メリナ様たち西方組の個人的ベストリアル戦闘シーンまとめ
皆様こんにちは。
遂に「メリナ様達のリアル戦闘考察記事」が50本目となりました!
ここまで続けられたのも全てはメリナ様のおかげです!メリナ様~本当にありがとうございます!
今回は50本記念と言うことで、西方外典で活躍した仲間全員の個人的ベストリアル戦闘シーンを今まで書いた記事からまとめてみました。
ではいつものから↓
注意:西方外典についてのネタバレあり
公式設定に基づいた、あくまでも個人の考えです。
〇モケ
初めは今だに人気爆発中のモケからスタートです。
モケの個人的ベストリアル戦闘シーンは…
「西方外典最終話 チルリル隊長&モケ VS (皇帝が強化した)機械兵」
場面は皇帝によって西方組は分断されモケはチルリル隊長と皇帝が強化した機械兵との戦闘になります。忘れた人は西方外典を見直してください。
恐らく皇帝に飛ばされかけた時、とっさにチルリル隊長のそばに行ったのでしょう。
この戦闘においてモケは初手から大活躍をします。
チルリル隊長の背後から迫る敵を発見、奇襲を防ぐ。
敵の発見はモケの向きがたまたま敵の方を向いていたからですが、奇襲を防げたこと自体は素晴らしいことです。
チルリル隊長が捕まり戦意が喪失していく中、モケが何度も敵に立ち向かい時間を稼ぐ&機械兵の手の内(接近戦での戦い方)を引き出す。
そんなモケの勇姿のおかげでチルリル隊長の戦意も復活!
更に急ぎつつも状況的に消極的な攻めしか出来なかったチルリル隊長がモケが引き出した敵の接近攻撃方法のおかげで、積極的な攻め「ASによる捨て身の接近戦」を仕掛けることが出来るようになったのです。
私がメリナ様達のリアル戦闘考察記事を書くのに超参考にしている漫画「ワールドトリガー」で次のようなセリフがあります。
『「「弱い駒が強い駒の働きを止めてる」ってのがすでに戦果としては充分なんだ』
この戦闘におけるのモケ活躍は正にこれ ↑ …なのですが戦闘全体を見返すと…「敵発見により奇襲を防げた」「チルリル隊長の戦意を復活させた」「機械兵の接近攻撃方法を引き出しチルリル隊長の戦闘をサポート」
…が加わるんですよね。
チルリル隊長が何も知らずにこれだけ見たら「本当にモケなのだわ…?」と疑ってしまうような戦果です。
私的にこの戦闘はチルリル隊長よりモケの活躍の方が凄かったと思っています。
〇スリミー
お次は、色々あったからこそミルシャさんの本当の相棒になれたスリミーです。
スリミーも西方外典最終話から
「西方外典最終話 ミルシャさん&スリミー VS (皇帝が強化した)機械兵」
場面はモケの時と同じで今回は皇帝に飛ばされたのがミルシャさん&スリミーになります。忘れた人は西方外典を見直してください。
ミルシャさんが機械兵と戦っている間にスリミーが勝つ為に必要な事に気づきます。
何故気づけたのか…理由はスリミー本人(本魚?)の能力 ↓
です。が、それだけではなく何故この思考に至ったのかにも理由があります。
ミルシャさんとスリミー…普段はミルシャさんが弟を探して無茶をするのをスリミーがサポートして危険な目に合わせないようにしています。
全てはミルシャさんを助けるためにスリミーはいつも頭を使い危険を見過ごさないようにしているのです。
普段からこのように考えているので癖のようになっていますし、ミルシャさんにとって危険なものや逆に危険から遠ざけてくれそうなものの発見が得意になっていた為、西方組でも数名しか気づかなかった敵の弱点に気づけたのです。
と、エルの唄が弱点だったことに気づいたわけですが歌う隙が無いという問題が発生します。
ここでも活躍するのがスリミーで今度は自らが前衛に移動し防壁を張りながらミルシャさんが歌う隙を補います。
この防壁ですが精霊殿を開けるために溜めてきた魔力を使ったのでしょう。
スリミーの活躍をまとめると…
「機械兵弱点を見抜く」「機械兵の弱点をつく隙をカバーする」でした。
