![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/16801071/rectangle_large_type_2_89dcb9bcaca1cc37f07a1b8149795229.jpeg?width=1200)
男の中の男、出てこいや〜
あるテレビ局のスタジオ内で、あの男が現れるのを待っていた。
僕ら取材班は、アイドルらの名前が張ってある楽屋の前を通り過ぎると、40〜50人は入るだろう大会議室に案内された。
今回の取材チームは、編集者のWさん、インタビュアーであり記者の僕、そしてカメラマンTさんの3名。
編集者Wさんとは、ボクシング・井上尚弥選手の記事を書いた時に一緒に仕事をして以来、今回が2回目だ。
カメラマンのTさんとは初めてだったため、名刺交換をし、お互いに簡単に自己紹介を済ませる。挨拶もそこそこに、編集者のWさんとカメラマンのTさんが、撮影カットのイメージを擦り合わせ始める。僕もここぞとばかりにパソコンを開いて事前に用意した質問表や取材に関する情報を頭に叩き込む。直前のおさらいは、極めて効率的な予習なので、時間が許す限りギリギリまで準備をするのが僕のやり方だ。
その後、想定した撮影位置にあわせ、取材班3人で机のレイアウト変更を済ませた。
あとは、あの男が現れるのを待つばかりだ。
瀬川泰祐の記事を気にかけていただき、どうもありがとうございます。いただいたサポートは、今後の取材や執筆に活用させていただき、さらによい記事を生み出していけたらと思います。