藤枝MYFC2025年鹿児島キャンプ総まとめ。
キャンプはサッカークラブにとってシーズンの出来を大きく左右する重要なイベント。
この時期をどう過ごしたかによって選手として組織としての成長が異なっていきます。
2025年、藤枝MYFCは表面から伝わる熱いインテンシティ。
フットボーラーとしての表現力。
戦術からの『逸脱』。
挑戦に対する審美眼。
が問われています。
空港でサプライズの出迎えが起こるなど、今までに無い熱量を見せる藤枝MYFC。
このキャンプで起こった事象をまとめてみました。
よろしければお付き合いください。
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鹿児島キャンプ練習試合第1戦。
ジュビロ磐田戦
0-1で敗戦。
クラブ規模の大きい磐田さんに0-1は善戦かと思いますが、ここで飛び出す須藤語録『リメンバーシティ』。
恐らく監督の造語であるこの言葉が意味するものは「最低の試合を常に忘れるな」ということだと思われます。
と、一度の成功体験に浮かれない厳しい姿勢を取っています。
それ程までに栃木シティ戦の衝撃は大きかったのでしょう。
栃木シティ戦については僕のnoteでも触れているので、よろしければご覧ください。
しかし、そうしたコメントのすぐ後には
と続けているように、ある程度の手応えがあったのも間違いありません。
このコメントからメイン組とサブ組の力量差が伝わってきます。
実力差が自信に影響を与えて縮こまったプレイを選択してしまうことは多々ありますが、今年のテーマを表現するための気迫すら無くしてしまうのは致命的。
ピッチ内は当然として、サブ組にはピッチ外でこそ自分の思うフットボーラーの形を表現して欲しい!
総評として、キャンプ初戦としてはまずまずの出来だったのではないでしょうか。
鹿児島キャンプ練習試合第2戦。
ギラヴァンツ北九州戦
3-0で勝利!
1/27のギラヴァンツ北九州さんには3-0で勝利。
プロ2年目19歳芹生選手。
新加入ディアマンカ選手。
そして、ジュビロ磐田さんから電撃加入の金子選手がそれぞれ1得点ずつ決めました。
無失点で試合を終えることが出来たのも連携の向上を感じさせます。
鹿児島キャンプ練習試合第3戦。
鹿児島ユナイテッド戦
3-1で勝利!
この試合、すべてのゴールに絡んでいた松下選手。
加入前から仙台ファンサポーターの方々から「キック精度と発想が素晴らしい」という評価を沢山聞いていました。
その実力がついに本領発揮です。
2025シーズンのキーワードになりそうな「逸脱」。
近年、戦術が試合結果を大きく左右するサッカー業界において、チーム内のルールを守ることが正義とされているケースが多いです。
しかし、須藤藤枝は「逸脱」を求めます。
「ビッグクラブと比較して分析官が少ないので、そこで勝負するよりも現場のアドリブに任せている」という見方も出来るかもしれません。
選手同士でコミュニケーションを積極的に取らなければ絶対に結果に結びつかない、この「逸脱」。
どれだけのメンバーが心血を注いで取り組んでくれているのか。
もし、この「逸脱」が結果を生み出したら本当の意味で「HIGH ENERGY」を表現できる。
全員でその理想へ喰らい付いていって欲しい。
楽しみにしています!
鹿児島キャンプ練習試合第4戦。
ツエーゲン金沢戦
3-2で勝利!
複数得点するも、J1で活躍していたパトリック選手とガンバ大阪から加入した塚元大選手という個の能力で違いを見せる2人に決められるなど、課題が残る試合となりました。
ここまでコピペするのは品がありませんが、練習試合の総括でもあるのでお許しください。
まとめれば「決定力不足」という結論になりますが、それは世界中のサッカークラブが抱えている問題でもあります。
言い換えれば、「決定機を作る力が身に付いている」ということ。
過剰なポジティブは慢心に繋がりますが不必要に恐れることもありません。
守備面も前に人数をかけている以上、カウンターをもらう場面も多くなります。
しかし、攻勢に出ている時は「最終的にゴールラインを割らせない」という割り切った思考で立ち向かわなければ藤枝MYFCの色は出せないでしょう。
自分達の哲学を試合で表現する勇気を。
そして、サポーターはその勇気に称賛を。
僕は戦う仲間が前を向いてチャレンジすることが出来る応援がしたい。
愛のある叱咤激励。
悔しさを飲み込んだ暖かな言葉。
どちらも大切だからこそ、選手達のプレイの意図を見逃してはいけない!
須藤監督もこう言っているように「勝つことに慣れる」という中小クラブには難しい課題を克服したキャンプになったのは非常に大きな昇格です。
負けることに対する違和感、不快感を持ったまま開幕戦に挑むことが出来るのはデカすぎる。
仮に開幕戦が不甲斐ない結果に終わったとしても、「こんなもんじゃないだろ!」と藤枝MYFCに関係する全ての人が声を出せる雰囲気を作ることが出来ました。
あとは、それをどう「藤枝MYFCらしく」表現していくか。それだけ。
と、偉そうなことを言いましたが、
誰も示し合わせず、志田榛原という街の規模にも関わらず、サプライズでクラブを出迎えることが出来る藤枝MYFCファンサポーターには隙がありません。
最高すぎる!
「クラブ規模」を示す指標として、これだけダイレクトなものは無い。
そして、静岡県が空港を持っていて本当に良かった…。
街の施行がクラブに反映していることを思い知りました。
J1に行くのはいつだって早すぎることはない!
J2三年目、そろそろ飽きてきた頃でしょう。
来年は国内最高峰で超³攻撃的蹴球サッカーを見せ付ける!
やるよ!J1昇格!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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