この戦闘もミルシャさんよりスリミーの方が活躍できたと思っています。
〇ノア
お次は『メリナ様の大親友』ノアについて。
ノアも西方外典最終話から
「西方外典最終話 西方組 VS シュナウド皇帝」
場面は西方組が飛ばされメリナ様とクラルテさんがピンチになった時、ノアが今まで溜めていた魔力を解放し皇帝に立ち向かっていきます。忘れた人は西方外典を見直してください。
ここで凄いのは、溜めていた魔力を解放するタイミングです。
西方外典最終話のこの戦闘になるまでにメリナ様は何度もピンチになっていました。西方外典だけでもいくつもあります。
私がノアの立場でしたら、ちょっとしたピンチで魔力を使っちゃいそうですがノアはカンのペキなタイミングで魔力を解放したわけです。
更に戦況を理解している賢さ。
この状況で一番大切なことは西方組の合流&立て直しです。
ノアはこの状況と必要な事を理解しているのです。
時間稼ぎ自体は皇帝が何か勝手にキレたのと、
何か勝手に舐めプ油断してくれたおかげで
成功します。
そして西方組と皇帝の戦闘に入りますがジオの圧倒的な力のせいで西方組の戦闘手段が尽き、皇帝が勝利を確信したところで最後の攻撃を仕掛けます。
「相手が勝利を確信したタイミングでの攻撃」と言うのは非常に決まりやすい攻撃です。
皇帝は過去編でも侵入した反乱軍たち相手に使用した全方位・超高耐久・ノーモーションで出せるバリアで防ぎます。
実は西方組との激戦で皇帝がこのバリアを使用したことは無く、ノア戦でだけ使ってきました。それだけノアの攻撃タイミングが良かったと言えます。
ノアの戦闘シーンまとめですが、
①初手で皇帝の標的を自分に誘導。
②動けないメリナ様達から離れ安全を確保
③西方組合流まで時間稼ぎ
④ここぞという場面での攻撃
…と西方外典ラスボス相手に大健闘しました。
特に「時間稼ぎ」は西方組勝利の鍵となる重要な要素ですね。
ノアは長年メリナ様と行動を共にしていただけあって、
・状況を理解する能力
・その場の状況で適した行動をする能力
に長けています。
〇アルド君
次は時空を超えて何度も世界を救っている我らが主人公アルド君です。
アルド君が活躍した個人的ベストリアル戦闘シーンは…
「西方外典6話 西方組 VS ヨハン」です。
6話にて神下勅廷を乗り越えて全員合流した西方組が結晶塔の頂でヨハンと戦う場面です。忘れた人は西方外典を見直してください。
アルド君はヨハンがこれ以上ないってタイミングで 撃ってきた初見攻撃を2度も対処しているのです。
1:ノーモーションエルの鎖(アルド君1度目突撃時)
戦闘時、体勢が崩れたふりをしているヨハンに アルド君はジャンプ・上段からの剣振り下ろしの一撃を放ちます。 ヨハンは今が好機とばかりに、 今まで温存していたノーモーションエルの鎖を 空中で身動きが取れないアルド君の視覚外から放ちます。
ここのヨハンのノーモーションエルの鎖発動タイミングはカンのペキを通り越してもはや芸術的です。
他大陸からやってきた実力が「未知数の剣士」を体勢が崩れたふりで釣りだし、「今までの戦闘で温存していた新戦法」をアルド君がジャンプし「回避行動が出来なくなった瞬間」を狙い「死角」から打ち込んでいるのです。
攻撃タイミングの良さは先程のノア以上にいいと言えます。
…が、何故か防いでしまうアルド君。
一応、事前の話し合いで回避を最優先にしているみたい(ミストレアさん以外にも言っているかは不明。ただ私の考察では皆に言っていることになっている。)ですが…
いくら回避優先といえど限度と言うものがあり、今回の場面のような攻撃は普通は躱せません。
2:魔法攻撃(クラルテさん拘束直後)
この攻撃はヨハンがたまに放つ陰属性(多分)の魔法攻撃です。
なんだかんだあってクラルテさんを拘束し西方組が動揺したところに、今まで温存していた新しい魔法攻撃を撃ってきたのです。
