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日本の習慣について説明しなければいけない海外居住日本人の責務からハロウィンを調べてみた

日本で「ハロウィン自粛してください」とお願いしている様子を見たペルーの友人が「日本はコロナないの」から始まり「合わせて日本は仏教じゃないの?」「どうしてハロウィンやるの」と次々と質問が出てきた。日本にいる時よりも日本のことを紹介し、説明しなければいけない海外生活。いろいろ勉強になることがたくさんです。

というわけで今回はgoogleでハロウィンについて調べてみた。

実際自分が日本にいた時には少なくともハロウィンの習慣などなかった・・・調べてみると2007年から2008年くらいとの事ここ10年くらいのことなんだぁと実感した。毎年渋谷のハロウィンの仮装が・・・というニュースがハロウィン翌日に多く流れていたけど、ここ10年のこととは意外にびっくりでした。

私の住むペルーにおいてもハロウィンは最近のこと。私がペルーに来た時にはそんな習慣はなかった。2010年から2013くらいから少しづつ浸透し始めてきたと思います。実際、仮装してお菓子を求めてくる子供もいますが、貧しい子供が『お菓子くれ』とよってくることもあります。後者は日常の姿なのでハロウィンに含まれるかは、超疑問です。さらに貧しい大人たちまで便乗して何かくださいと寄ってくるので、何がなんだかわかりません。

日本で流行る前は、アメリカ発祥のキリスト教の祭日だと思っていましたがペルーに来て、キリスト教発祥のものではないことをはっきりと理解しました。(ペルーはカトリックが国教なので)調べてみると、「アメリカ民話百科事典」の説明によれば,「ハロウィンは,霊の力と交流できるという期待と切っても切れない関係にある。そうした霊の力の中には,脅かしたり怖がらせたりするものが多い」ということです。さらに、古代ケルト人の儀式を守る多くの魔術崇拝者たちは,ハロウィーンを今もサムハインという古代名で呼び,その日の夜を1年で最も聖なる夜とみなしています。USAtoday紙は,魔女と自称する人の言葉を引用し,「キリスト教徒は『知らずに,わたしたちの祭日を一緒に祝ってくれています。いいことだと思います』」と述べていた。アメリカ発祥でもなかったんですね。

ハロウィーンの習慣は,世界の他の多くの国でも見られます。名称は異なるものの,同じような趣旨の祭日が祝われているようです。(死者の霊,妖精,魔女,悪魔や悪霊などにかかわりのある霊界と交流する,といった趣旨の祭日)
世界各地で行なわれているハロウィーンに似た行事の例:
北アメリカ - 諸死者の記念日
南アメリカ - カウサスカンチス
ヨーロッパ - 諸死者の記念日やハロウィーン的行事
アフリカ - エグングンの仮装舞踏祭
アジア - 盂蘭盆(うらぼん)
ペルーのクスコでも死者の霊のための祭りがあり10/26にバーチャルラジオ放送がなされていました。日本でもお盆の習慣は根付いていますし、ディズニー映画のCOCOはメキシコの死者の祭りが題材となっていましたよね。世界にはいろいろな死者に関するお祭りがありますね。

でも、どうして仮装とお菓子が出てきたのかを少し調べてみた。
「ハロウィーン ― アメリカの祝祭,アメリカの歴史」によると,先に述べたサムハインを祝っていたケルト人たちは,甘い食べ物で霊をなだめたり、不気味な仮装をすれば,さまよっている霊が自分たちを仲間だと勘違いして見逃してくれるだろうと考えたようです。中世ヨーロッパでは,カトリックの聖職者が地元の異教の習慣を取り入れ,仮装をした信者たちがちょっとした贈り物を求めて家々を回ることを容認しましたのが始まりと言われています。お菓子と仮装の始まりはなんとなく予想できそうな内容でした。

カボチャの提灯(ジャック・オ・ランタン)の発祥は?

ジャック・オ・ランタンの発祥はどうだろうと調べると、中世ヨーロッパで取り入れられた家々を回って贈り物を求める習慣の際に,中世のイギリスで「カブをくりぬいたちょうちん」を手にしており,「その中のろうそくは煉獄(れんごく)にとらわれた魂を暗示する」とされていました。(「ハロウィーン ― 異教の儀式がパーティーに」より)それが1800年代の北アメリカで,カブの代わりにカボチャが使われるようになり現代まで続いているとの事。北アメリカではカボチャは豊富にあり,中をくりぬいて細工しやすかったとの事。

最初は『かぶ』だったとは驚きの真実ですね。実は今でもスイスではレーベヒルビと呼ばれる蕪のランプ祭が行われているのも記事として掲載されていました。さらに日本でも和食のプロが灯篭大根やスイカ灯篭もいろいろやっているんですね。

ハロウィンから世界の「死者の祭り」をまわり、世界の野菜提灯を眺め、最後はスイスまで行き着いた。調べ物をすると世界旅行をするような感覚になるので出掛けられない今の時期にはいいかも!

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セゴール
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