マッチングアプリ
今日はマッチングアプリの女性に出会った。
初めてアプリの女性に会うということで髪型をバッチリセットし、普段あまり着ない綺麗めな服装を身につけ、前歯に着いたステイン?ヤニ?を目立たなくさせる歯マニキュアという物を前歯に塗り、万全の準備をして目的地のカフェへと向かった。
その女性のアプリのプロフィールには身長が146cmと書かれてあり、「身長の低い女はエロい」という迷信を信じわんちゃんヤレるかもという下心が正直あった。しかしその淡い期待は呆気なく打ち砕かれた。
最初は当たり障りのない話を30分くらい続けていたが、将来の夢の話に切り替わったあたりからその子の独壇場と化し、捲し立てるように話を続けた。
「自分が頑張ることによって周りの人に影響を与える様な存在になりたい。その為に今ビジネススクール的なのに通い色んな事を勉強しているんだ」「世界一周をする為に株や投資の勉強をし、お金を貯めたい」と目をキラキラさせながら自分の夢を熱く語っていた。
年下なのにこの子凄いな、賢いなと思ったと同時に、薄っぺらい自分がすごく恥ずかしくなった。自分も生まれて早21年、今年で22にもなる。しかし、こうなりたいという明確な目標もなく就職先も適当に決めてしまった。自分が話せば話すほど薄っぺらい自分を見透かされそうな気がしてもうただ黙って相槌を打つしかなった。
やはり夢に向かって努力できる人間はカッコいい。自分もそういう人間になりたいという想いはある。しかし、なにもやりたい事が見つからない。新しいチャレンジをしようとは思いつつも中々行動に移せず、行動に移したとしても3日坊主で終わってしまう。本当にダメな人間だ。
結局その後20時を過ぎカフェを出て「この後どうする?」と聞いたが「やる事あるから帰ろうかな」と言われそのまま別れた。常に聞き手に回っていてあまり自分の話ができなかったため、恐らくつまらない人間だと思われたのだろう。
流石にこれで家に帰るのは物足りないと思い、ピンサロにでも行こうと思ったがこの時間は値段が高いと思い辞め、飯を食おうと思ったが腹も減ってなかったので、結局コンビニでタバコとライターを購入し喫煙所でタバコを吸ったあとそのまま帰宅し、今に至る。
やっぱり女はちょっとバカなくらいが丁度いいと思う。賢くて野心的な人間はカッコいいとは思うが、一緒に居るとどうしてもその子と自分とを比べてしまって自尊心が傷つけられるし何より可愛げがない。今日出会った子もこれから会うことはないだろう。
もっと書き連ねたいことがあった気がするが忘れた。
はぁー今晩のオカズは何にしようかなー
やっぱり俺はゴミ人間だ。