2020年11月 4分の3ニート
アルバイトを始めたとは言え、まだまだ収入には不安があります。
そこで、父の伝手で内職を始めることにしました。
4本の電線の両側に端子を挿して、ひとつ完成したら7円。1日100本で700円です。それを月に大体20日、14000円の収入です。
最初は意気揚々とやっていた内職ですが、5日もすると嫌気がさしてきました。これを毎日やっている人はすごいと本気で思いました。なぜって、腰は痛いし爪はささくれるし手は荒れるし、身体にいいことがひとつもないからです。
おまけに要領が悪くて時間はかかるし、線を入れ間違えると居心地が悪いしで、やっていて楽しいことがありませんでした。
時間を持て余すことが多少減ったくらいです。
そこで、BGMをかけて作業することにしました。楽しくできましたが、間違いが増えました。
今度はテーブルを使ってみることにしました。腰痛は軽減しましたが、電線が散乱しました。
一気に50本片側を挿してから反対側に取り掛かったり、10本ずつ両側を挿してみたりもしました。
そうしていろいろ工夫した結果、朝ではなく夜に、BGMなしで25本→5本→20本を2回繰り返すのが1番効率よくやれるという結論に辿り着きました。減っていたやる気はいつの間にか戻り、時間もあまりかからずにこなせるようになっていました。
手荒れも、尿素配合のハンドクリームを使ったらあっさりと治りました。
そして先日、初めて内職のお給料を頂きました。ちりも積もれば山となる。まさにこのことわざがぴったりです。
さて、タイトルの4分の3ニート。このマガジンでも度々使用してきた言葉です。
これは自分が大体このくらいかな、と名付けた自分を表す言葉です。働いているからニートではない、でも家にお金を入れていないし、生活は自立していないからフリーターでもない。
そういうわけで、自分の労働時間を計算してみました。内職が1日1.5時間×週5日、それに加えてアルバイトが週1日5時間。合計12.5時間。フルタイムで働いている方は週に40時間。単純計算すると3分の1くらいですが、たまにバイトを入れないこともあるので、4分の1としておきます。つまり、4分の1フリーター、転じて4分の3ニートなのです。
そういうわけで、私は自分のことを4分の3ニートと自称します。
1年半かけて、ここまで来ました。
これから3分の1ニート、2分の1ニート、フリーターを目指して頑張っていきたいと思います。そこからさらに、自分のやりたいこと、なりたいものを探して、それに向かって進んでいける人間になりたいと思います。大切なものを大切にして、日々の幸せに感謝して、自分の人生をより実りあるものにしていきたいと思います。
ここから、です。