼女とも言えませんが、その人が出す予告状には、いつも拝啓、敬具とありました。
さて、今日はまだ出会ってすらいないあなたにご挨拶をと思いお手紙を書かせていただきます。
といっても、私とあなたはまだ赤の他人なので、あなた自身のことは書けません。そこで今日は、私のことと、私があなたとしたいことを書きます。
一方的なお願いばかりすること、まだ出会っていないことに免じて許してください。
私はちょっとファッションが好きで、ちょっと自尊心の低いただの人間です。文章を書くのも好きです。昔、noteに記事を書いて自分を大切にできるようになろうと頑張っていました。
この手紙が届く頃には、私は世界の誰よりも私を褒めてあげられる唯一の人間になっていることでしょう。
あなたにお願いがあります。
私の2番になってください。そして私をあなたの2番にしてください。1番はお互い、自分自身が良いです。
自分を大切にできる人とお付き合いがしたいです。私が自分を大切にすることを応援してくれる人とお付き合いがしたいです。
私が生き急いでいるときはただ、頑張ってるね、と言ってください。私は案外よく笑うとか案外よく喋るとか言われますが、静かにしているのも好きです。矛盾が多いところが私のチャームポイントだと思ってます。
あと、ファッションが好きです。
あなたが好きか分からないけれど、私がどんな格好をしていてもダメって言わないで欲しいです。可愛いと思ったときに可愛いと、似合ってると思ったときに似合ってると言ってください。
ファッションは終わらない夢のようなもので、流行りも変わるし私も歳をとります。その度に私は変わっていきます。ファッションには終わりはないし、完成することはないと思ってます。だから楽しいんですけど、興味なかったらスルーしてください。
他に好きなことは、少しの遠回りです。
駅のホームの端まで歩いたり、天気が良ければ一駅分歩いたり、あえて時間のかかることをします。
だからあなたが、デートをするときに、最短ルートを調べるのではなく、ゆっくり歩くルートを探してくれる人だと嬉しいです。
初めましてであんまり長いお手紙は怖いかと思うので、今日はこのくらいにしておきます。それでは、また。
敬具
澤田せい
P.S. noteって右に寄せられないんですよね、敬具…。
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また誰かにお手紙書きたいです。お声がけいただきありがとうございました^ ^
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