西方外典8話 メリナ様達VSMareMarginis戦の分析と考察
皆様こんにちは。
西方外典8話やりましたでしょうか?
今回は…メリナ様達VSMareMarginis(以下、陰の精霊もしくは精霊)戦の分析と考察です。
8話の戦闘シーンも激熱でしたね!
6話の時と勝利条件・状況が違うため、戦闘の要素1つを見ても意味が変わってきます。
前の時みたく 準備に準備を重ねた戦術VS戦術…
ではなく、非常事態に対してその場での対応を求められる戦闘でした…!
(6話ヨハン戦の戦闘もまとめてます。もしよければ→
https://note.com/sefa_zikuneko/n/n01a595e4b76c
振り返りとかで実際の戦闘シーンを見ながら読んでいただけたら、より面白くなると思います。
注意:西方外典8話まで、キャラクエのネタバレあり。
公式設定に基づいた、あくまでも個人の考えです。
ESメリナ様のキャラクエはなるべく触れない方向で…
2021年12月31日…西方外典8話実装1周年記念日に合わせて読みやすく書き直しました。
○戦闘時の状況と6話ヨハン戦との違い
まずは戦闘状況を「地形・環境」「西方組・精霊」の面から分析していきましょう。
1:地形・環境状況
・陰の精霊の洗脳が解けかけ、海と海の狭間が今にも閉じようとしている
→地殻変動で地震多発。精霊殿が崩れかけています。
つまり戦闘に時間制限があり西方組にとってはプレッシャーとなります。
・戦闘場所
精霊殿地下:祭壇の間
ポイントは地下空間であり天井があること…
→ミストレアさん、クラルテさんの飛行能力が制限されます。
精霊正面以外は水でおおわれており、西方組は精霊の正面から移動できません。この状況で戦闘が始まりますと…
攻撃面
→精霊に攻撃方向が読まれてしまい、簡単に防御やカウンターを
されてしまいます。
防御面
→地形的にメンバーが1ヶ所にまとまらなければいけない為、精霊の火力の
規模を考えると1撃で全滅の可能性があります。
武装関係なしで自分より強い相手と戦うためには仲間との連携(数の力)とそれを活かし如何に敵の意表をつけるか…
が大事になってくるのですが…
本戦は仲間との連携(主に機動面)を地形で封じ込まれているのです。
他にも…
アルド君、プライ殿といった、遠距離攻撃が出来ない近接アタッカーはジャンプして距離を詰めなければいけないと言った問題があります。
2:西方組・精霊の状況
精霊サイド
・戦闘を仕掛けた目的はエルの唄の歌い手を歌えなくさせたい
(生死問わず)
・圧倒的な格の違い。 火力・攻撃範囲・射程のレベルが高すぎる
→油断してる(精霊本人のセリフより判断)
・精霊から仕掛ける事が出来た為、先手を取れてる。
西方組サイド
・精霊に仕掛けられ突発的に戦闘が始まった為、準備不足
→作戦を立てれてない。戦闘開始時では目的すら定まってない
→戦闘準備もできてない
→陰の精霊の能力(情報)も把握できてない。そもそも相手が格上。
・前述の地形状況によるプレッシャー
→地震により精霊殿崩壊の時間制限がある。
それがプレッシャーとなり、とっさの判断に影響が出る恐れあり
…今回の戦闘は驚くほど不利な状況から始まっています。
6話でいい勝負ができたヨハン戦ですら…
・戦闘の制限時間はない
・事前に作戦を立てれている。目的が明確
・ヨハンの能力、性格まで把握済み
・地形状況も戦う前から把握済み。
・不利にならない恵まれた地形状況
・メリナ様達全員がこれらの情報を共有してる
・ヨハンにあえて先手を取らせて戦局をコントロール出来てる
…と、ここまで恵まれているのです。
それに比べて今回の精霊戦は
上記の有利な点7項目が無く、さらに敵も1人間のヨハンと比べると
圧倒的に格が違います…
ヨハン戦時より良い点は…
ミルシャさんが加入してる
クラルテさんの飛行能力開花済み。 体調も好調…
…ぐらいですね。
メリナ様達はこんな最悪な状況で格上との戦闘に望んだわけです。
さて、長くなりましたがようやく戦闘に突入です…!
