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【一陸特】2020年(令和2年)10月 工学Aの問題〔5〕解説

どんもー。本日は第一級陸上特殊無線技士の2020年(令和2年)10月、工学Aの問題〔5〕です。

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〔5〕次の記述は、自由空間における電波(平面波)の伝搬について述べたものである。○内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、電波の伝搬速度をv[m/s]、周波数をf[Hz]、波長をλ[m]とし、自由空間の誘電率をε0[F/m]、透磁率をμ0[H/m]とする。

(1) vはfとλで表すと、v=Ⓐ[m/s]で表され、その値は約3x10^8[m/s]である。
(2) vをε0とμ0で表すと、v=Ⓑ[m/s]となる。
(3) 自由空間の固有インピーダンスは、次回強度をH[A/m]、電界強度をE[V/m]とすると、Ⓒ[Ω]で表される。

  A          B          C
1 fλ         1/√(ε0 μ0)         E/H
2 f/λ          1/(ε0 μ0)         E/H
3 fλ              1/(ε0 μ0)         E/H
4 f/λ             1/(ε0 μ0)         H/E
5 fλ         1/(ε0 μ0)         H/E


(1) これは、V=fλという電波に関して最も基本的な公式ですね。必ず覚えてください。「ブイイコールエフラムダ」ってちょっと語呂がいいので覚えやすいと思います(?)。

ということで、Ⓐはfλです。

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(2)こちらもv=1/√(ε0 μ0)という電波に関して最も基本的な公式ですね。必ず覚えてください。「ルート」が必要です。

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(3)こちらも公式です。覚えましょう。下記のように、余分に覚えていてもいいかもしれません。

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というわけで、正解は①です。

この問題に関連したワードはハッシュタグにまとめています。また、マガジンで資格ごとに、科目ごとにまとめていますので、ご参照ください。

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