(ヨハンのこの魔法攻撃を放つまでの一連の流れもマジで凄いのでヨハンファンの人は是非見返してみてください。ヨハンのベストリアル戦闘シーンを書くなら間違いなくこのアルド君への2つの攻撃です。嫌いなので書きませんが。)
…が、何故か躱してしまうアルド君。
が、今回はヨハンもアルド君が対応してくると判断したのか怯むことなく攻めの姿勢を続けます。
このまま2発ほど攻撃を回避したアルド君ですが流石に被弾してしまいます。
しかし、ここでアルド君が時間を稼いでくれたことでクラルテさんが復活し、西方組はヨハンに勝つことが出来ました。
アルド君は西方外典全編を通して初見の攻撃への対応能力の凄まじさが見れます。
最終話で皇帝が西方組を分断するための転送攻撃を撃ってきたときもアルド君1人だけが素で回避してました。
西方外典リアル戦闘はアルド君の戦闘経験値がこれでもかというぐらい活かされていましたね。
…逆に言えばこれぐらいできるようにならなければアナザーエデン主人公は務まらないということです…。
〇ミルシャさん
お次は持ち前の明るさと発想力で何度も西方組を救ってくれたミルシャさんについてです。
ミルシャさんが活躍した個人的ベストリアル戦闘シーンは…
「西方外典8話 西方組 VS 陰の精霊」です。
エルの唄を歌わせなくしようと陰の精霊が西方組に襲い掛かってきた場面の戦闘で、特筆事項として陰の精霊によって割れていた海が元に戻りかけており時間制限があります。忘れた人は西方外典を見直してください。
この戦闘でミルシャさんはエルの唄を歌い、陰の精霊を白(天)と黒(冥)が釣り合うところで止めます。
そして黒側だけをクラルテさんに吸収させることで自分たちもアトランティカの住民も陰の精霊白黒両方とも…全てを救いきるという選択を選びました。
…これ簡単に書いてありますがミルシャさんがこの選択を思いつくのはマジパないのです。
そもそもミルシャさん…ここにたどり着くまでに…
①:母親の最期が分かる。
②:長年の相棒スリミーがミルシャさんの母親が亡くなる&弟がリヴァイアサンの元へ行ってしまった原因という衝撃の告白を受ける。
③:②により今まで犯人だと思い込んでいたアトランティカの皆の疑いがはれる。
④:急にスリミーが自分の命を犠牲に精霊殿の扉を開けようとする⇒ギリギリで阻止
…精霊殿に入る前だけでもこれだけあるのです。普通の人なら動揺してそれどころじゃないでしょう…。
しかしミルシャさんそんな状態でみんなと精霊殿に突入。
何だかんだあって陰の精霊白&黒と対峙します。そこから…
⑤:陰の精霊白&黒が両方とも生き残りたいと発言
⑥:陰の精霊白の力が弱まり割れていた海が元に戻りかけて時間制限が発生
⑦:陰の精霊黒が襲ってくる⇒みんなが応戦、ダメージを負いながらもミルシャさんが決断する時間を稼ぐ
…いやいやいや、無理ですよ無理。
プレッシャーでどうにかなってしまいます。どうにかならなくてもプレッシャーから普通にエルの唄を聞かせて終わりという考えしか出ませんよ。
ミルシャさんはこんな状態で応戦しているみんなを気遣ってくれたりしてます…
そんな超やばいプレッシャーの中でクラルテさんに一つだけ質問をし、
エルの唄を歌う時間(と魔力出量も?)を調整&出逢ってまもないクラルテさんと協力し全部を救いきる選択肢を思いついたわけです。
…更に時間等を調整したエルの唄を水中で歌うという技術的にもパないことをしているのです。
8話はミルシャさんにとってヤバいぐらいの出来事の連続でしたが持ち前の明るさと発想力で乗り越えられたのです。
〇ミストレアさん
お次は飛行能力を駆使して大活躍してくれたミストレアさんについてです。
ミストレアさんが活躍した個人的ベストリアル戦闘シーンは…
「西方外典8話 西方組 VS 陰の精霊」…です。自分は特にその戦闘の中でもミストレアさんとクラルテさんが組んで攻撃を仕掛けたところが好きです。忘れた人は西方外典を見直してください。
陰の精霊戦…ミルシャさんを守りながらの護衛戦です。
