新婚旅行7日目(1):ギリギリまでレイキャヴィクを楽しむ
極北の地、アイスランドの首都レイキャヴィクに到着し4日目。この日は巨大な温泉施設であるブルーラグーンに行く予定としていた。3泊したホテルともお別れで、別の街への移動を伴う。出発は昼近くだったので、最後にレイキャヴィクの街を散策することにした。
まず向かったのは、ホテル付近から見える教会だった。観光地でもなんでもない普通の教会だと思うのだが、デザインが特徴的で気になっていたのだ。普通の住宅街にその建物は佇んでいた。
計3つの尖塔が並ぶデザイン。華美ではないけれど、端正で洗練されていると思った。入り口近くまで立ち寄ってみたところ人の気配も感じられず、周りをぐるりと回って眺めるだけだったけれど満足した。泊まったホテルも含め、強く主張をしないけれど丁寧にデザインされたものが、至るところに街に溶け込んでいるように感じる。
その後は街の中心部へ繰り出した。
レイキャヴィクの街で発見した日本語たち。「スシバリン」は寿司を扱うカフェで、「極度乾燥(しなさい)」というキャッチコピーが強烈な「Superdry」はイギリス発の洋服ブランドだそうだ。気になっていたものの入らず終いとなった。
さて、ブルーラグーンへ向かうまでの残り時間で最大の目的は、前々日に見つけたショップでの買い物だ。そこは街の中心エリアにある雑貨屋兼ジュエリーショップで、前々日に少しだけ買い物をしたが、気になるものがたくさんあり妻が心残りにしていたのだった。開店前に到着してしまい、ぼんやりと街を眺めつつ店が開くのをしばし待つ。
Harpaは遠くから眺めると水晶の結晶のようだ。
開店し店に入ると、まだスタッフが店の一部でミーティングをしていた。おおらかなオペレーションだ。見たい商品の前にスタッフが立っていて、若干もどかしい(笑)。しばらくしてミーティングが終わりスタッフが配置に付くと妻は早速買い物を始めたが、私が行きたい店に行く時間がなくなってしまいそうだった。そのため、ここで私は妻とは別行動をとることにした。前々日に訪れたレコードショップに一人で向かう。
早足で歩き店にたどり着いた。お土産にする音楽をいろいろと探したが、いざ探そうとするとこれぞというものが見つからない。前々日のような偶然の出会いこそが大事なのだということが分かる。結局CDではなく実家への土産用にお菓子を買い、妻が買い物をしている店へ戻った。
戻ると妻も買い物を終えて店の前にいた。気に入ったアクセサリーを買うことができたようだ。レイキャヴィクの街を惜しみつつ、チェックアウトをすべくホテルへ戻ることにした。