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子供とメディアといじめと。

我が家のデジタル機器の使い方が問題を起こしていくことになりました

私には子供が2人います。上は小学5年生の女の子、下は小学2年生の男の子です。
長女には3ヶ月の頃から英語をさせていたため、英語のビデオ(本物のVHS)やiPod touchのYoutubeや英語のアプリを触らせながら育ててきました。
おかげて娘の発音はネイティブに近くお風呂のふも“FU”と発音するくらい、かなりデジタル機器の恩恵に預かった教育をしてきました。娘は全ての情報を吸収し、博学です。
小学校でも同学年で1、2位の頭です。英語だけで言うと県でもトップクラスでしょう。公文の影響も大きいですが、公文をして家の中で本を読むだけではここまで行かなかったっと思っています。
息子は勉強に興味がない子ではあったものの、公文の先生によると1歳~2歳にかけて日本語習得のスピードが異様に速かったそうです。これもYoutubeの影響が大きかったのではないかと思っています。

娘は愛知で出産し、1歳半の頃に九州に引っ越してきたのですが、息子は九州に引っ越してきてから出産をしました。私たちが住んでいる市は元々田舎で最近大きな商業施設ができたことでベッドタウンとして栄え出したような市です。

そう、元々“ど田舎”。

息子を産んですぐに受けた市の健診ではまずメディアがいかに悪であるかの講習を受けます。脳に悪いから30分以上テレビを見ないようにと保健師さんにひたすら教えられます。また成長するにつれて何度も健診を受けるのですが、そのたびに同じ講義をひたすら受けさせられます。

脳みそに悪いからテレビもつけるなと。
お父さんお母さんもテレビをつけるなと。

言いたいことは本当によく分かります。

意味もないテレビをずっと見ていてもテレビ廃人にしかならないですしね。無気力で脳も発達しないのも知ってますよ。

でもね、無理なことを押し付けるだけでは今の世の中生き残れないんですよ。

だからこの市は大きな企業が1社しかいない、商業施設頼みのただのベッドタウン止まりなんですよね。今更慌ててデジタルに手を出してももう遅いですよ。
○○Pay的なこと流行りに乗ってやってみました感が満載なんですよ。
もはやデジタルを完全悪と見做さず共存する方法を探さないとダメなんですよね。

市への文句は置いておいて…、
小学校に上がると毎週ノーテレビーデーを強いられます。先生が作ったプリントに達成できたら色を塗って毎週親子で感想を書いて提出をしなければなりません。個人的に学校の先生ですら不可能なことを小学生に強いてると思っていて、今の一度も書かずに無視をしています。

息子が市長の息子と同級生になる

娘の時はのらりくらりとノーテレビデーを無視し、市のデジタル完全悪論を無視していてもよかったのですが、息子の同級生に市長の息子がいました。やはり市長の家庭はきっちりノーデジタルライフを貫いていらっしゃったようですね。市長の息子さんの正義が全てうちの息子に向かうようになりました。

実は息子はデジタルに対してとても強いのです。
感覚で全て動かせますし、私が初見で詰まる操作も見事に操作できます。
私はゲームも完全悪ではないと思っていて、こうしたらこうなるかな?と言う発想を鍛えるのにゲームはとても向いていると思っています。
ゲームしかないと確かに脳も萎縮しますが、こちらで時間とやっていいゲームやコンテンツを管理しておけば毒も薬になると思っていますし、もし将来ゲームを作る側の仕事がしたいとなったらゲームをしない人が作ることってできませんよね?
一切ゲームをしたことない人間で任天堂に就職した人っていますかね?
おそらくいませんよね。

そんなデジタルまみれの息子がゲームやYoutubeの話を学童でしてしまうもんだから、同じ学童にいた市長の息子さんもずっと癪に触ります。

「1日家で30分以上ゲームしてます!いけません!」
「Youtubeを見ています!だめです!」
とうちの息子のことを学童の先生に訴え、学童にお迎えに行くと、
「○○君のお母さん、○○君はテレビ見ちゃいけないのにどうして見せるの!目が悪くななるよ!」
「頭が悪くなるよ!」と執拗に言ってくるようになりました。

その度に私は「○○の目が悪くなって君に何か支障があるのかな?」「○○の頭が悪くなったら君は何が困るの?」と聞いていました。
答えに詰まりその子はいつも「だってそういう決まりでしょ!」と言っていました。
何か普通のお母さんと違うと感じたのか彼は私を見つけるとカーテンの裏に隠れるようになってしましました。

デジタル社会の今、デジタルから遠ざけられ可愛そうに…。私は君の将来の方が心配だよ、と様子を見ていました。台湾のデジタル庁の長の記事とかこの子の親は読まないのかな?

