NHKマイルC タイムトゥヘヴン
格ならシュネルマイスター上位と感じられる。
血統的に、高速馬場に対応出来るかどうかが、死角と思われている。
父キングマンは、愛、英、仏マイラー。
(父インビジブルスプリントがダンチヒ系のスプリンター。母がミスプロ系のマイラー。)
母セリエンホルデは、独オークス。
一族からはサラキアやサリオス。
シュネルマイスターの血統イメージとしては、「硬い芝に対応するドイツ牝馬 × 欧州のスピード馬」、という感じ。
同じキングマン産駒のエリザベスタワーも、母は独オークス馬。母父サドラーズウェルズなので、より「重い」イメージになるけど、その他構成されている血統はシュネルマイスターと似てなくもない。
シュネルマイスターの場合、たまたま(あるいは陣営が適性を見越してわざと?)高速馬場で走っていないので、どこまで対応するのか不明だけれども、時計が掛かった方が有利、とは感じる。
人気馬なら死角、人気薄なら未知の魅力。
やはり人気する以上、死角になりうる要素だと思う。
一方、グレナディアガーズは高速決着で結果を出しているけど、父は無敗の欧州マイラー、フランケル。
フランケル自身はガリレオ産駒。母系はレインボウクエストの肌にデインヒルなので、父フランケルというだけでは、
キングマンよりも欧州色が強く、重い印象。
グレナディアガーズの母がアメリカンな短距離ダート血統なので、イメージは「重い欧州スピード × アメリカスピード」で、高速馬場にも対応するんだと思う。
バスラットレオンの母も、欧州血統。
父キズナ。
N ZTの勝ち方を見ると、完全に覚醒した感じが有るが、血統的には少なくとも高速決着向きとは言えないのではないか。
今年は人気上位の馬には欧州血統が多い印象。
これなら、日本血統の人気薄が、絡んでもおかしくないかも?
◎タイムトゥヘヴン
ところで、今週は、ダービートライアルが土曜日に2レース組まれ、興味はむしろそっちにあったりする。
この結果では、グレートマジシャンがダービー出走出来ないことにもなるかも。
グレートマジシャンの血統は、父ディープインパクト × 母欧州血統で母父サドラーズウェルズ。
こういう感じの馬は、血統から前評判がよくても、全く走らない事が多かった。
例えディープインパクトで有っても、欧州の重さが出てしまう。
昨年のPOGでも、字面から「血統が重い」とバッサリ切った経緯から、こんなにも走ったことに驚きが有る。
今にして思えば、母がドイツオークス馬。ドイツは硬い馬場なので、フランスやイギリスの活躍馬よりも、日本の馬場への適性が高いということなんだと思う。
今年もPOGのシーズン。
欧州血統の扱いは気にしなくてはいけないところ。
今年のPOGで言うと、アーティットや、フライシュッツや、アスクビックスターあたりが、欧州血統。
ダービー終わった頃に、今年のPOGについては書こうと思っている。
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