○戦闘の流れと分析
会話は重要なとこのみです。
気になるところは「※」をつけて、直接分析していきたいと思います。
1:精霊が本来の姿に。圧力だけで全員体制を崩す。(※)
(※)いきなり格の違いを見せつけられました。
前項目で記述した通り先手まで取られており、かなり不利な状況です。
メリナ様達はまだこの戦いにおける目的すら定まっていません。
連携で挑むには明確な目的で仲間全員の意思を統一しなければいけません
2:メリナ様…精霊の力に既知感がある模様(※)
(※)余裕ですね…メリナ様だけ既視感のせいで考え事が1つ多いので
決断のプレッシャーがあるミルシャさんに次いで戦闘に
意識が向いてません。 部隊長、指揮をお願いします…!
3:陰の精霊「略~この我が歌い終わるのを
むざむざ待つ道理もあるまい」(※)
(※)自身の目的をしゃべってくれました。優しいですね。
油断してます。
4:クラルテさん「いけない…!
狙いは唄うたいの皆だ…!」(※)
(※)ここでクラルテさんが精霊がしゃべってくれたセリフから
精霊の目的を分かりやすく言語化し皆に注意を促しています。
この情報を基に皆が警戒すべき点が分かり、
どう動くべきかを考える事が出来ます。
大事なのは精霊(敵)の目的を皆が理解・共有できた事です。
情報を伝える時は簡潔に分かりやすく…
クラルテさんいい仕事しましたね。
ただクラルテさんの言葉は命令ではなく注意促しなので、
危険への対応は個人のその場の判断に委ねられています。
5:チルリルさん「チルリルが止めるのだわ…!」(※1)
精霊正面に突撃。(※2)
剣を魔力で浮かせて戦う本気じゃない方の戦い方(※3)を選択。
(※1)このチルリルさんの初手が今回の戦闘で一番大切なポイントです。
リアル戦闘における、この初手の意味を見ていきます。
「戦闘開始の合図」
外典1話のヨハンのセリフ
塔守も言ってた集団での戦闘における弱点…
スポーツでいうお見合いに近いものです。
チルリルさんはこの弱点を消すことが上手く、
6話でも8話でも「誰がこれから何をするか」を明確にし
実質的な戦闘開始の号令をかけています。
…今回の戦闘、ここでお互いに行動をためらってお見合いしてたら
精霊の高火力な攻撃をガード無しで食らって一瞬で終了です。
地形状況のせいでメンバーもまとまっていて被弾しやすいので…
…素晴らしい一手ですが、注目したいところは 驚くほどの判断・行動の速さです。 マジで一瞬でも遅れてたら終わってました…
…この判断・行動の速さには理由があります。
チルリルさん、ならではの。
記事後半でキャラ個別にまとめていくので、そこで書いていきたいと思います!
…ちなみに戦術的には素晴らしい一手なんですが…数分後に仲間から叱られてしまいます(こちらも後述)
(※2)あえて正面に飛び出し精霊の注意を引き、全体攻撃
での全滅を回避しました。
(※3)本気モードの2本の剣を手に持って戦う接近戦スタイルですと、
攻撃が届かないからですね。
オールレンジで戦えるのはチルリルさんの強みです
地形状況に柔軟に対応しています。
6:陰の精霊。接近してきたチルリルさんを囲うように直径2m以上の
陰属性球体を3つ(※)放ち攻撃。
攻撃場所はチルリルさんの場所から やや逸れる(※2)
チルリルさん、相殺を狙うも画面3時方向奥まで吹っ飛ばされる。
(※)精霊はエルの唄の歌い手の人数分、攻撃を仕掛けていますね。
(※2)精霊としてはプレッシャーにひるまず突っ込んできた
チルリルさんに対し、もともとエルの唄の歌い手に放つつもりだった
攻撃をキャンセル。…攻撃対象変更しチルリルさんを攻撃しています。
チルリルさんが助かったのはこの精霊側のラグの影響で
狙いが定まらなかった為と推測。
簡単に言ったらチルリルさんの判断・行動の速さに
意表を突かれた感じです。
7:メリナ様、チルリルさんの戦い方がトリガー(※)となり既視感の正体が判明
(※)偶然です
8:メリナ様「私の仇敵の力はあなたの…」
メリナ様、さりげなく精霊正面に出てこられる。(※)
(※)先程、前にでたチルリルさんとは違い、何故前に出たか…
前に出てどうするのか…を意思表示してません。
外典を通してメンバー内での信頼関係が深まった影響もあり、
連携という点では、これくらいでは大丈夫という判断かと。
(信頼関係不十分では危険なので止められると思います)
前進の理由は恐らく吹っ飛ばされたチルリルさんがいる後衛に
攻撃が行かないようにするため。
メリナ様個人では例え攻撃されても雷の力で防げる…
と、この時点で確信してるはずです。
メリナ様が間合いを詰める時は、何かしら理由があります。
9:陰の精霊「我が力はあらゆるものを引きずり込む 深淵の陰の力(※1)…
我を止めたくば 雷の精霊でも連れてくることだな」(※2)
(※1)陰の力…引力関係の力なんですかね?
