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ダグラム、かんたんに作るよ!(その1)

作るよ!

と、いうわけでMaxFactoryさんから絶賛発売中の
「1/72 ダグラム Ver.GT」をサクッと作っていきます。
「できるだけ簡単に」それでいて「プラモ作りの奥深さと楽しさ」を少しでも体感して頂けるような製作記にします。

日頃はプラモを触らないそこのあなたも、これを契機に一緒に楽しんで作ってみませんか?
「ダグラムのプラモ?作品は好きだけど、どうせ作るの難しいんだろ…」
という謂れのない誤解を解いていく所存。

なんでそんなに自信満々なんだよ、とお思いの方もおられるでしょうが

ver.GTダグラムは、簡単に作れるキットのはず
(理由:クラブガンナーやデザートガンナーのキットが、めっちゃ作りやすかったため。あれより新しい製品であるver.GTダグラムが作りにくいわけがないでしょう常識的に考えて・・・、というのが私の根拠です)
(ちなみに作りにくかったら文句たれます。忖度なしです)

◆方針

・初心者でも作れる制作記を目指す
・缶スプレーなどで簡単に仕上げる
・幅詰めや延長、スタイル変更などの難しいことはしない
・ディティールupパーツなどは使用せず、箱の中のものだけで勝負
・デカール貼りと、お手軽な簡単ウェザリングはやる

以上です。

気軽にやります
簡単にできます
誰でも作れます
楽しいです
(趣味だから当たり前ですが)


「プラモデルなんて子供の頃に数度作ったきりで、まるで素人だが・・・?」
という、この記事をご覧のそこの貴方のためにやります。


では、さっそく始めさせて頂きます。



step.1「箱を開けて色々と堪能する」

(太田垣さんの手による迫力ある動きの箱絵)

そこからかよ!!

と、つっこんだ方もおられましょうが、はい、ここからです。
箱絵はプロがデザインし、プロが描いた「仕事の成果」です。すなわち、貴方が払ったキット代金の一部もここに含まれています。
これを楽しまないのは明らかに損でしょう。

こんなふうに戦闘中のポーズで格好良く俺を作ってくれても良いんだぜ?と言わんばかりの躍動感のあるボックスアート(箱絵)によって
「このキットはガシガシ動くぜ!!」ということが、手に取った人にしっかりと伝わってくるようです。
迫力のある構図ですし、技量が上手くなったらこういうポーズでジオラマとか作りたくなっちゃいますね。

さらに箱の中を除くと色とりどりのランナーと、カラー化された説明書。
それにダグラムカラーの案内書きまで入っています。

(個人的にはダグラムカラーの再販を熱望しています)


説明書もわかりやすく書かれていますし、ダグラムのカラー設定画や、白黒の設定描きが添えられていることによって気分も高まります。
この説明書も、プロの仕事の成果である、ということはそこを楽しませてもらわないのは勿体ないのではなかろうか?と思うのです。
やはり(できるだけ)ご飯は残さず食べるべきだと思うのです。昔、にほんむかしばなしでお寺の和尚さんがそういうこと言ってた気がする。

(設定描きは、製作時にディティールの確認などにも使えます。
「あれ…これはモールドか?それともただの分割線か?」と悩むことはプラモ製作時にたびたび起こるので、設定画をみて確認できるのは助かりますね)

組み立て時の説明も、かなりわかりやすく書かれており、間違いやすい場所などにはわざわざ図説を入れてくれる懇切さ。
「この製品は初心者にも手にとって欲しいものなんです」という、このキットを作成した人たちの意図が読み取れる気がします。
こういうプロダクト側の人と、組み立てて作る我々との “声を上げないやり取り” も、プラモデルの楽しみだと思うんですがどうでしょうか。



ゆっくりと酒でも呑みながら、ないしスイーツでも食べながら
「俺様はこのダグラムをどうやって作ってやろうかな。ククク・・・」
「ダグラムを好き放題できるなんて、あのフォン・シュタイン大佐にだってできなかったことぞ?」
と妄想に浸りましょう。

