最近の JOI の様子 (2018/2019 〜 2023/2024)
日本情報オリンピック (JOI) の各種統計情報は,一般社団法人情報オリンピック日本委員会のウェブサイト ( https://www.ioi-jp.org/ )で確認できます。例えば,次のようなページです。
これらでは年度や競技ごとに各種情報がまとめられています。それで,今なんとなく気になっていることがあって,JOI 2018/2019 〜 JOI 2023/2024 の推移を気になりポイントを中心に自分のための備忘録としてまとめてみました。
1. 競技フォーマットの推移
まず,JOI 2018/2019 〜 JOI 2023/2024 のフォーマットの移ろいを振り返っておきます。
JOI 2018/2019 までの予選は3時間6問の1回でした。
JOI 2019/2020 より,予選は一次予選3回と二次予選1回という構成となりました。
JOI 2019/2020 の一次予選は,100分3問で開催されました。
JOI 2020/2021 の一次予選は,80分3問で開催されました。
JOI 2021/2022 以降の一次予選は,80分3問で開催されてます。
二次予選は,設置以来ずっと3時間5問で開催されています。
JOI 2019/2020 より,予選は一次予選3回と二次予選1回という構成となりました。
JOI 2018/2019 と JOI 2019/2020 の本選はつくば市で開催され,JOI 2020/2021 以降の本選はオンラインで開催されています。競技時間は4時間で,課題数は5問です。
2. 参加者数推移
JOI 2018/2019 〜 JOI 2023/2024 の参加者数推移です。
3. 基準点推移
JOI 2018/2019 〜 JOI 2023/2024 の予選Bランク基準点・予選Aランク基準点・本選Aランク基準点などの推移です。春季トレーニングにおける IOI 日本代表基準点は公表されていないようでした。
4. AOJ/AtCoder-JOI の難易度推移
JOI 2018/2019 〜 JOI 2023/2024 の一次予選・二次予選・本選で出題された課題の AOJ/AtCoder-JOI ( https://joi.goodbaton.com/ ) による難易度を表にしました。