巨人の爪痕…海を真っ二つにしてるのも、水を引きずり込んでる
…みたいな。
(※2)弱点をしゃべってくれました。優しいですね。
完全に油断してます。
敵が敵ならブラフの可能性がありますが、格が違いすぎるので
そんなことする必要はない…→言葉のまま受け取っていいでしょう。
10:陰の精霊、メリナ様に対し先程よりも大きな陰属性球体1つ
での攻撃。
チルリルさんに放った攻撃と比較して、しっかりと相手
を捉えているのでメリナ様が見えなくなってます。(※)
(※)チルリルさんの時は突撃に意表を突かれ、
3地点攻撃→チルリルさんへの狙い変更ができなかったからです。
今回はメリナ様が精霊の気をワザと引くように話しながら、
ゆっくりと前に出たため精霊もしっかりと狙えています。
11:メリナ様、ESに…雷属性攻撃で相殺。(※)
(※)弱点突けたとしても、あの精霊の一撃を防ぐ…
やっぱり強いですね。
陰の精霊の攻撃が魔法でしたら感知が出来、
防ぐための最適な角度などが分かる為、
正面から防いだ訳ではないかもしれません。
12:アルド君「セリフ略~」
メリナ様「セリフ略~私の部隊を壊滅させた魔物は あなたと同じ色
の力を宿していたわ」(※)
(※)どうやら、色で判断されたみたいですね。
13:メリナ様「セリフ略~あの忌まわしき日に決着をつける為の
起死回生の一手が…あなたにも通用しそうだということよ」(※)
(※)個人的に熱いシーンでしたが、今は戦闘考察なのでスルーします。
弱点突けたのは偶然ですし。
14:メリナ様、陰の精霊…
互いに雷・陰属性の範囲攻撃を仕掛け合う…(※)
(※)精霊は単発攻撃を防がれたので範囲攻撃を仕掛けてきました。
メリナ様は視野外の攻撃も相殺してるので感知してる…
つまり精霊の攻撃は魔法攻撃だということが分かります。
メリナ様は精霊の全攻撃の場所・威力を把握。
感知が出来る為、攻撃方向をいちいち目視で確認しなくても
ノールックで相殺可能であり、その分メリナ様に余裕ができるので
精霊の防御の弱所を見つけることに集中できます。
そして属性相性の有利性を活かし隙を作ります。
この時、精霊は西方組の後方にまで攻撃を放ってます。
この部分は集団戦闘になった際の陣形を決めるのに
大きく影響してます。(後述)
15:メリナ様、精霊の防御が崩れた瞬間を見逃さずNSの
強化アシッドスマッシュで一撃(※)
(※)ESで攻撃しないのは、精霊を下手に刺激しない為…と魔力温存ですね。
この時点でメリナ様の中では、戦い方(持久戦)が定まっています。
精霊を追い詰め、より強力な攻撃を引き出してしまうと防御にかける
魔力量が増えて魔力残量が減ってしまう為、
目標の持久戦が出来なくなります。
強化アシッドスマッシュを撃った理由は、攻撃の勢いを利用して
槌を手元に戻せるからです。
(アシッドスマッシュは槌が楕円のような軌道を
描きながら攻撃するスキル)
メリナ様の手持ちのカードの中で精霊の攻撃をまともに防御できるのは
ESのスキルのみですが、槌を盾にすることで1回程度なら身代わりが
可能です。
強化アシッドスマッシュで攻撃後、
最速で手元に戻した槌をそのままカウンター防御に使えます。
