【ウマ娘】キャンサー杯総括とルドルフ理論に至った経緯
さて、今回はようやくチャンピオンミーティングに勝つことができたため、まとめていくこととする。
そもそもの話、僕は重課金者ではない。
天井をたたいたこともないし、SSR完凸も持っていない。
そのような男がキャンサー杯をどのように戦ったか、何を準備したかをつらつら書いていこうと思うので興味がある方はこのまま読み進めてほしい。
まず今回の出走メンバーを紹介しよう。
出走メンバー
1.ファル子
今回、一強とされていたセイウンスカイの対抗馬として人気だったウマ娘。
当然僕も今回ファル子はその要件で選出していた。
しかし、事前の仮想キャンサールームマッチでは勝つことがなかった一人でもある。
2.ルドルフ
本来選定しようとは思っていなかったウマ娘。
この枠はナリタタイシンの予定だったがタイシンをあきらめて、最終直線で強いマイルルドルフを選定。
3.ネイチャ
みんな大好きデバフネイチャ。
しかし中長距離のように、ステはある程度でデバフに全力ではなく勝てるレースは勝つ実力のあるネイチャを作りたかった。
ラウンド1の時点ではこのネイチャが有力だったため選出。
採用理由と育成理論
このメンバーを見た方は、正攻法な育成をしている方ならファル子以外の採用理由が見えないかもしれない。
しかしここには明確な理由があり、最終的な決断に至ったわけなので説明していこう。
0.準備期間
まず、僕がキャンサー杯の準備に取り掛かったのは、発表される2週間前くらい、「キャンサー杯はマイル」と噂されていた時期だ。
当初は構成をファル子、タイシン、ウオツカにしようとしていた。
その頃からウンスの一強はささやかれていたが、特に考えずに逃げ差し追込でバランスがいいと考えていたからだ。
タイシンについては以前からマイルタイシンは強いという情報を持っており、自身で作成して強さに関しては実感していたためだ。
そして黙々と準備していた時に、運営から公式に安田記念稍重の発表があった。
ここで僕のプランは一つ崩れた。
馬場が稍重だからである。
ただでさえ加速勝負の中でパワーがさらに必要となると、おそらく今の育成ではタイシンが勝つことはできず、ファル子はハナを奪われて落ちていく。
幸運にもフジキセキを引けたが育成理論が固まらず実用レベルまでもっていくことはできなかった。
こうなると根本から育成方針を変えなければいけなかった。
とりあえずルームマッチで育成したタイシンなどを試すこととした。
スピードパワーがSSあり、スタミナもBあったためステータスでは勝てると踏んでいた。
しかし結果は振るわなかった。
懸念した通り、スキル構成がはまっていなかったからだ。
対戦相手が終盤加速を多くとっていることで、タイシンは2着が精一杯になっていった。
ファルコは地固め搭載のステータス上位互換ウンスについていくことができず、終盤に失速して5位などに終わった。
これはまずい。非常にまずい。
本腰を入れて勝つための思考を巡らせた。
1.距離と稍重の馬場
まずレースに注目した。
要点を箇条書きにすると以下の通りだ。
・距離が1600mなのでスタミナをそこまで盛る必要がない
・稍重の馬場でパワーが必要
・スタミナに振らない分スピードは1200が基本になってくる
・スピードパワーの後に優先されるものは後半の加速スキル
つまり、スピード>パワー>スキル>賢さ>スタミナ>根性の優先度になってくる。
以上を踏まえるとサポカがそろっているユーザにはステとスキルで勝つことは厳しくなってくる、とこの時点で想定していた。
ではどのように考えたか。
スタミナをつぶせばいい
優先度が低い部分を叩き、一瞬の有利を作り出して勝つことをこの時点から目標にしていた。
そして、トップメタのウンスだがキャンサー杯の要求ステが高いことも含めてスタミナ責めは有効だと想定していた。
2.デバフ
相手の隙を作るといえばデバフである。
そう、単純な思考でネイチャを選定した。
まず仕上がったウンスとまともに戦おうとするのがよくない。
逃げをなくして逃げデバフメガ盛りにするような、大胆なことをしなくては勝てないと考えた。
しかし、マイルというごまかしの効かない距離で捨て駒のデバフ専を置くのは非常に躊躇した。
そこで、勝てるネイチャを作ればいいという決断をした。
ここでいう勝てるネイチャとは、ステを犠牲にしないネイチャだ。
しっかりとステータスとスキルを盛りつつ、ピンポイントなデバフを2、3個持たせる、そんなネイチャ。
最終盤で八方にらみを発動させて一瞬の隙を作り出す役割
3.エース
では、エースを誰にするのか。
ここで候補に挙がったのはエルコンドルパサー、グラスワンダー。
しかしここは有力ウマであり、対策もされる。
出来れば先行は使いたくなかったが、追い込みも育成何度が跳ね上がってしまう。
そこで、差されるデバフも考慮して差しをエースに据えることにした。
候補はいろいろあったが、星が4になっていてスキルの速度上昇値が高く、発動も容易という点でルドルフを選択した。
オグリサポカを所持していたため、豪脚神威に賭けて差し切りを狙う。
4.ウンス対抗馬(余り)
さて残りは…というところで期限が来てしまった。
ここは仕方なく一番仕上がっているファル子を据えることにした。
あとは上手くはまってくれればいいのだが。
5.作戦!
ファル子でハナを取り、最終直線でネイチャのためらいとにらみで先頭の速度を落としてファル子かルドルフで勝つ!
とりあえず走ってみよう!
キャンサー杯ラウンド1~2
結果としてチーム合計で50%以上の勝率を維持。
難なく勝ち進めた。
ラウンド2は決勝用の試験をしたこともあり、すべてをこの構成で走っていないのはご了承願いたい。
いかがだろうか。
上手くはまって勝てているといっても過言ではないのでは?というくらい八方にらみとルドルフ固有で抜いていくシーンが多かった。
ラウンド1で感じたことは、予想以上に仕上がっているウンスがいないこと。
そもそもウンスがいないことも多かったことである。
やはり、要求ステータスが高い上に星3ウマ娘となるとハードルが高いのか…
ともかくその環境も追い風となったに違いない。
ここでネイチャの選手を交代、決勝へ備える。
決勝では確実にスキルを発動したいため、賢さを多く振り差しためらいを取得。
所感としてウンスが少なく差しが勝つことが多かったためだ。
結果はいかに…
決勝Aリーグ結果
よかった…報われた…
正直ここまで入念に準備しておいて負けたらやめててかもしれない。
ネイチャルドルフ理論は探した中ではあまり見ることはなかったので独自理論としてまとめた次第である。
考え方などは上手くまとめられていないものもあるので、申し訳なく思う。
今回マイルが選ばれたので、順当にいけば次は単距離だろうか。
単距離になるともう勝てる気がしないので、キャンサーに本気出してよかったと思った。
今後いつマイルが来るのかはわからないし、環境も変わってくるだろうからこの育成はずっと有効なわけではないが、戦略として本命の要求ステータスなどを想定してどうすれば勝てるのかというアプローチもあるのだと伝えられたのなら幸甚である。