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ダグラム、かんたんに作るよ!(その4)
毎週作るよ!
そう言いつつも3週間ぶりですね、こんばんわ。
すいません、どうしても9月中旬から10月頭までやたら忙しくてですね・・・
さて、おき。
と、いうわけでMaxFactoryさんから絶賛発売中の
「1/72 ダグラム Ver.GT」をサクサクと毎週コツコツ作っています。
今回はついに塗装です、塗装ですよ!ゲリラのみなさん!!
缶スプレーで簡単に格好良く塗ってから、デカール貼りまでやります。
(↓は、前回の記事になります)
step.8「缶スプレーによる塗装」
スプレー缶で塗装作業に入る前に、やっておいたほうがいいのが『串打ち作業』です。別に鰻を焼くわけでも焼き鳥を炙るわけでもありません。プラモデルの作業です。
今から塗装していくパーツをおおまかに分けて、洗濯バサミや粘着テープを巻いた割り箸なんかでパーツを固定して塗装する場所へと持っていきます。私は今回もガレージを使用します。河原でも裏山でも浜辺でも、とにかく他人様のいない場所でやりましょう。
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上の方で「洗濯バサミや粘着テープを巻いた割り箸なんかでパーツを固定して」といいましたが、これは昭和の方法でして今は令和。現代では便利なアイテムが安価に出回っているのでこちら(↓)を使ったほうが手っ取り早いです。この猫の手という便利グッズ、超おすすめです。めちゃ便利。
(両方にクリップがついているタイプと、片方にだけクリップがついていて反対側はただの棒になっていて差し込めるタイプと2タイプありますので、状況に合わせて使いやすいタイプを選んで下さい)
ちなみに説明書には「アイアンブルー(ガイアカラー)で塗ろうな」と書いてあったのですが、私は無視してタミヤのブルーバイオレット(TS-57)で塗ります。
だってボックスアートのダグラム、かなり青みがかって見えるんですよ。
とくに1/35のダグラムのボックスアートだとそれが顕著(だと思う。多分)
そうなると、グレーがかったアイアンブルーだとちょっと違うと思うんですよ。はい。
ならば色指定を無視してでも、俺はマンガ版で塗るぜ!
俺は敢えてMaxFactoryに逆らう! なぜなら俺はゲリラだからだ!!
ブシュー!!(缶スプレーのブルーバイオレットを吹く音)
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ん? 間違ったかな・・・?
思わずアミバのような顔になる。
色味がえらい違うんですけどwwww
不安になったので取説の表紙と見比べてみる。
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そ、そんなに違いはないよな? よ、ヨシ!!(指差し確認)
迷いは厳禁と思い、そのまま続行。
・スプレー缶で塗装する場合、前にも言ったとおり
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パーツとスプレー缶の距離は、最低でもこれぐらいは離して、手首のスナップを効かせて『シュシュッ・・・、シュシュッ』と小刻みに吹き付けていきましょう。
あと、湿度の高い日は避けるのが賢明です。
さもないと
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こういう感じになって死にます。
ぜったいやめましよう。
そう言ってる私がなんでこうなったかというと、「時間もないしなー、ちょっと雨降ったぐらいならいけるやろ。ヨシ!」とガレージでスプレー吹いたらこうなりました。 現場猫すぎる。
まぁこうなってもリカバーできるのがプラモデルの良いところでして
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そこ、二度手間とか言わない。
華麗なリカバーです(力説)
そんな感じで全身をスプレー缶で塗ってみたんですが
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ブルーバイオレットで塗ってみたら、違和感バリバリwwwwwwww
あるぇ?wwwwwww
お前絶対ダグラムじゃないだろそのカラーリング。
GT版ダグラムでもない、なんか別のコレジャナイロボになってんぞ。
とは思うものの、めっっっちゃ既視感あるんですよね
と、いうかこれによく似たやつ、デロイアで見たことあった気がする
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あっ!!