攻撃と防御の割合を計算して戦う…メリナ様らしい戦い方です。
ちなみに普通のアシッドスマッシュは ↓
と、攻撃エフェクトに違いがあり、規模的にこの戦闘で撃った
スキルの方が強いと判断したため強化アシッドスマッシュと記載してます
16:陰の精霊「小癪な…この程度の攻撃など
虫に刺されたようなものよ!」(※)
(※)あえて水属性攻撃で油断を誘った結果のセリフです。
精霊は駆け引きなどの勝負は経験がないでしょうから、かなり有効です。
17:メリナ様「ええ…それで充分よ
私の目的はあなたを倒すことじゃない」
「ミルシャ。任せるといった手前 時間はきっちり稼ぐわ」(※)
(※)ここでメンバー全員にこの戦い方(持久戦)を伝えます。
陰の精霊にも聞こえてますが、メリナ様一人ですと どの道
魔力が尽きてしまう為、
ミルシャさんに言ってるように見せかけて仲間に援護を求めてます。
素直にお願いできないのがメリナ様らしいです。
18:ミルシャさん「略~ みんな考えながらでも
答え出してきたんでしょ?
ウチだってやってやる…!」(※)
(※)ミルシャさんは本気で言ってますが
「戦闘」においてですと、仲間同士の負担を減らしてます。
ミルシャさんを守るために全力で防御しなくても、ある程度
自身で対処するよ…という意味にも取れるからです。
19:ミストレアさん「少しでもミルの負担を減らします。
私達も参りますよ!」(※)
チルリルさん以外のメンバー全員、武器を構える。
(※)メリナ様がミルシャさんに言った自身の考えをメンバー全体の
戦い方として示し、共有…
プラスで参戦号令と士気上昇。 ナイスすぎです!
連携において一つの目的を定めるというのは非常に重要です!
さあ、全員の意思が一つになり、
ようやくメンバー全体で本気を出せる状態になりました!
集団戦闘の始まりです!
20:クラルテさん「己が内に精霊を宿すものとしては、
引き下がるわけにはいかないね」(※)
(※)何気ないセリフですが
・(弱ってるとはいえ)相手と同格の者が味方にいる
・(弱ってたとはいえ)精霊は一度戦って勝ってるよね?
…という意味にも読み取れます。
この状況でここまで読みとる事は出来ないと思いますが、
仲間と命がけで戦ってきた今までの記憶は経験として確かに残っており、
この何気ない一言でそれを呼び覚ます事が出来ます。
つまり心理的に負担は減ります。(要するに勇気づけられる)
一言で伝わる、さりげない心遣いがクラルテさんらしいですね!
21:チルリルさん「ち…チルリルだって…これしきのことで
やられっぱなしになるなんて性に合わないのだわ!」
プライ殿「次は私が盾になります!
無闇に飛び出されませぬよう!」(※)
ロゼッタさん「…次に飛び出したら 後ろから魔法を撃ってでも
私が止めますよ」(※)
(※)初手のチルリルさんの突撃の事ですね。
あの突撃…戦闘的には最高の一手なんですが、
メリナ様達からしたら悪手なんですよね…
西方外典6話ヨハン戦でゼルベリヤを救うのに犠牲は出さない…
と決めたので。
…下手すれば命を落としてましたからね。戦いって難しいです。
22:アルド君「行くぞ…陰の精霊はオレたち全員で食い止める!」(※)
(※)緩んだ空気を引き締め直してくれました!
