第2話「自分の不登校」
1話から読んでいただけると幸いです。
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中学1年生冬、相変わらず部活も勉強も順調。
部活がスパルタすぎるのが辛いが……
優等生の僕は、初めてオール5の成績を取った。
1年前期で4が2つあり、狙えると思っていた。
特別自慢したりはしなかったが
心の中でありえないほどニヤニヤしていた。
自分好きすぎだろって今では思うけど
中1だし許してほしい。
優等生でなければと勝手にプレッシャーを感じていたし
安心したところもあったと思う。
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中学2年生春・夏、あんまり書くことがない。
部活の顧問が変わり、さらには顧問が担任になった。
毎日ご飯をおかわりさせられたことは良い思い出だ。
部活は割と良いくらいで終わった気がする。
勉強は連続でオール5を取れたので順調かな。
可もなく不可もなくな毎日を過ごした。
ただ、貧血を起こす回数や体調不良の日は増えた。
溶連菌やヘルパンギーナとかに苦しんだことも多い。
体調の変化や体の弱りにもっと敏感になるべきだった。
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中学2年生秋、部活で大活躍だった。
キャプテンとしてチームを引っ張った。
3年夏に全国に行けるように
チーム一丸となって取り組んでいた。
キャプテンということもあり責任は重い。
日常生活から疲弊している感覚はあった。
それでも弱い姿は見せられない。
キャプテンが負けたら絶対にダメだ。
勉強も手を抜くわけにはいかない。
部活が厳しいとか言い訳にならない。
塾にも通い始めた。
高校受験のためにスパートをかけた。
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そんな秋のとある日。
部活終わりに急激な気持ち悪さに襲われた。
一旦座って落ち着かせた。
親に迎えに来てもらってその日は帰った。
次の日の学校で軽く倒れた。
1時間目かな、変な気持ち悪さだった。
次の日から3日連続で学校を休んだ。
気持ち悪さどころか、立つのも大変だった。
立ち上がるだけでクラクラする。
まっすぐ歩けない。
3日後、また学校に行けたが、途中で帰った。
それから僕の不登校生活が始まった。