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夫と離れてオーストラリアに来て1週間が経ちました

こんばんは。
パースに来て一週間経ったので、
この一週間の間の出来事をまとめてみようと思います。
(写真はCityにあるSupreme Court Gargens)



・出発の日

当日は朝9時半に成田発の便だったので、空港の近くのホテルで夫と前泊をしました。
前日はまだ「明日出発なんだ」という実感がなくて、若干そわそわしつつも普通に過ごし、朝も早いし眠くてわけのわからないうちに出発になりそうだなと思っていました。

当日は空港に早く着きすぎて時間があったので、夫と空港内のお茶漬け屋さんで朝ご飯を食べたり、お土産屋さんの開店風景をみたりしてのんびり過ごしました。
そしていよいよ保安検査場に向かうとき、最初はお互い笑顔で「元気でね!」と言って別れられたのですが、
保安検査場を通過して搭乗ゲートへ向かう道の途中で、お見送りのためなのか、廊下の壁がガラスになっているところがあり、エレベーターで下階の搭乗ゲートへ向かいながら、ガラスの向こうで手を振っている夫の姿を見た時に涙腺が崩壊してしまいました。
そのときの夫の姿を思い出すと今でもなんだかつらくなります…

搭乗ゲート付近で座れるシートを見つけて落ち着いてから、夫にラインをしたら、夫もトイレに駆け込んで大泣きしてしまったらしく、
普段はめったに泣かない人なので、それを聞いて私もまた一人で泣いてしまいました。

という感じで前日までの余裕はどこへやら、
涙涙の出発となってしまいました…TT

とはいえ自分で決めたことだ!と気持ちを奮い立たせて
飛行機の中ではパースについたら何をしようかとか、ホストファミリーはどんな人たちかな、など楽しいことを考えて過ごしました。

ホーチミン空港での乗り換えもスムーズに行き、
23時過ぎにパース空港に到着しました。
ホストファミリーに迎えに来てもらうのは申し訳ない時間なので、この日はシティに安いホステルを取っていました。
タクシー運転手さんに住所を告げると、10分程度でシティに到着。
ホステルの前で下ろしてもらったのですがここで嫌な予感が…

暗い。
チェックインは24時間可能とウェブサイトには書いてあったはずなのに
明らかに暗い…
まさかと思いエントランスに近づくと「ブザーを鳴らしてね」との張り紙が。
ブザーを押して目を凝らすと、暗闇の中にカウンターがあり、確かに人がいる…
カウンターの奥にはフードを被った若い男性がいました。
ブザーを2回押してもなっている気配はなく、フードの彼も完全無視。
と思った瞬間暗闇から今度は高齢の男性が現れドアを開けてくれました。(ちょっと怖かった)
いや、鍵開いてるんかい。

以上に暗いカウンターでチェックインを済ませると、さきほどの高齢の男性が部屋に案内してくれました。
建物自体は見た目も中身も古く、廊下は寮のような雰囲気。
どこからかくぐもったEDMと女性の笑い声が…
やばいところ予約しちゃったかもしれないな…とちょっと後悔しつつ部屋の鍵を開けて中に入ると、ちょっとどころではない後悔に襲われました。
独房を思わせる暗い灰色をしたコンクリートの壁と小さな窓。
シングルベッドのシーツは誰が選んだのか教えてほしいくらいけばけばしい幾何学模様で、小汚いサイドテーブルに不釣り合いなサイズの大きな椅子が置いてありました。

完全に宿選びをミスりました。
到着するのは夜中だし、疲れているだろうから寝るだけだし、と
インフレの最中のオーストラリアで一泊2万のホテル代を出すのを惜しんだばっかりに、私は独房のような部屋で一夜を明かすことになったのです。

再び一人になって寂しさがこみ上げ、夫に電話をしてしまいました。
夫は夫で初めて一人の家に帰り、部屋の広さに泣いてしまったそうです。
そんな話をきいて今度は私が泣いてしまい、
パースでの最初の夜はどん底の気持ちで眠りにつきました…
(わりと本気で明日の便で帰ろうかなと思ってしまいました)

朝になったら少しだけマシに見えた部屋



・ホストファミリーと対面

悲しみの一夜が明けて、独房の小さな窓からも朝日は差し込み、
わたしの気持ちも少しだけ前向きになりました。
オーストラリア二日目の今日はいよいよホストファミリーと対面する日です。