この時点でようやく「西方組の勝利条件&制限」がまとまりました。
・戦闘目的 ミルシャさんがエルの唄を歌うかどうかを決める時間を稼ぐ
→戦闘中にミルシャさんが決断出来たら勝ち
・制限
→決断前に誰かが倒れたり、全滅したら負け
→決断前に海と海の狭間が閉じても負け
これらは連携で戦うには必須な項目です。
いくら強いメンバーがそろっていてもバラバラに戦ったり、1人がチームワークを乱す動きをした場合、100%の連携は取れません。
23:通常戦闘…カットします。AFでも撃って倒してください
24:通常戦闘終了…メリナ様達が全員 武器を構え、
陣形(※)を整えた状態でスタート
(※)覚えておいてほしいのはクラルテさんとミストレアさんの位置です。
攻撃時に変化します。
まずこの陣形について。
ヨハン戦みたく初めから作戦を立てた上での陣形ではなく、突発的に始まった戦闘の流れの中で出来た陣形なため、100%でないにしろ、それなりに良い形に整ってます。 ここでは防御について見ていきます。
護衛対象(ミルシャさん)が精霊から離れつつ 仲間に囲まれています。
ミルシャさんから見て右翼側が防御が薄いですね。
ミルシャさん前方はメンバー内で精霊の攻撃をまともに防げるメリナ様がしっかり壁になっています。
防御について書くのに重要なのがプライ殿とロゼッタさんの位置です。
2人はそろって、ミルシャさんの後ろ…最後列にいます。
護衛対象より後ろでいいのか?…という疑問が出てくると思いますが、
思い出してみてください…
先程のESメリナ様と精霊の範囲魔法の打ち合い(戦闘の流れ 14)↓
スクショ難しすぎてあきらめたのですが…この攻撃時、精霊の陰属性魔法は西方組後方まで届いています。
射線が見えない攻撃がチーム後方まで届く…つまり護衛対象であるミルシャさんを360°どこからでも狙えるということなのです…!
2人はこの攻撃を危惧してる為、今回の戦闘ではこの位置から動く事が出来ません…
簡単に例えるなら、この2人まで前衛で戦っていたら…
サッカーでゴールキーパーなしで立ち向かっているようなものです…
簡単に失点してしまいますよね…
メンバー内のアタッカー達は後衛でこの2人がミルシャさんをしっかり守ってるから思いっきり攻められるのです。
次の25から攻撃に入ります。
2人ずつペアで攻めるのですが理由としては互いに援護ができ、いざという時も助け合えるからです。
皆で同時に攻めないのは持久戦なため…です。
倒すのが目的ではなく、時間を稼ぐのです。
25:ミストレアさん、クラルテさん、互いに名前のみ呼び合い
空中(※1)へ。
空中への移動時にミストレアさんは後退しながら移動(※2)
クラルテさんは前進しながら移動(※3)
空中での立ち位置は2人の元の位置と比べ逆転している。
(※1)空中に移動し精霊の意識を目標(ミルシャ)から逸らしています。
(※2)ミストレアさん…
戦闘の流れ4でクラルテさんが精霊の目標は唄うたいのみんなと
言ったため後退しながらの攻撃(防御重視)です。
6話のヨハン戦でも防御重視の立ち回りをしていたため
実戦経験が活きた形になっています。
(※3)クラルテさん…
唄うたいのミストレアさんを守るべく前に出てます。
自身の中に晶の精霊がいる事は、陰の精霊にばれているので、
そこを逆に利用して自身に意識を向けさせています。
弱ってるとはいえ陰の精霊にとっては同格である
晶の精霊(クラルテさん)はどうしても意識してしまいます。
この場面はクラルテさんが言った小さなヒントを聞き逃さずに
敵の情報として活かしたミストレアさん…
自分が言った言葉をちゃんと理解してくれると信じたクラルテさん…
…二人が互いを信じあえたからこそ、名前の呼びかけだけで
「位置入れ替わり」ができたのです。
26:陰の精霊、空中の2人に単発球体陰属性の攻撃を放ち迎撃。
2人は落下し ↓図(※)のように。