そんな中でミストレアさんとクラルテさんは互いの名前を呼び合っただけで画像のような位置入れ替わりができました。
この連携…ミストレアさんがクラルテさんの名前を呼び掛けて、クラルテさんがそれに応えるように発動しています。
この連携を分析すると…
①:飛んで攻撃を仕掛けることで陰の精霊の意識を護衛対象ミルシャさんから逸らせる
②:ミストレアさんはエルの唄の歌い手なので狙われる可能性が高い為、後退しつつの飛行、逆にクラルテさんは前進しつつの飛行をしている
③周囲に飛び、空中で被弾した場合、援護が望めない水中に落ちてしまう。これを避けるため、自分たちがいるところの真上に飛んだ
と言った感じでしょうか。
名前呼びかけの順番から、この動きをミストレアさんがメインで行っています。今回はこのことの意味について考えてみましょう。
西方外典6話ヨハン戦…ミストレアさんの役割は伏兵としてがけ下に潜み狙撃で止めを狙う役割でした。
…エルの鎖との相性を考慮したうえで飛行能力を活かした作戦でもあるのですが個人的にこの戦法はメリナ様が考えたと思っています。
根拠としては
ミストレアさんは空中戦経験不足で思いつかない可能性が高い。
メリナ様も槌と魔法を活かして同じような戦い方が出来る(魔法メインで戦い油断したところに伏せていた槌で攻撃する戦法)。
戦闘後のミストレアさんのセリフ。
と、こんな感じで考えると6話の伏兵作戦はミストレアさんは考えていないのではないか?…という結論に至ったわけです。
ですが8話陰の精霊戦のクラルテさんとの連携ではミストレアさんがメインで行動を仕掛けています。
これは西方組との冒険で空中戦の経験が積めたからではないでしょうか。
この地形だと空中でどのように戦う?
現在の状況、戦闘の目的は?
敵は誰を狙ってくる?
この場合誰と組むのがいい?
…これらを瞬時に考え答えを出した結果がクラルテさんとの連携なのです。
特に「敵は誰を狙ってくる?」はクラルテさんの事前のセリフ
を受けてから考えたため狙いは自分たちエルの唄の歌い手であると分かり、「この場合誰と組むのがいい?」は戦闘中の一瞬の合図だけで自分の意図を読み取ってくれる仲間…普段から気遣いが上手く周りを良く見ていて尚且つ先程のセリフの発言者なので発言を受けた自分がどう動くか予想してくれる人…答えはクラルテさん! …となるのです。
勿論ミストレアさんの呼びかけだけで意図を読み取ったクラルテさんも凄いですけどね。
この戦闘は6話の時と比べミストレアさんの戦闘が上手くなっている描写が見れるのです。
〇クラルテさん
次は活躍しすぎてどこを書けばいいのか一番迷ったクラルテさんです。
クラルテさんが活躍した個人的ベストリアル戦闘シーンは…
「西方外典6話 西方組 VS ヨハン」…で晶の精霊を取り込み覚醒した後の戦闘です。忘れた人は西方外典を見直してください。
晶の精霊を取り込んだ隙を狙われヨハンに捉えられてしまったクラルテさん。
しかしメリナ様達がピンチになった時に1話に記憶を思い出します。
その後は冷静に精霊を取り込んで取り戻した力を使いこなし、見事拘束を打ち破ります。
その後は新たに得た飛行能力を駆使してヨハンを攪乱。
ヨハンは動揺しつつもちゃっかりと3発目のエルの鎖を当ててきますがクラルテさんはこれをガードします。
覚醒したとはいえエルの鎖は天敵。事前防御準備なしで食らうとやられてしまいます。
私がクラルテさん立場でしたら戻った力に浮かれてヨハンが動揺してる&対空戦の経験なし…と希望的判断&特攻し3発目で射貫かれてるでしょう。
クラルテさんは冷静に、飛行していても攻撃を食らう前提で防御を整えていたわけです。 何故そのような立ち回りが出来たのか…
勿論ヨハンを警戒していた、記憶が無い為飛び方の経験不足…と防御準備の要素はありますが、一番大きいのは自分が捕まってる時にヨハンがメリナ様のマハノ・マナ(槌が空中を一直線に進み相手に激突させる打攻撃)をエルの鎖でガードした事でしょう。