今回の制作記で書き連ねていくステップとしては

1.組み上げて終了(一番かんたん)
2.組み上げてトップコート吹いて終了(次にかんたん)
3.組み上げて缶スプレー塗装してトップコートして終了(三番目にry
4.デカールまで貼っちゃえ(挑戦心が素晴らしい!)
5.簡単ウェザリングにも挑戦だ!(模型の一番の楽しみへようこそ)

と、このようになっています。
(下に行くほど手間がかかります)

私は最後のウェザリングまでやりますが、一緒になって作ってくださる方は何処でやめていただいても結構です。今回の制作記は「誰でも作れるダグラム」とともに「気軽に楽しめるダグプラ」もメイン・テーマですので。
*(ダグプラ=ダグラムのプラモデル)

どこでやめても作る人の自由ですし、どこまで突き進んでもまた自由です。
自分が楽しいと思うところまでやる。これがプラモの良さであり、楽しみ方の一つだと私は思います。

最初の「組み上げて終了」で止めてもよし、「ウェザリング工程まで行く」のもまたよし。キットが貴方の手元にある以上、貴方の意思で好きにしても良いものですし、作り上げたキットは貴方の意思が反映されているので(程度の差はあれ)作品である、ということになると私は思います。
ここが既製品とは違う、プラモの魅力の大きな一つでしょう。

その魅力は、キットを買った人がそれぞれに決めて良いのです。

最高かよ。




step.2「工具を揃える」

いやまぁ、手もぎとか爪切りでキットを作れないことはないんです。
ないんですが・・・っ!

ですがまぁその、ニッパーとカッターと紙やすりと接着剤ぐらいはあったほうが、結局はストレスフリーに作れていいんじゃないかなと愚行する次第。
せっかく買ったキットなんだし、そこそこ綺麗に格好良く作りたいじゃないですか。

と、いうわけで以下。製作にあたってあったほうが良いツールたち。

(左から、デザインナイフ・カッターナイフ・紙やすり・ニッパー)

ニッパーはどこでも売ってるタミヤの精密ニッパーが平均的かつ高性能に使えると思っています。すべての局面に於いて「安定して使いやすい(一番良い性能ではないが常に上位に食い込む)」ので、かなり気に入っています。

紙やすりは#240、#320、#400と3つの番手(ヤスリの粗さ)のものがあれば今回は十分だと思います。タミヤさんから発売中の紙やすりセットがあればもうそれでいいんじゃないかな、と。
ちなみに私は神ヤスセットを使っていますが、ぶっちゃけどっちでもいいと思います。売り場に行って、あるほうを買う、でいいでしょう。
ちなみに「三種類も紙ヤスリ買うのかったるいんだが?」という方は、#240番手の紙ヤスリさえ買っとけばなんとでもなると思います。

それと、ナイフはカッターナイフがあれば十分です。刃先がパキパキ折れるやつです。切れ味が鈍くなったら、すぐ交換できてGood.
私はデザインナイフも併用していますが、これは「刃の部分が分厚いのがパーツ加工に便利」なのと、あとは単純に「手に合う」ので使ってるだけで、普通にカッターナイフが一本あればそれでしばらくは困らないと思います。
もし「他のナイフもあると加工に便利だな…」と思ったら、それはそのぶんあなたが上手くなった証拠なので、それはそう思った時に新たに買い揃える、でいいと思います。
ダグラムを取説通りに作るのにはたぶんいらんと思う。

画像にはないのですが、接着剤はタミヤの白ブタと緑ブタがあれば完璧だと思います。
いちおうこのver.GTダグラムは“接着剤は不要のスナップキット”という触れ込みにはなっていますが、背中のリニアカノンやターボザックがモナカ割りなので、あったほうがいいんじゃないかなぁ、と。
(メインの用途は秘技「接着剤ムニュによる合わせ目消し」)
個人的には白ブタだけでいけるだろうと思っています。

白ブタ=タミヤセメント
緑ブタ=タミヤセメント(流し込み)


以上になります。

さあ、明日から作っていきますよー!

ちなみに次記事がこれです。


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