ホストファミリーはAHN(Australia Homestay Network)という現地のエージェントを使ってマッチングしてもらいました。
当初はエージェントなしでホストファミリーと直接連絡が取れるプラットフォームを通じて探していたのですが少し不安に思う出来事がありエージェントを使いました。
これについてはまた別の記事で詳しく書ければと思います。

私のホストファミリーは30代後半のオージー夫婦と、4歳の娘さん、
そして同じくホームステイをしている学生が二人、という構成。

結論から言うと最高のホストファミリーです。
そう思う理由はたくさんありますが、ざっとあげるとこんな感じ。

・ご夫婦がめちゃくちゃフレンドリーでいい人
・娘さんがかわいい
・家がきれい
・個人の部屋もきれい
・マザーのごはんが美味しい
・ディナーにお米が頻繁に出てくる
・学生(私含む)の生活を尊重してくれる
・家にある食材は自由に使ってOK
・お風呂やキッチン、洗濯機などの共有スペース利用に制約がない
・ステイしている他の学生がきれい好きで真面目
・目の前に広大な公園(自然保護区域)がある
・家の周りが静かで安全

本当に彼らのおかげで毎日幸せに過ごせています。
家族の一員のように暖かく接してくれつつも、一人の大人としてリスペクトしてくれて、そのバランスがとても良いです。
見守りつつも自由にさせてくれる…こういう上司っていいよな…そんな感じです(伝わる?)

SNSなどでは留学生をお金目的のみで受け入れ(それはいいとしても)、それを隠そうともしないひどいホストにあたった経験談をよく見かける中で、
この家族に出会えたことに感謝しています。
n=1の話でしかないですがAHNはいつ質問しても返信が早いし、使ってよかったなと思っています。

ちなみにこどもと接するのが得意ではないわたくしですが
4歳の娘さんとは今のところまあまあ仲良くやれていると思います。
日本語話者であっても、小さなこどもとはどうやって接すればいいのか本当にわからなくて敬語で話しかけたりしてしまうのですが、英語だと意外とナチュラルに話せるので有難い。
この機会にこども耐性をつけられるよう頑張ります!!


・毎日の暮らし

現在私は語学学校には行っておらず、かといって働いてもない(リモートで翻訳とかAIトレーナーの仕事は少しだけしてますが)ので時間がたっぷりあります。
就職活動もぼちぼちはじめるか~と思いつつまったく手を付けておらず
毎日規則正しく起きてごはんを食べて、運動して、英語の勉強をして、寝る、という優雅なニートです。
家の周りに自然保護区という名の巨大な公園がたくさんあるので
そこで筋トレをしたり読書をするのが最高に気持ちいいです。
最初はジムに通おうと思っていたのですが、あまりにも気候がいいのでヨガマットを購入して公園で筋トレすることにして正解でした。
こっちにきたら肌荒れするかも思っていましたがツヤツヤです。
暇さえあれば散歩に行きたくなる気候のおかげで毎日1万歩くらいは歩いているので今のところ体重もキープできています。

シティにも数回行ってみましたが、まだ右も左もわからないのでこれからゆっくり探索していければと思っています!

まずはここでの暮らしに慣れる、というこの一週間の目標は無事に達成されたので、来週からはミートアップに参加したり、就職活動もはじめていきたいと思います。


海外っぽい朝ごはん
ハリーポッターでお勉強@家の前の公園
シティにあるイケてる図書館
やたらおしゃれなH&M


・おわりに

悩みってほどでもないけど今感じていること。
こっちにきてなんの不自由もなさすぎて若干拍子抜けしている自分がいます。
不自由を求めてきたわけではないし、ずっとやりたかったこっちで「生活」をするという目的は果たせているのですが、ずっとこれだとちょっと飽きるなあ…という感じ。
2か月くらいで帰ってもいいやとすら思う。
のんびりしていることに罪悪感のようなものを感じる。(真面目過ぎ?)
「ワーキング "ホリデー"」なんだからもっとゆるりと構えていいのかもしれませんが…

この状況を打破するためには仕事内容的にでもいいし、言語能力的にでもいいので今の能力よりも少し上の環境に身を置くしかないと思うので就職活動頑張ります!


以上、まとまりのない文章になってしまいましたがいったんこのあたりで最初の一週間の所感といたします。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!














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