⇒ヨハンは空中を高速で移動する槌攻撃をエルの鎖で射貫ける技量を持っている…と分かるわけです。
これを見たから空中を飛び回れてもヨハンは当ててくると思えたのです。
メリナ様が最後の魔力で撃った一撃… 皆を助けたいと感情的になる場面であろうクラルテさんは、この情報を整理しつつ強い思いで拘束を解除。 懸念要素は見事的中し、備えていたクラルテさんはエルの鎖を防御。単騎でヨハンを制圧しました。
クラルテさんの個人戦に見えたヨハン戦ラストも西方組の連携の上で成り立ってるのです。
クラルテさんは最終話の皇帝戦でも皇帝が前と同じ動きをした際に攻撃を当てています。
と、このようにクラルテさんは西方外典リアル戦闘で敵の同じ動きに対応する力に長けているのです。
…これは私の妄想なのですが…
クラルテさんには時を巻き戻す力があり西方外典の要所で使われてきました。この力を使う時は大切な人たちが傷つけられどうしようもなくなってしまった時です。
1話でもクラルテさん本人が仰るようにこの力は有限で使用回数があります。
クラルテさんはこの力を使い切る前にみんなを助けるため、もう一度やり直さないといけないのです。
そんなクラルテさんだからこそ力を使わずとも日常で起こるちょっとした現象や人の些細な言動に人一倍敏感であり、特に大切な人たちの命がかかっている「戦闘」ではどんなことでも見逃さない、と目を光らせているのではないでしょうか?
その結果、同じ動きを読む力が強くなったのだと考えています。
そして、この考察でも何度か書いている戦闘中に冷静な理由にもこの考えが影響しているのではないでしょうか?
〇チルリル隊長
お次は、みんなの心に希望と言う名の光と立ち上がるための勇気を与え続けた剣持つ救世主・チルリル隊長です。
チルリル隊長が活躍した個人的ベストリアル戦闘シーンは…
「西方外典8話 西方組 VS 陰の精霊」…の初手突撃シーンです。忘れた人は西方外典を見直してください。
この時の状況は精霊がエルの唄の歌い手3人を攻撃しようとしているのに対し西方組は準備ができていません。
いつもは率先して指揮を執るメリナ様ですが過去のトラウマと敵能力の関係を気にされていて全体を見れていないのです…
これに対して、チルリルさんは瞬時にメリナ様の状態を察知、指揮する間がないと判断し突撃。
判断と行動の速さに驚いた精霊は、本来 歌い手を狙うはずだった攻撃の対象をチルリル隊長へ移します。…なぜこのようなことが分かるのか…
ここで上画像においてチルリル隊長の姿が見えていることに注目してください。
この突撃後、メリナ様がチルリル隊長を庇うため会話で気を引きながらゆっくりと前線へ。狙う時間があった精霊はメリナ様を確実にとらえた攻撃ができているのです。
この確実にとらえた攻撃ですと上画像のように攻撃対象者が完全に隠れてしまうのです。
…この事から
・本来精霊の初手の3連撃は唄歌いを狙った攻撃
・チルリル隊長が3人から狙いをそらすため超スピードで突撃
・この急な突撃に驚き、狙いがずれた陰の精霊の3連撃はチルリル隊長の周囲を掠めるように発動(よって3連攻撃時にチルリル隊長の姿が見えた)
と考えられるのです。
では何故チルリル隊長はこのような判断が瞬時にできたのか…。
これには2つの特徴が関係しています。
1:チルリル隊長の得意な戦闘状況だった。
キャラクエをすると分かるのですが、チルリル隊長の任務遂行のスタイルは現場まで速攻で突っ込んで現地で解決するという形が殆どです。
こんなやり方で生き残って戦果まで挙げられているのは、その場での咄嗟の対応力が求められる突発的な戦闘が得意だから(もしくは逆で、この方法で任務をこなしていたから突発的な戦闘が得意になった)でしょう。
今回の陰の精霊戦での活躍は正にチルリル隊長が得意とする戦闘状況だったのです。
2:人をよく見ているチルリル隊長の性格
チルリル隊長は子供らしい性格をしてますが聖職者としては本当に優れており 人をよく見ていたり、「救済」という言葉の意味について深く考え、他人に教えられる答えを持っています。