(※)2人が護衛対象(ミルシャさん)の左右(陣形の弱所)
を埋めるように落ちました。
…偶然だと思います。
狙ってやってたら、やられながらポジション修正してることに
なってしまうので…流石に無理かと。
27:ミストレアさん、セリフ略
クラルテさん「くッ…飛び回るのは相性が悪いか…~(略)」(※)
(※)運よく仲間達に近い場所…しかも陸地に落ちましたが
吹っ飛ばされたら助からないでしょうし、助かったとしても
水中にドボン&孤立してしまいます。
28:チルリルさん「空がダメなら地なのだわ!アルド!」
アルド君「ああ チルリル!」
29:チルリルさんから初手と同様・同位置に遠距離戦モードで突撃。
(※)
アルド君、チルリルさんを飛び越えつつ(※)同じタイミングで
ジャンプ上段振り下ろし(片手持ち)
…が、ミストレアさん達同様に地上へ落とされてしまう。
2人とも、精霊手前でひざまずいた状態に。
その後の2人のセリフは略
(※)チルリルさんはこれまでの戦闘でアルド君に遠距離攻撃がなく、今回は
ジャンプ切りしか攻撃手段が無いことを知っています。
…実はここのアルド君。 仲間の中で一番危険なんです。
空中じゃ避けられないし、攻撃できたとしても水中にドボン…
チルリルさんは先に攻撃を仕掛ける事で、
アルド君の危険を少しでも減らしているのです。
遠距離戦モードでは両手が空いてる為、
いざという時も臨機応変に立ち回ることが出来ます。
30:ミルシャさん「えっと…空も地もダメなら…海の出番?」
メリナ様「いいえ 私が抑えるわ」(※)
(※)護衛対象でもあるミルシャさんが
護衛がついて行けない海から1人で攻めようとしてるので
止めてます。
31:メリナ様3歩前進。再びESになり攻撃。(※)
メリナ様、魔力残量が尽きるも、ミルシャさんが決断したため
戦闘終了!
(※)精霊手前にいるアルド君とチルリルさん…2人が追撃を受ける
可能性があるので、これを潰すべく属性的に有効な
ESでの攻撃で一気に仕掛けます。
精霊を沈黙させるとは…
皆のおかげでメリナ様自身もかなりの魔力を溜め込めたのでしょう。
ただ、ESになって戻って またなって…負担がやばそう。
…最後にキャラクター1人1人のまとめをしていきたいと思います!
○各キャラまとめ
・アルド君
地形との相性が悪すぎましたね…
こればかりはどうしようもないです…
皆の気持ちを引き締め直したり、と主人公っぽいところはありました。
次戦に期待です。
・プライ殿、ロゼッタさん
戦闘シーンでは動いてないですが滅茶苦茶いい仕事してます。
防御の要。
防御の人選も良く、仲間内で一番頑丈なプライ殿…
本職はデスクワークなので純粋な戦闘では厳しいですが、
回復が出来るロゼッタさん…
と防御しつつも回復し時間を稼げるので、
今回の目的達成確率を上げる事が出来ます。
ミルシャさんも戦闘参加したのである程度の攻撃は対処するとして、
死角となる後方をしっかりと守ってます。
・ミルシャさん
戦闘参加のおかげでメリナ様達の負担がかなり減りました。
水中戦仕掛けようとした時はヒヤッとしましたが…
決断内容に関しては戦闘に関係ないのでカット 泣
ごめんなさい…
・ミストレアさん
ミストレアさんも地形に泣かされましたね…
天井があるので精霊の上は取れず…
落ちたら水中にドボン=孤立なので横にも移動できませんでした…
そんな中でも皆の意思を一つにした あのセリフは素晴らしいですね。
現状の中で出来ることをしっかり実行してくれました。
…個人的にクラルテさんとの連携は胸熱でした。
・クラルテさん
6話で晶の精霊が入ってコンディションが良くなった為か
キレッキレでした。絶好調のクラルテさん、気遣い半端ないですね…!
精霊の目的を皆に伝えたり…勇気づけたり…
唄うたいをかばおうとしたり…
セリフでも 行動でも、仲間の皆に気を遣っています!
