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ときメモGS感想&プレイ記録 姫条くん親友√

姫条くんの親友√をプレイしました。姫条くんの、好きな人に対しては奥手になってしまういじらしさが親友モードではどう表れるのか気になってしまって。
親友√には親友EDと親友告白EDがあるのですが、今回狙うのは親友告白。





以下、プレイ記録と感想を書いていきます。スクショ&ネタバレバリバリ有ります。



<プレイ記録>

始まりの1年目

姫条くん親友√を目指すにあたり、当て馬に選んだのは葉月くん。
ライバルとなるキャラクターがいないこと、GS無印は爆弾の発生頻度が高く、なるべく登場キャラを抑えたいということから彼を選びました。GS無印での親友√が初めてなので、これが正しいのか間違っているのかわかりません。

部活はテニス部、バイトはアルカードに。
ボマー鈴鹿くんの登場を防ぐため、運動は部活で上げていきます。ついでに瑞希様も愛でましょう。

最初の半年くらいはパラ上げに専念。7月辺りに姫条くんが出てきてくれました。

葉月くんと二人三脚(葉月くんしかキャラがいない)


夏休み明けくらいから葉月くんと姫条くんにちょっかいをかけ始めます。
最近葉月くんを攻略しただけあって、彼とのデートはお手の物です。
姫条くんも比較的選択肢がわかりやすいので、楽しくデートさせていただきました。

クレーンゲーム好きなあたり、朝日奈さんみを感じます


2人を交互にデートに誘いながらパラ上げ。この辺りは我慢の時期ですね。

姫条くんは最初から優しいのでいいんですが、デレた時を知っているだけに葉月くんの塩対応が辛い。でも、この塩があるからこそ葉月くんは美味しいんですよねぇ。そう思うと、しょっぺえのも段々と良いように感じてきます。

しょっぺえ葉月くんと甘い姫条くんを代わる代わる味わっているうちに年明け。

初詣も葉月くんと

3月の期末では学年1位を取れましたし、滑り出しは順調です。


やはり1年目は動きが少ないですが、それでも1つ、とても印象に残ったイベントがあります。
それは、バイト訪問イベントです。

普通状態でのこのイベントは、ほとんどのキャラが冷やかしですよね。でも、姫条くんは注文してくれるんです。実家を出て一人暮らしをしているため、あまり経済的な余裕が無いでしょうに。

小さなことですが、このイベントを機に姫条くんの見方が大きく変わりました。
私は姫条くんを「女の子にだけ優しいチャラ男」だと思ってたのですが、彼は「生来の人の良さを持つチャラ男」だったのです。とにかく人柄が良すぎる。そもそも、「チャラ男」自体が姫条くんの本質とは違ったりするのですが……。


変化の2年目

ここら辺からプレイヤーもゲーム側もエンジンがかかってきますね。

姫条くんも飛ばしてます

2年目の体育祭では姫条くんと二人三脚、当然1位です。期末テストでも引き続き1位と、磐石の構えが完成しつつあります。受け入れる準備は出来た、いつでもドンと来いといったところ。

……しかし、事はそう上手く運ばず。本当は5月に姫条くんを親友にしておきたかったのですが、デート回数が足りておらず断念。そうこうしてるうちに、修学旅行が始まります。

姫条くんから自由行動のお誘いをいただきました。当然返事はオッケーです。

このセリフ、結構ビックリしました。姫条くんて趣とか感じる人なんだ、と。
それとも、自分自身はそんなこと思ってないけれど、主人公と一緒にいるこの場を盛り上げるために言ってくれているのか……どっちなんでしょう。

盛り上げ上手な印象が強いので後者なのかなとも思いながらも、心にも無いことを言うタイプではないとも思うんですよね。

もしかしたら、姫条くん自身の「一見チャラチャラしてるけど実は一本気」なキャラクター性と、景色によって見え方が変わる金閣寺を重ねてる、とか……?メタ的にはそんな意味合いが含まれている気がします。

そしてもう1つ、お土産屋でのシーンも印象的。

本当に姫条くんて気が利く人ですよね。気配りパラめっちゃ高そう。
この後、「店長にいいお土産渡せば時給上げてもられるやろ」みたいなこと言うんですが、それは体育祭イベントよろしく照れ隠しでしょう。こういうところは高校生っぽさを強く感じます。

姫条くんはきっとバイト先での勤務態度そこまで良くないと思います。遅刻も割と頻繁にしてそうな話ぶりでしたし。それでも、同僚やお客さんから好かれてるのが容易に想像できます。それは、ひとえに姫条くんから滲み出る人柄の良さゆえですね。

……そんな人をこれから地獄に突き落とさなければならない。最後には絶対に姫条くんのところに行くから。どうか待ってて欲しい。そんな都合の良い思いを胸に秘めながら、運命の日を迎えます。

