まぶたが重いのは疲れ目のせい?思わぬ病気が隠れているかも
まぶたが重く垂れていると、目がしっかりと開かずに「疲れている」「眠そう」といった印象を与えます。
本当に睡眠不足や疲れ目の場合もありますが、中にはまったく別の原因が隠れているかもしれません。
疲れていないのに、目がしっかりと開けない人の多くは、まぶたの重さを支える力が衰えている可能性があります。まぶたを動かす筋肉の低下やむくみが問題となっています。
重みの主な原因は、目の上に脂肪や水が溜まっているせい。瞬きをする回数が少なかったり、目の周りの筋肉を動かさないと、凝り固まったまぶたに脂分が溜まって、目の上に積み重なります。その重みに耐えられなくなると、まぶたはどんどん落ちて、目を覆っていくのです。
症状が酷くなると、手術で脂肪分を取り出さなくてはいけなくなるため、気になる人は早めのケアが大切です。
妙にまぶたが重いと感じたときには、眼球をいろんな方向へ動かして運動させ、目の周りを指で優しくマッサージしてあげましょう。血行がよくなり、筋肉がしっかり動くようになれば、まぶたの重みも解消されていきます。
また、夕方になるにつれて瞼が重くなってくる「眼瞼下垂」という症状もあります。
瞼だけでなく全身がだるい、ご飯を食べるのに顎もだるいといった症状が出ている場合は、
「重症筋無力症」
という病気を疑って下さい。
この病気は全身の筋肉に力が入らなくなってしまう病気で、呼吸筋や心筋が弱ってしまうと息ができなくなり、最悪の場合死亡の危険もあります。
思い当たる症状があれば、早めに医療機関を受診するようにしましょう。
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