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24部隊のソルティックじゃないかこれwwwwwww
カラーリングがどう考えてもコーチマsplの、それ。
ダグラムに詳しい人ほど、遠目に見たら『・・・24部隊のソルティック?』って答える人が多そうです。
マンガ版のダグラムを目指していたはずが、いつのまにか24部隊のソルティックのパチモンみたいになってしまいましたがこのまま続行します。
まぁこれはこれで味があるやろ。うん。
少なくとも笑いは取れそう(大阪人気質)
まぁ正直にいいますと、後悔はしています。
やはり取説通りに塗ればよかったw
MaxFactoryに逆らうんじゃなかったよママン・・・
step.9「デカール貼りとトップコート」
GT版ダグラムには水転写デカールがついています。
「シールと違って難しくない?」と思われがちな水転写デカールですが(実際私もやる前はそう思ってました)、結論から言いますと『シールをキレイに貼るよか断然簡単ですし、仕上がりも抜群に良くなります』
と、いうわけでやっていきます。
まずはマークセッターなるものがあるので、こちらをお買い求め頂けるとかなり楽ちんです。これは一体なにかといいますと、デカールを柔らかくする軟化剤(これによって曲面やモールドにデカールが追従してくれるのでピッタリと貼れます)と、デカール糊が添加されている液体です。
これによってデカールが貼ったあとで剥がれたり、キットからデカールが浮いたりするのを防ぐわけですね。
くっそ安くて、コスパ抜群なので、お持ちではない方は是非。
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まずはハサミで使うデカールを1つずつ切り取っていきます。
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そんなに神経質にならなくてもokです。
まぁだいたい周りを切り取れたでしょ、ってぐらいで大丈夫。
そして切り取ったらそのデカールを水入れの中にドボン。
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デカールを水に入れたらすぐ、キットのデカールを置く予定の場所に、マークセッターを塗ります。
マークセッターは糊の役目をするものの、物質としての挙動・性質はほぼ水ですのでキットに垂直に塗らず、水平に置いて塗りましょう。
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だいたい水に入れて1-3分待ってから、デカールを引き上げます。
そうするとデカールは台紙からすべって取れるようになっているはずなので、キットの上に置いてやります。
台紙ごとすべり落とすようにやってもよし、台紙から剥がしてそのまま乗せてもよし、どちらでもやりやすいほうでどうぞ。
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デカールをキットの上に置き終わったら、綿棒で水分を吸い取っていきます。最初は、垂直にトントンと “軽く突くように” デカールの上から綿棒で押して吸い取っていきます。
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「ちょっとズレたかな?」と思っても、完全に水分を拭き取るまでならば、再履行できます。そう慌てることはありません。
ただし、デカールはマークセッターによってどんどん柔らかくなっていきますし、キットに張り付いていきます。慌てず、スピーディーに進めていきましょう。
水分を拭き取る際に、普通の綿棒でも十分にやれるんですが、もしもやっていて「綿棒の繊維がデカールに絡まって、作業しづらい・・・」「綿棒にデカールがくっついてきちやう・・・」と思われることがありましたら
こちらの『プラモデル用 綿棒』を一度お試し下さい。近場の電気量販店のプラモコーナーとかにもたぶんあると思います。
大きく拭き取るのは普通の綿棒のほうでもいいんですが、最終調整とかになってくるとこちらの綿棒のほうがやりやすいと思います。
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あと、デカールをズラして移動させたりするのには爪楊枝が意外と威力を発揮します。
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貼り終わったら、あとは数時間デカールを乾燥させてから
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トップコートをかけてやります。
そして半日ほど乾燥させると
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・・・まぁ、あれです
24部隊だな、これwww
しかし、これはこれで格好いい気もするし、あとでエナメル・ウォッシュしたら青みももうちょっと落ち着いてくれて、ボックスアートに近い感じになってくれることでしょう(楽天家)
本日は塗装とデカールの工程を済ませました。
次はいよいよ最終工程、ウェザリングです。
個人的にはプラモデルをやっていて一番楽しいところです。
むしろこれまでの作業はウェザリングを楽しむための下ごしらえと言える、とすら思っています。
ウェザリングをやったことのない方も、この機会にぜひ一度挑戦してみて下さい。未経験だと色々と難しそうに感じるかもしれませんが、要は『子供の頃にやった泥遊び』です。
俺はこんな感じに汚すぜー!と、楽しんで汚していきましょう。
今回も乱文・駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
次が多分最終回で、来週か再来週に書き上げさせて頂くことになるかと思います。宜しくお願いします。