EQをわかりやすく解説
こんにちは。EQコンサルタントの時雨です。
EQはじめましての方や聞いたことはあるけど…といった方向けのnoteです。
EQ理論
まず、EQとは”Emotinai Intelijence Quotient”の略で心の知能指数のことです。
ざっくり言うと、アメリカの学者が心理学の観点から、ビジネス社会における成功要因は何かを研究し、提唱したものです。
EQの歴史
EQが提唱される前まではアメリカは能力主義で、その能力=IQが高いことがビジネスでの成功要因とされていました。しかし、IQが高いのにビジネス社会で成功しない人もいました。成功にはもちろんIQは一定の役割を果たしていることは疑いようがありません。しかし、IQ以外での成功要因は何なのか、を心理学の観点から研究をされた方がいらっしゃいました。
それで明らかになったのが、「ビジネスで成功した人は、ほぼ例外なく対人関係に優れている」ということでした。掘り下げると、「自身の感情を認識し、上手く対処するだけでなく、他者の感情も認識し関係を調整する能力」です。社内だけでなく、社外との関係も上手く調節できるので、その結果ハイ・パフォーマーとしての成果を生み出していたことがわかりました。
この研究結果は広く知れ渡り、今では世界トップと言われる「フォーチュン500社」のうち、80%の企業が何らかの形でEQを導入しています。
EQの構成要素
会社や著名人によってEQの構成要素は違うので、EQ理論を初めて提唱したピーター・サロベイ博士とジョン・D・メイヤー博士が発表した構成要素をお伝えします。
EQは4つの構成から構成されているとしそれは以下のもの。
感情認識・感情利用・感情理解・感情管理
①感情認識は顔や声、状況などから感情を読み取る能力。
②感情利用は目標達成のために感情を思考に役立てる能力。
③感情理解は複雑な感情の働きを理解する能力。
④感情管理はネガティブな感情すら利用し、自分と他者の感情を調節する能力。
EQはこの4つで構成されるとされています。
また、日本人は①の感情認識能力、その中でも自己認識の領域がとても低いです。空気が読めるのは素敵なことですが、自分の感情も大切にしてくださいね。
また、上のツイートのように、今の自分の感情の奥底には何があるのか。それを認識することで、対処法がわかり、それを他者にも当てはめて行動していく。このプロセスを適切に行っていくために、自分を向き合う時間は必要です。瞑想でも禅でもなんでもいいので、自分に合うやり方を見つけ、1日5分でも自分のために時間を取ってあげてください。
EQを高めると身に付く能力
これを見ていただくのが早いです。EQは管理職や経営者に必要なものと考えられている方が多いですが、ツイートの後半部分は一般の従業員にも必要なものです。例えば近年話題のGRIT。自己認識ができ、感情のコントロールができるので、物事を最後までやり抜く力が自然と身に付きます。
いろいろ書きましたが、EQは人生というゲームを楽しむためのひとつツールです。成功したい人だけでなく、生きにくいと感じている人にもぜひ学んでほしいなと思います。
さいごに
すっごく簡単にまとめました。物足りなかったらごめんなさい🙄
EQは後天的に伸ばすことが十分可能です。日本人にはもともと備わっているものなので、本来は世界一EQが高い民族だと思ってます。
この機会にEQに興味を持っていただけると嬉しいです!
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