今回見るのは、人をよく見ているチルリル隊長の性格です。
西方外典内でもその描写はいくつかあります。
そんなチルリル隊長が一番助けたいと思っているのはメリナ様です。
ただでさえ人をよく見ているチルリル隊長が一番助けたい人の様子に気づかないわけがなく、陰の精霊戦も周りが見れていないメリナ様の様子にいち早く気づき、「1」で書いた得意としている その場での咄嗟の対応力を駆使した結果、一手遅れているメリナ様のカバーが出来たのです。
陰の精霊が放った3つの攻撃…逃げ場のない場所で まともに防ぐのが難しい精霊のポテンシャルから放たれる攻撃は下手すると唄うたいの3人以外も巻き込んで全滅も考えられます。
それをたったの一手で防ぎ切った戦闘的意味が非常に大きいチルリル隊長の突撃…これはチルリル隊長だからこそ出来た行動だったのです。
〇プライ殿
お次は熱くてかっこいい熱血神父プライ殿です。
活躍した個人的ベストリアル戦闘シーンは…
「西方外典最終話 西方組 VS テユール・メナス」…西方外典最終決戦後の映像で流れる西方組連続攻撃です。忘れた人は西方外典を見直してください。
最終決戦の戦闘場所はクラルテさんが創った足場の上であり、他は全て奈落の底…となっています。
見ての通りプライ殿の場合ですと普通に攻撃すると落ちてしまいます。
西方外典の大きなリアル戦闘は物語が進むごとに戦闘場所がエグくなっていき、遠距離攻撃を持たない仲間はこの地形に苦しめられます。
しかし最後の連続攻撃の初手を担ったのは、このような地形での戦いで一度も攻撃をしたことがないプライ殿でした。
なんとプライ殿、槌をぶん投げたのです。
え?槌攻撃による衝撃波じゃないかって?
…彼はそんなことできません。槌や剣を浮かせてたり、でかい槍を何本も召喚したり、空中を飛んだり、魔法を撃ったり、時間を巻き戻したり、時空に干渉したり…そんなヤバすぎることが起こりえるアナデン世界においてプライ殿は少しばかりの回復魔法が使えて、ちょっとだけ身体が大きくて丈夫で、普通よりかは力があるだけの一般人なのです。
勿論、武器を手放すことで回収できるまでは攻撃や防御すらできなくなる正に捨て身の一撃です。(正確には理論的には回収可能ですが出来ない可能性の方が高いです)…しかしそんなことは覚悟の上。
この攻撃は一般人であるプライ殿この限られた状況の中で、覚悟を決め 今自分がみんなの為に何が出来るかを考えていたからこそ、テユール・メナスの隙を誰よりも早く気づき、その一瞬をみんなに繋げた魂の一撃なのです。
〇ロゼッタさん
お次は戦闘は本職ではないのに大活躍したロゼッタさんです。
ロゼッタさんが活躍した個人的ベストリアル戦闘シーンは…
プライ殿と同じく「西方外典最終話 西方組 VS テユール・メナス」…西方外典最終決戦後の映像で流れる西方組連続攻撃です。忘れた人は西方外典を見直してください。
ロゼッタさんのプリーオブギルティは本から発動…つまり目標に当てるために本をあらかじめ適切な場所に移動させる必要があり、上画像の攻撃ですと本をあらかじめ黒矢印の根元奥にまで本を移動させていないといけません。
ロゼッタさんの攻撃は西方組連続攻撃の2番手なので、この攻撃準備はプライ殿が動き出す前から始めていたと言えるのです。
勿論、魔法発動の元である本をそんなに移動させると自分の身を守る攻撃が出来ませんが、そこはプライ殿と同じく覚悟を決めているのです。
ロゼッタさんのこの攻撃は異端審問官らしく他の人の動きを読み切り、さらにそこに自分の覚悟を乗せて放った攻撃なのです。
…私的に妄想なのですが8話陰の精霊戦(特にチルリル隊長の突撃)と最終話でのプライ殿とロゼッタさんの攻撃が実は繋がっているのではないかと思っています。
脱線になってしまうのでおまけとして後でまとめておきます。
〇メリナ様(と、メリナ様達のリアル戦闘考察記事について)
お次は我が神メリナ様です!
