魔女の会合
今日の午後、覚え書き。
平日2連休の1日目。家のことを済ませると、もう14時になっていた。お腹が空いていたのだと時計を見た途端はっきり自覚する。作るのも少し面倒だな。ラーメンじゃ重いだろうし、カレーは昨日食べた。少しお財布が寂しいし…今日はサイゼリアにしよう。図書館へ寄り道しつつ自転車を漕ぐ。
遅めのランチを食べ始めると、向かいの席に老婆3人が腰かけようとしているのが目に入る。注文はプリン3つにドリンクバー。よくある午後の井戸端会議かしら。あまり注視せずたにいた。
--------------------------------------------------------------------------
ランチを食べ終えぼうっとしていると、向かいから何やら金勘定をする声が聞こえる。
A4用紙をテーブルいっぱいに広げて、
「Dさんは3000円、Iさんもね」「Oさんは5000円よ。Kさんは…あちゃーこれだからKさんは」「あの人そういう所があるからね」「次は声かけなくてもいいわね?」「あ~やっぱりTさんは羽振りがいいわねぇ」
…なんの話?ある1人は仏頂面で、ある1人はにやりとして何やら常じゃない雰囲気がする。
任意の額を払う人たちの管理をしている?会費だとしたら皆一律だろうし、まさか宗教…?にしては少額かも?
怪しげな雰囲気に興味がそそられる。
が、聞き耳を立てはじめると、すぐになんてことはない世間話で盛り上がっていった。タイツのデニール数はどうでもいいから、さっきの話を詳しく聞かせてくれ!
願い届かず、そのまま話に花が咲いて小一時間。金勘定はもうおしまいのようだ。一体なんだったのか。中途半端に知ったせいで余計に気になってしまう。筆者が知らないだけで、あれは当然あって可笑しくない光景なんだろうか…?もしご存じの方がいたらそっと教えてくださいね。
怪しいのか怪しくないのか、それも謎のまま魔女たちの会合は姦しく続いた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?