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後れを取りがちのAvino、支出の増大は企業の不況を打開できるものとなるのだろうか?【Internet Bull Report】

Avinoは表上ではすごく優秀に見える鉱業会社ではあるが、いくらかの真孤高な問題が潜んでいる。


Avino Silver & Gold Mines LTD. (NYSE: ASM)は、金属・鉱業業界においいてダークホースになろうとしていて、0.0092の負債比率と8.36の流動比率といった重要な数字をもっている。これらの数字は鉱業からすると良いのだが、今四半期の収益がたったの2万9000ドルだったと記した2021年第一四半期報告書をみると危険信号がみえる。


株価暴落

ここ5年で、Avinoの株価は3.08ドルから現在の1.05ドルまで下落している。Avinoは、今年の第一四半期での休業やこれまでかなりのお金を費やしてきたAvino Mineでの生産が昨年中は不足してしまったことがあって、それで自分たちが信用できない会社と示してしまっている。

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さらに悪い事には、Avinoの株価は過去15年間高値と低値の循環で動いてきたのだが、長期的な傾向を示したことがない。一般的な方向性がないので、Avinoは一般的な市場変動に影響されやすく自分たちの失敗がさらに悪化してしまいかねないのである。


鉱業がゴーストタウン化してきている

Avinoの鉱業は、他の鉱業とともにパンデミックの影響で閉鎖されていた。さらに悪い事には、労働者たちが昨年の10月まで続けたストライキで影響が長引いてしまっている。ストライキから戻ったあと、今年第一四半期のAvinoの鉱業再開は器具の安全性の確認のために遅れてしまっている。この遅れはAvinoへの投資家感情を悪化させていたのである。

Avinoが保有するうちのひとつであるOxide Tailings depositについての2017年の報告書では、鉱業の初期評価は推測的なものであって技術的に鉱物の埋蔵量がないので経済的実行可能性がないと記されている。それとAvinoが何をもたらしてくれるのかを明言することは難しいのである。


収益の損失

良い収益源はどの企業にとっても重要である。Avinoは、2018年と2019年にそれぞれ3400万ドル、3100万ドルの収益をもたらした。しかし、昨年2020年は1600万ドルとほぼ半分まで減ってしまっている。EBTIDAが2018年の570万ドルから2020年の-700万ドルにまで落ちたとき、この収益は悪化してしまっているのである。

Avinoの収益は落ちてきていたので、2021年現在はAvinoと投資家にとって重要な年となっている。この企業への投資に対するリスクリワードレシオはここ数年で増してきているのである。

自分たちの失敗を直すために、Avinoは設備投資の増大とAvinoの土地での鉱業探査を12000メートルから36000メートルに拡大といった二つの発表を今年行った、長期株主を念頭に置いて、これは魅力的で安全に見えるが、マイナス面での可能性が急であるという事実は残っている。見つけられる資源が不足してしまったら、Avinoは窮地に立ってしまう。


企業を支えてくれるものがない

企業は競争上の優位性が欠けているので、競争会社は常に優位に立ち企業は進歩するのにますます困難になってきている。これがないと、企業は次の四半期は言うまでもなく長期的な成長の市場競争相手であることを証明することができないかもしれない。

Avinoが一般市場に対してもっている利点を見つけるのは難しく、これまでとってきた行動は希望に満ちているが悲惨でしかない状況を打破できるものではない。競争会社は企業にとって脅威となっていて企業の3つの鉱業のうちひとつは経済的実行可能性がないので、企業が長期的な成長の可能性を得ることは難しい。

結果とリスクを組み合わせると、私たちはこの株をアンダーウエートとみて今後数年は市場でアンダーパフォームとなると考えている。




【Internet Bull Report】
海外の経済ビジネス情報サイト。世界中のいろんな企業の経営状況や財務状況の情報など。
URL; https://internetbullreport.com/

翻訳記事;”Avino (NYSE: ASM) Are On The Backfoot: Can Increasing Expenditure Break Their Fall?

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