メリナ様がご活躍した個人的ベストリアル戦闘シーンは…
「西方外典6話 西方組 VS ヨハン」…での戦いでメリナ様がASにSCしてレイン・オブ・マナでヨハンに初めてまともなダメージを与えた場面です。忘れた人は西方外典を見直してください。
この場面は私の記事内でも何度か紹介しているので簡単に。
ASにSCし、ヨハンと対峙します。
メリナ様、パワーオブテンorアシッドスマッシュの攻撃モーションに入ります。
攻撃はメリナ様から仕掛けましたが、着弾タイミング的に相打ちになってしまうので攻撃軌道をヨハンからエルの鎖に変更。エルの鎖をかき消します。…パワーオブテンorアシッドスマッシュでエルの鎖をかき消したことでヨハンに槌攻撃を強く意識させます。
その状態で今度はセファ系統スキルで槌を上空へ上げヨハンの視線を上に誘導し、警戒が薄い魔法攻撃レイン・オブ・マナを視覚的にも警戒が薄くなっている足元から放ち直撃させるのです。
槌攻撃を囮として使ったわけですね。
圧倒的な個人戦闘能力ですね…。
ここからは戦闘考察とずれるのですが…私はアナデンで…と言うか今までやってきたすべてのゲームの中で、この場面が一番好きです。(アナデンリアル戦闘場面としてなら先程のプライ殿とロゼッタさんの攻撃が好きです。)
生放送で発表されてから待ちに待って実装された西方外典1話…まさかのヨハン戦敗北。…絶望している私にヨハンのとあるセリフが刺さります。
もともと漫画とかでも「理論的な戦闘」が好きだったのですが、アナデンには別に求めていませんでした。…しかしメリナ様達が負けてヨハンのこのセリフが流れた時、私の中で何かが切れました。
「あー…そういうこと言っちゃうんだ。分かったよ。だったらこっちだって全力でいどんでやらぁあああ!!!(ꐦ°᷄д°᷅)!!!」
それ以降、メリナ様の設定を全て見直し…メリナ様が戦闘でできる事を確認してからは、毎日毎日それらを応用した戦法を考え…戦闘で実際に使えるかを思考実験(妄想)し可能性がある案をピックアップ…使える物はすべて使いました。当時のキャンペーンで頂いた「A3アクリルスタンドパネル(1周年記念イラストVer)」も届いた瞬間に考察に使われるほど…
膨大な量になり覚えきれなくなってきたので、せっかくだからネットにあげようと思いnoteに記事を書き始めました…誰も読んではいなかったけど、そんなことは関係ありませんでした。
そう…全てはヨハンとの再戦に備えるためだから!
そしてnoteに12本の記事をあげ終えた後の…2020年9月10日。
約5ヶ月間にわたって準備を進めてきたヨハンとの再戦となりました。
戦闘開始。最高レベルの戦法と駆け引きの数々…
戦闘描写が素晴らしすぎて発狂していましたが、私は見逃しませんでした。
6話ヨハン戦にてヨハンに初めてまともなダメージを与えたメリナ様の攻撃は私が毎日毎日考えてメリナ様なら出来るであろうと予想した応用戦法のうちの一つだったのです。
もう本当にゲームをしててここまで嬉しかったことはありません…!
この場面は間違いなく私が世界で一番楽しめていたと思います!