心なしか、SEAの目も悲しげです


ついに、出会ってしまいました。
そして……

つい1ヶ月ほど前の修学旅行では、いつもよりずっと長い時間を一緒に過ごし、色んな場所に行き、かけがえの無い思い出をたくさん作った私と姫条くん。


そんな私達の関係は、親友になりました。


姫条くんの爽やかで優しい、でもどこか寂しげな笑顔が私の胸をぎゅっと締め付けます。なんだか、私のことをすっぱり諦められてしまったような気がしました。この状況で、まだ好きでいて欲しい、異性として見て欲しいなんて言う資格はありません。親友という道を選を選んだのは自分自身ですから。それと、もう1つ理由があります。


それは、葉月くんを好きなのが事実であることです。


葉月くんと過ごす時間はとても楽しく、何度も見たはずなのに、彼が時折見せる笑顔にはドキッとさせられてしまいます。葉月くんから誕生日プレゼントが貰えなかったり、修学旅行で声をかけて貰えなかった時、私は心の中で小さく落胆していました。

ずっと、私の心はうっすらと、しかし確実に葉月くんの方を向いていたのです。もっと葉月くんと一緒にいたい。私しか知らない、柔らかな表情をした彼が恋しい。姫条くんとデートしている時、ひいては修学旅行中でさえ、そんな思いが私の中にはありました。

でも、姫条くんのこの笑顔を見た時、私の心は激しくざわつきました。葉月くん以上に、何度も見てきたはずなのに。どうしてこうも心が掻きむしられるのだろう。

今まで友達のような距離感で楽しく過ごしていた私と姫条くん。
でも、いざ私達は友達であるという事が明言されると、途端にそうは思えなくなってしまうんです。


残酷な話ですが、私は親友になることで初めて姫条くんを異性として強く意識し始めました。

ここから、私と姫条くんの本当の恋がスタートします。


気持ちが固まった私は、姫条くんとデートを重ねていきます。親友になった姫条くんは今まで通りのラフな態度で接してくれますが、たまにシリアスな顔を覗かせるようになります。このギャップにキュンとさせられますね。

そんな顔、初めて見たよ……


プレイしてから知ったのですが、GS無印には友情から愛情状態への切り替わりが無いんですね。そのせいか、追加デート会話がしょっぱなから攻め攻めでびっくりしました。

GS2、3と比べたら会話パターンは少ないのですが、これはこれで新鮮に楽しめました。これだけ攻めてくれるとなると、氷室先生なんかも親友√やってみたくなりますね。

2年目の初詣は姫条くんと


その後は姫条くんとのデートをメインに、まだスキ状態になっていない葉月くんともちょこちょこ遊んでいきます。

無事に姫条くんを親友にすることが出来た2年目。パラメータも整っていますし、あとは葉月くんをスキ状態に入れれば準備完了です。
私の情緒はめちゃくちゃにされましたが、ゲームとしては順調に進んでいます。このまま行けばお目当ての親友告白EDを迎えられそうです。


……と、思っていました。


激動の3年目が始まります。


激動の3年目

とりあえず、当面の目的は葉月くんをスキ状態に持っていくことです。
そして、粘り強くデートを重ねた結果、5月頃にはスキ状態にすることが出来ました。これで一安心、あとはパラメータ上げに専念すればいいだけです。ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間……


葉月くんの怒涛の攻めが開始します。


これがGSシリーズの難しいところですね。本家だと相手からデートに誘ってくるのはわりとレアなのですが、GSではガンガン来るので休日が潰されまくります。

そこに追い打ちをかけるのが守村くんと日比谷くんの爆弾。
もっと姫条くんとのデートやパラ上げをしたいのに、葉月くんのお誘いと爆弾処理でどんどん時間が奪われます。

葉月くんがスキ状態に入ったらあとはウイニングランだと思っていたのですが、全くそんなことは無かったです。

絢辻さんといい、手帳はパンドラの箱

爆弾処理で何度か守村くんとデートをしていたら、有沢さんがライバルになりました。
もう私を取り巻く人間関係はぐちゃぐちゃです。

そんな中始まった文化祭。
テニス部は出し物がないので、強制的に学園演劇になります。

葉月くんのシンデレラはやはりいいですね。
特に、「ダメだ、行くな!」のところ。あの台詞は、前に聞いた時よりずっと重く感じました。
私の心は今まさに姫条くんのもとへ行こうとしています。そんな時に、こんな言葉をかけられたら……

僕は、泣いた……

真嶋くんじゃないですが、私は割り切って遊べる方だと思っていました。でも、どうやらそうじゃなかったようです。
学園演劇とクリスマスイベントの時は画面が滲んで見えました。

まさかここまで感情を揺さぶられる体験が出来るなんて、プレイ前には想像もしていませんでした。

優しい言葉が胸に刺さります


この2つのイベントで葉月くんに傾きそうになりましたが……それでも、私が心に決めたのは姫条くんです。

今回は、葉月くんとは結ばれることが出来ないんだ。ごめんね。そう何度も心の中で唱えていました。


そして、その「ごめんね」を直接伝える日。卒業式を迎えます。

当然のことのように、葉月くんは教会に来てくれました。

1度聞いた彼の告白は、全く違う言葉のように思えました。でも、変わったのは彼でありません。私です。

他の男にうつつを抜かしながら、また別の男をたぶらかす。今の私はそんな人間です。一途に彼を愛した時に聞いた告白と聞こえ方が変わるのは当たり前です。

受け入れられないことがわかりながらも、私は彼の声に耳を傾けます。彼の口から言葉が紡がれる度、私の心は軋みました。


ついに、葉月くんが想いを打ち明けると……今度は私が答える番になります。




答えは、やっぱり「ごめんね」です。


選択肢が出た時、私はSwitchを1度置いてしました。最初から、葉月くんの告白を断らなければならないことはわかっていたはずなのに。いざその場面が来ると、私は怖気付いてしまいました。

