日記 2024.04.05(金)

業務の打合せで挙がった「図を起こせてはいないけれど、頭の中ではできている」という発言が、印象的だった。なぜかその発言者、そのシチュエーションではおかしくなかったが、使い処が難しく失笑を買う可能性が高い台詞だ。

声を掛けてもらい、業務後にAXISギャラリーへ。いつぶりか分からない程久しぶり。内容はスイスの建築家の活動を紹介するもの。展示された4つのうち、全てが80年代前半生まれの人が運営する設計事務所だった。自分と同世代。実作品でなく抽象的なドローイングを発表する事務所もあった。まだ実施の業務に恵まれていないのかもしれない。貯水池に仮設(?)の飛び込み台やデッキなどを設け、プールとして使うプロジェクトが興味深かった。見せ方もドローンによる固定の空撮で、人や乗り物だけ動く平面図を見ているようで面白い。

その後、近くの渋い居酒屋で一緒に行った人たちと飲んだ。お客さんの中に、外国人観光客もいた。薦めた人の選球眼は確かだと思う。

飲んでいる時の話題の一つは、組織内のアーカイブ整理の話だった。アーカイブ化を評価する仕組みが無いと維持や発展をしていけないという意見は納得。自分の話になるが、所属部署用に蓄積したアーカイブの参照しやすい仕組みを個人的に作り、最近ようやく使える形にできた。これは評価をもらいたく用意したわけでは無い。使いこなしていないのが勿体無いことと、自分しか保管場所を知らず都度聞かれるのが面倒である事による。言ってみれば所属するチームが速く成果を出すという実利が欲しいわけだ。組織の成果を自分ごととして捉えられるかが鍵である気がする。しかし、一つのチーム単位でなくもっと大きな単位でやることだと、やはり評価システムに組み込まないと続かないかもしれない。

駄文ですが何卒よろしくお願いします