〇おまけ「8話チルリル隊長の突撃と最終話プライ殿&ロゼッタさんの攻撃の関係性」
さて、ロゼッタさんのところの最後で書いたおまけ(妄想)についてまとめます。
本当におまけなので興味が無い方は飛ばしてくださってかまいません(そもそも全部読んでる方がいるのか不明)。場面説明も簡単に済ませます。分からない人は西方外典を見直してください。
8話陰の精霊戦でのチルリル隊長の突撃…西方組からしたら素晴らしい一手でしたが攻撃の余波でチルリル隊長が最後列まで飛ばされてしまいます。
…それを真っ先に心配し駆け寄ったのが教団大人組のプライ殿とロゼッタさんでした。
ここで教団大人組の心境を見てみます。
ロゼッタさん:メリナ様やチルリル隊長の意思を尊重しエルの鎖を使うのをためらっていた結果、チルリル隊長に命を落としかねない行動をさせてしまう。
プライ殿:3話で「未来を紡ぐ者たちを守る為ならばこの肉体は喜んで盾と為さん」のセリフや、サブクエ「プライはモテ期…なのだわ!?」でチルリル隊長やメリナ様を守ることこそが自分の為すべきことだと痛感していましたが6話神下勅廷ではメリナ様を助けられず、8話では日頃から鍛えていた反射神経を使えずチルリル隊長の突撃を止められなかった。
…とこんな感じかと思います。そしてここでの出来事をロゼッタさんは9話、プライ殿は最終話まで引きずってしまいます。
9話
ロゼッタさん:雷の精霊を見た瞬間、問答無用でエルの鎖を放つ(状況的にも仕方なかったが)。「汚れ仕事は自分がする」とのセリフ。
⇒ロゼッタさんの場合はエルの鎖を使ったことに対する説明時の会話で引きずっていたことを解消出来た気がします。
プライ殿:隊長二人が褒めたプライ殿の行動を本人は~くらいでしか役に立てなかったとネガティブな発言(2話だとメリナ様に怒られた時でもポジティブ)。
最終話
プライ殿:分断時の場面、メリナ様達の為に自分を犠牲にしてロゼッタさんを先に行かせる。現実をしっかり見ているとも言えるが、3話でみんなの前で言っていた「仮に燃え尽きようとも再び立ち上がってみせる」を無視した発言、行動が見られた。
⇒プライ殿の場合はこの後ロゼッタさんが戻ってきての「~きっとあの子たち泣いちゃいます」のセリフと、みんなと合流後のメリナ様がノアの件で絶望している姿を見ての
の場面。…ここでカンのペキに自分が為すべきことを思い出したのでしょう。
西方外典は物語が進むごとにリアル戦闘のレベルも規模も大きくなっていきます。…しかしプライ殿とロゼッタさんは隊長たち以上に最終話の最終決戦で一番の活躍しています。
これは大人である2人も西方外典の物語を通して為すべきことや覚悟が決まり、キャパシティーを超える規模の戦いや状況であっても自分たちが信じた小さな隊長たちを最後まで守り抜くという強い思いを取り戻したからこそだったのではないでしょうか?
〇最後に
さて、どうでしたでしょうか…?
今回は「メリナ様たち西方組の個人的ベストリアル戦闘シーンまとめ」でした。
初めはマジで題名通り西方組の戦闘場面だけをまとめて終わりにするはずが、気が付いたらなんか色々書き加えていました…約15,000字。
今回全員分のリアル戦闘をまとめるため各場面の戦闘ジーンを見返したりしたのですが…マジで西方外典凄いですね…!
ここまで奥が深い描写があくまでも「戦闘」という物語の一部分だけなんですよ…これを西方外典全体までこの感じで見返した時どうなるのか…?
何度か見返している私も今だに新しい発見がある西方外典「剣の唄と失楽の翼」…みなさんもぜひ見返してみてください!!
そして初めに書いた通り本記事で「メリナ様達のリアル戦闘考察記事」が50本目となりました。
ここまで読んでくださった方(いらっしゃれば)、本当にありがとうございます!
今の所、ネタが完全に尽きているので次以降の記事を書くかは未定ですが、また何か思いついたら書いてみようと思います。
それでは今回はここら辺で失礼します。
では、神のご加護があらんことを~♪