このようなアシストの積み重ねも結果に影響していきます。
仲間全員を見れるような視野が広い人がいる
だけで大分助かるのです。
西方組全体のことを考えての行動&発言…
連携への貢献度は一番高いと思います。
・メリナ様
今回の戦闘はメリナ様の苦手なケースでした。
メリナ様は相手の情報を得てから作戦を立て、
感知により先手を取りつつ最後まで攻勢のまま一方的に潰す…
のが基本戦術。
6話ヨハン戦のような準備ができる戦いは滅茶苦茶強いですが、
今回みたいな突発的な戦闘ですと…
メリナ様は考えてから動くタイプなのでワンテンポのタイムラグが
生じるんですよね。
個人での戦闘でしたら問題ないのですが、集団戦ですと
一手の判断ミスで全滅…なんてこともありますし。
今回は頼れる仲間がいたということもあり、
気になっていた既視感をギリギリまで探ってました。
…ただ本当にギリギリすぎましたね。一歩間違えれば結構危なかったかと
個人戦術はやはり圧倒的ですね。
相性もあるとはいえ、後付けで使えるようになった属性で精霊相手に
正面から戦闘できる…って相当やばいと思います。
メリナ様は結構、精神的影響が戦闘に出てしまうのですが、
仲間がしっかりカバーしてくれる今の環境はかなり安定して戦えますね
・チルリルさん
チルリルさんが得意としてる戦闘状況はメリナ様と逆で
その場での対応力が求められる突発的な戦闘です。
チルリルさんはキャラクエの任務等で考えなしに
現場まで突っ込んで行く為、現場で敵の奇襲を受けたり…予想外の
出来事に見舞われたりするはずです。
そんな中でも生き残ってこれた&戦果を挙げれているのは
本人の実力も勿論ですが、
状況判断能力が高さ・行動の速さのおかげでしょう。
今回の戦闘は正にチルリルさんの得意な状況で逆に一手遅れている
メリナ様のカバーをしています。
今回の戦闘は正にチルリルさんの得意な状況で逆に一手遅れている
メリナ様のカバーをしています。
初手の素晴らしい突撃は勿論、怪我をしてるはずの2度目の突撃でも
精霊戦におけるアルド君の不利を感じ取り対応できるようにしています。
仲間を…人をよく見ている証拠ですね。
近接アタッカー殺しの地形でも問題なく
立ち回れる全距離対応可能な戦闘スタイルも活かせました。
最後に一つだけ…
得意な状況とはいえ異常なほどの判断の速さを見せつけた初手の突撃。
部下のプライも反応できませんでしたからね。
チルリルさんはメリナ様が既視感に捕らわれている…いざという時に判断
が一手遅れる…と気がついていたのではないでしょうか?
実際にメリナ様は既視感を感じる…戦闘前から言っていますし。
チルリルさんはずっとメリナ様を助けようとしてきたので、精霊殿内での
探索中にメリナ様の様子に気がついていたはずです。
その事が分かっていたので、あの時もあれほどまで速く動き、
メリナ様のカバー&皆を救うことができたのです。
○最後に
さて、どうでしたでしょうか…?
西方外典8話 メリナ様達VSMareMarginis戦の分析と考察はこれで終了です。
準備に作戦立て、情報把握・共有…そして先手までとる事が出来たヨハン戦
とは異なり、今回の戦闘は本当に苦しい状況から始まりました。
この様な戦いはチームの地力が試されます。大切なことは戦闘目的や戦い方を最速で見つけ出し、それを仲間全員で共有することです。
メリナ様達は皆で何度も、全員に呼びかけるようなセリフを言い、共有情報
や戦い方の更新をしていますね!
そして実際に動くときは、お互い最低限の呼びかけだけで動けています。
この動きは皆で共有している目的が まず初めにあり、その後で信頼関係
や連携熟練度が関係してくることでより洗練されていくのです。
この戦闘…ヨハン戦前でしたら危なかったと思います。
さて外典も残るは2話…
いよいよラストです。
運営がここまで素晴らしい話を作ってくださっているので、信者も全力で応えていきたいと思います!
この考察で少しでも外典の隠れた面白さに気づいていただけたら嬉しいです…!
長くなってしまい本当にごめんなさい…
最後まで読んでくださった方(いらっしゃれば)、本当にありがとうございます。
では、神のご加護があらんことを~♪