しかし、今回のプレイは姫条くんと結ばれるためのもの。そう思いなおした私は、深呼吸をしてからSwitchを再び手に取り……葉月くんの告白を断りました。

これでいい。これでいいんだ。
そう自分に強く言い聞かせながら、葉月くんが教会を去る姿を見つめます。

やがて、画面が切り替わり……





……?



…………???


………………!?!???????


______________________















葉月くん、大好きーーーーーッッッ!!!!!!






<感想>

どうしてこうなった。

葉月くんを振った後、エピローグが始まった時には思わず声が出ました。まさかこんなことになるなんて、微塵も考えていませんでしたから。

私はときメモ本家とGSシリーズ合わせて6作経験しているので、プレイングには多少自信がありました。なのにも関わらず、このような結末になってしまうとは……。

姫条くんのときめきパネルがマックスになっていなかったので、それが良くなかったんですかね。デートはかなりの回数行っていたので大丈夫だろうと高を括っていたのですが。
パラメータは満たしているので、考えられるのはそれでしょう。

リッチ余りすぎ


まぁ、終わり方こそアレでしたが、それも含めてとても楽しいプレイ体験を得られたと思います。

気付いていなかった、もしくは気付かないフリをしていた葉月くんへの気持ちを自覚した時には、すっごくドキドキしてしまいました。

それこそ、最初からわかっていたんですよ。だって、葉月くんを当て馬に選ぶこと自体無理があることですから。
それっぽい理由を並べ立てて葉月くんを選んだことを正当化しましたが、普通に考えれば適任は鈴鹿くんでしょう。

なのに、なぜ私は葉月くんを選んだのか……それは、ただ葉月くんがよかったから。彼が好きだから。


そんな、自分でも気付かない恋心が暴かれてしまう経験は、現実の恋愛以上のときめきをくれました。
リアルの恋愛でこんなにドキドキできたことありませんから。まだときめく心が私にもあったのだと嬉しくなってしまいました。

記事タイトルとは裏腹に葉月くんの話ばっかりになってしまっていますね。姫条くんの感想も話していきます。

姫条くんはときメモ無印の朝日奈さんと似た雰囲気を持つことから興味を持ったのですが、わりと似て非なるキャラでしたね。恋愛にこそ素直になれたものの、それ以外の面ではずーっとふわふわしてる朝日奈さんに対し、姫条くんは地に足着いているところが多かったと思います。

2人とも進路はフリーターですが、朝日奈さんは完全に成り行き、姫条くんは父を超えるという夢の過程としてあえてフリーターの道を選んだのでしょう。同じ進路でも、抱く印象はまるで違います。

そのような地に足着いた部分だったり、細やかな気配りが出来る部分も相まって、リアルにいたら付き合いたい男ナンバーワンですね。

そんな、現実味の強い姫条くんのキャラクター性によるものか、親友√は何だか生々しい恋愛が描かれている気がしました。 

恋愛的な価値観として、「友達みたいな距離感で付き合える人がいい」というのがあると思います。けど、そういう距離感の人だとずっと友達のままで、恋愛関係にそもそもなれないんじゃない?なんて考えてしまいます。

姫条くん親友√はまさにそれです。とても優しく、接しすい彼だからこそ恋愛というレースにおいては脱落し、親友のポジションに収まってしまう……。なんかすげーリアルだなって思ってしまいました。

ときメモシリーズは基本的には青春キラキラな恋愛模様が描かれていますが、今回は少しビターで、大人っぽい味わいを楽しむことが出来ました。


また、これは記事を書いている時に思ったことなのですが……GS無印にはデイジーやバンビ等の呼び名が無い為か、プレイ中や文章に記す上での没入感がとても強いと感じました。特に後者ですね。
GS2、3の場合はデイジーが〜、バンビは〜、と書くところを無印の場合は「私」として書いてしまうんです。
そのためか、私自身は男性なのですが、プレイしてる時、記事を書いている時にはすっかり女子高生気分です。このような経験が出来るのもまた、GS無印ならではのポイントかもしれないですね。


そして、最後に。
姫条くんのリベンジについてですが、データはあるのでチャレンジしてみようと思います。が、それを記事として書くかはわかりません。
氷室先生親友√はやろうと思っているので、そちらはプレイ次第感想を書いていきます。


記事タイトルとはやや食い違う内容になっていたり、文章がごちゃついていて読みにくい部分も多々あったと思います。

それでも、最後まで読んだくださった皆様には感謝申し上げます。少しでも楽しんでいだけたら幸いです。


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