案の定この正義からいじめが始まるようになりました。

オードリー・タン氏

※見てもらわないと分からないけれど息子のゲームの中での空間認識能力は半端ないです。幼稚園の頃から大人と互角にスプラトゥーン操れますし、恐らく子供の動きはしていません。これは子供の頃からやっていないとダメなやつではないかと思っています。

※うちの子たちは幼稚園生の時から一台ずつiPhoneとLINEアカウント持って祖父母孝行してます。欲しい誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントの交渉も自分たちでやっています。二人とも爆速フリック入力で鋭い文章を打ち返してきます。

彼の正義が周囲を巻き込み学童をやめないといけなくなった

市長の息子のちょとした言いがかりのような訴えが周囲の子供たちを巻き込んでいくハメになりました。その息子さんは5人いる1年生の中で1人だけ地区が違っていたために元々疎外感を感じていたのか、息子を除いた3人を仲間に取り込みます。

「俺がボスだ!あいつは仲間ではない。学校に来たらあいつと遊んではいけない」

小学一年生でそんなこと言うのか?と思いますが、本当の話です。さすがお父さんの背中を見てリーダーシップはあるのだなと感心しましたが。(お父様は可もなく不可も無く普通にいい市長ですよ。)

一緒に登校する同級生3人たちも学校に着くなり距離を空けないといけなくなったようです。そんな生活が半年続くと息子のメンタルもおかしくなっていきます。
夜泣きをして帰宅後突然泣き出すことも多々あるようになりました。
おそらくもっと酷いこともあったようですが、見えないところで4人から攻撃されるので実態は把握できれていません。
同じ地区の3人(うち2人は双子)のお母さんに訴えてもうちの子がそんなことをするはずがない、と言うことで今度は私もお母様方に無視されるようになりました。

さすがに黙っていられないと市長の奥様を学童に呼び出し、「お宅のお子さんはこんなことをしていつもこんなことを言っていますが知っていますか?」と。予想通り何も知らずにショックを受けていらっしゃいました。
ですよね、市長の息子がいじめのリーダーだと言うのは市長も全力で食い止めないといけないのでしょう、市長の息子からのいじめは程なくしてなくなっていきました。

残るは3人。

一度いじめていいと思った子とは仲良くすることはできないんでしょうね。
一緒に帰ろうと言っても全力で走って逃げられるそうです。
その3人のうち2人の双子はうちの子の家に遊びに来てはswitchを奪いお菓子を食い散らかし息子の頭を足で蹴りうちの庭で飼っているメダカを投げて捨てて殺したこともありますし、もうこの子たちは無視していていいかな…と。
メダカの件はお母さんに文句を言ったらメダカ代を現金で持ってこられましたが、ちょっと頭おかしいんじゃないかなと、袋の中身の手紙も見てませんし、お金が入っているらしい袋ごと無くしてしまいました。

そんな状況が変わらないのでちょうど学校以外のサッカークラブに通うことになったタイミングで学童をやめることにしました。
でも元を正せば市長の息子のやっかみが原因です。彼はこのデジタル社会でデジタルから必要以上に遠ざけられ、他の子についていけなくなり暴君と化してしまったのです。

学童をやめたおかげで息子にもSwitchをする友達ができてきたようで、今では毎日楽しそうに学校に行っています。結果的には学童という閉鎖的な空間から抜け出すことができたのでよかったのです。

同じ地域に住んでいるから絶対仲が良くないといけないって言うものじゃないんだよ、と息子にはいつも言っています。あの3人いつか分かる日がくるんじゃないかな?

それとも分からずに大人になって行くのかな?

ゲームをしないと友達になれない、ではなくゲームをする方が叩かれいじめられる市

おかしいかな。

高い物だからみんな持って居なきゃいけないわけでもないけど、持ってる方が叩かれるのも変な話。ないなら持ってる人の家で遊べばいいじゃん、昭和みたいに。
ファミコンの前に4人くらいで遊んでたけど笑

何が滑稽かというとコロナ禍で市からPCを小学生1人に1台貸し出されるようになってから、ノーテレビデーのプリントが配られることがなくなりました。
脳みそに悪いから30分以上画面見ちゃ行けなかったんじゃないの?

家を出るなテレビ見るなゲームするな公園で遊ぶな、では子供は何をすればいいのか。
海外旅行に行けない今、Youtubeで海外見なきゃ日本の外がどうなってるのかもわかりませんよね。今ある仕事以外の仕事が将来は大半だと言うことにそろそろ気づいてほしい。

もっと方向転換をしてほしい。
なんなら小学生でゲーム作ろうや。
貸し出してくださってるPCでプログラミングもしようや。
サイゲームがある佐賀みたいに子供に未来を見せてほしい。
デジタルとうまく付き合う方法を教えていってほしい。

この市のこれからのためにも。
いち母の意見として、
デジタルを完全悪ではないとしていかないと未来はないと思っています。

デジタルに触れる側がいじめれるのはちゃんちゃらおかしい。

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