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「写ルンです」が思い出をより特別にする話

こんにちは。Webデザイナーのふくべです。

最近重い腰をあげてやっと2年前に撮り終えた「写ルンです」を現像してきました。

現像された写真は友人と旅行に行った時のもので、その時の状況や環境が写真を通じて鮮明に思い出されました。

広島旅行に行ったときの写真

現像しに行くのは、ズボラな自分にとってはなかなか面倒だったりしますが、毎回できあがった写真を見て思い出を振り返る瞬間が最高に好きです。

スマホの写真でいいじゃん!、なんて思うことも多々ありますが、スマホで撮影した写真では感じられない「エモさ」があるから手間を取ってでも「写ルンです」をやめられない。気づいたら抜け出せないほどの深い沼でした。

そこでデジタル時代で手軽に綺麗な写真を撮れる中、あえてアナログな写真を撮る「写ルンです」の魅力を語らせてください。


「写ルンです」とは

「写ルンです」は、1986年に富士フイルムから発売されたレンズ付きフィルムカメラです。簡単に綺麗な写真が撮れるとして、多くの人々に親しまれました。巻いてシャッターボタンを押すだけといったシンプルな操作で誰でも使いやすい商品であり、特にフィルムの色合いや特有の風合いが魅力とされています。
読み方は「うつるんです」が正解です。
現在では現像した写真をデータ化してくれて簡単にスマホに写真を送れてしまいます!

「写ルンです」沼に浸かったきっかけ

もともとミラーレス一眼カメラを所持してましたが、持ち運ぶには結構重く扱いにくいです。また綺麗な写真は撮れますが、ピントや露出や構図などいろいろなことを考えながら撮影することに嫌気がさしました。

そこで成人式の記念品に入っていた写ルンですを何気なく旅行で使ってみたところ、カメラ自体軽いため持ち運びしやすく、何より撮影はただシャッターを切るだけ。その手軽さかつ直感的に撮影できてしまう体験がとても楽しく、フィルムカメラ沼に足を突っ込んだきっかけでした。

「写ルンです」の魅力

思い出に深みを与える

「写ルンです」は、撮影できる枚数が27枚と限られているため、一枚一枚の写真に対する価値が高まります。デジタルカメラのように無限に撮影できるわけではないため、本当に撮りたい瞬間でしかシャッターを切りません。

これが被写体との向き合い方を変え、本当に心が動くもののみにフォーカスするため、日常の何気ない瞬間にも新たな発見や感動をもたらします。

例えば、家の窓から見た風景や友人の動作や表情など普段は見過ごしてしまうような瞬間が、「写ルンです」を通してより深く心に刻まれるような気がします。

家の窓から見た景色

直観的に撮影できる

「写ルンです」はピント合わせも不要で、フラッシュの有無以外はシャッターを切るだけなので、難しいことを考えず「撮りたい!」と思ったらすぐに撮影できます。

心揺さぶられた残したい瞬間を、ピントや露出や構図などのいろいろなことを頭で考えず、撮りたいと思った瞬間にサッと取り出して撮れるところが写ルンですの魅力です。 
簡単に撮ることができるので、日常の記録もエモく残すことができます。

日常で起きた悲劇

現像するまでのワクワク感

「写ルンです」はどんなふうに写真が撮れているか現像するまでわかりません。撮影した瞬間には結果がわからず、写真がどう映っているかすぐに確認できない不便さが期待感と緊張感を生みだします。

そして現像された写真を手に取る瞬間の喜びは、デジタル写真で味わえないフィルムカメラならではの魅力です。偶然の光の反射やブレなど、予想外な写り方も味が出てとてもエモいです。

指入ってる…

日常を特別なものに変える

「写ルンです」を持つことで、日常の一瞬一瞬が特別なものに変わります。普段の生活の中で見逃しがちなさりげない瞬間をフィルムカメラを通して捉えることで、日常の風景や出来事が新鮮に感じられます。

例えば、せんべいを床にばらまいてしまった瞬間や喫茶店で食べたプリンなど、何気ないシーンが「写ルンです」によって特別な瞬間として切り取られるのです。

喫茶店で食べたプリン

さいごに

「写ルンです」はお金がかかるし、現像しなければいけないため手間がかかります。
しかしデジタル時代で手軽に写真を撮ることができる反面、失われがちな一瞬一瞬の価値を、フィルム写真は教えてくれます。これからも「写ルンです」で心が動いた瞬間を大切に撮り続けていきたいです。

もし「写ルンです」を使ったことがない方や、最近使っていない方がいれば、ぜひ試してみてください。まずは旅行やディズニーなどの特別な日に使うのがおすすめです!

フィルム写真ならではのノスタルジックな写りや現像するまでのワクワク感、そして現像した写真と対面した瞬間の感動と「写ルンです」のエモさをきっと感じることができると思います。

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