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西鶴おもしろい
自分の部屋から掘り出しものがあれこれ出てくるという(笑)
ということで、掘り出された井原西鶴の『本朝二十不孝』。たぶん、大学の授業で使ったやつだと思う。そんな書き込みがしてあるので。
350円ですよw
1980年に第13刷が出てるから、この頃に買ったんだと思う。大学2年か3年の時だなあ。どの先生の講義だったかも覚えてないや💦集中講義でどこかの偉い大学のセンセが来られたんだったかもしれない。
ちなみに『本朝二十不孝』というのは、中国で書かれた『二十四孝』という親孝行な行いを集めた本のパロディ。
たぶん、西鶴さん「こんなヤツおるかいや。おるのはこんな不孝もんばっかりでっせ」とニヤニヤしながら書いたんだろうなと。
この時に西鶴を読んでから、かなりハマって、『好色五人女』『好色一代男』もウチにあるはず。野坂昭如や町田康のタッチが西鶴の系譜かなと思ったり。野坂昭如も町田康も好きな作家。
とにかく口調がいい。リズムが好き。少し変拍子だけど、それがまた眠くならなくていい(笑)
今回、夫さんに読んでもらおうと思ったのも、私ではこのリズムを上手く語れないから。録音するとかなると緊張してしまって抑揚もつけられないし、基本、もごもごしゃべるので、西鶴には圧倒的に向いてない。
いやぁ、読み直してみたけど、やっぱり西鶴おもしろいわ。大阪のおっさんが「いや、そやさかいな」「なんぼなんやいうても、あかんもんはあきまへん。どもなりまへんわ」とか言ってるみたい。親しみしかない(笑)
逆に読めないのが兼好。「ひと歳とったら、『徒然草』が面白く感じるようになるよ」なんて同僚に昔言われたけど、全然面白くならない(笑)
『本朝二十不孝』は、いくつか抜粋して、このおっさんの声で読んでもらおうと思ってますので、スキマ平家と併行してお楽しみくださいませ^^